天才を描く漫画家!曽田正人のおすすめ作品をランキング!

曽田正人

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漫画家、曽田正人(そだまさひと)。

天才を描かせたらこの漫画家の右に出るものはいない。

どの作品でも主人公は最初から才能全開の天才タイプ。天才ゆえの葛藤や不安をこれでもかとアツく描いている。

夢を追いかけて頑張る主人公の姿に、ついつい読んでる自分もじっとしていられなくなるパワーがあって、読んでるうちにどんどん惹き込まれていく。

消防士が題材の「め組の大吾」では小学館漫画賞、モーターレーサーが題材の「capeta」では講談社漫画賞を受賞した実力派。

他に、バレエダンサーが題材の「昴」、ロードレーサーが題材の「シャカリキ!」など、どれも外し無し!

アツい天才が読める、曽田正人のオススメ作品ランキング!

5位 昴(すばる)

(作品解説)
幼き日に双子の弟「和馬」に言ってしまった言葉が、弟を死に追いやってしまった。
そんな自責の念を抱え、踊るためにすべてを切り捨てて生きる少女「すばる」。
生まれ持った才能と努力の末に彼女はプロのバレエダンサーとしての道を歩んでいくことになる。

(感想)
なんと、バレエ漫画を描きたいと思ったものの、少年漫画家の曽田正人はバレエの知識が全くなかったため、自らバレエ教室に通いダンサーの厳しい世界を見てきたという渾身の作品。

とはいえこの作者のいつもの主人公=天才設定の為、現実的ではない描写も多いけど。

面白いとは聞いてたけど、女性主人公ということでなんとなく敬遠してた。ただでさえ曽田正人の漫画は感情移入しにくいんだもの(笑)

連載からだいぶ経ってから読んだけど、確かに面白かった。あの荒い画の生み出す迫力が、少女漫画とは違う独特の緊張感と生々しさで、青年誌で連載していたのも納得。

かといって昴好きな人はテレプシコーラもおすすめですよとは言えない。逆もまたしかり。

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4位 め組の大吾 救国のオレンジ(めぐみのだいご きゅうこくのオレンジ)

あらすじ・作品解説
『め組の大吾 救国のオレンジ』は、特別救助隊に所属する若き消防官たちの奮闘を描いた作品。
主人公の消防士、十朱大吾(とあけだいご)は、過去の失敗から成長し、斧田駿、中村雪といった同期の仲間と共に数々の危機に立ち向かっていく。
一方、消防監に昇進し、東京消防庁警防部に赴任していた甘粕士郎は、新たなレスキューのスペシャル集団「め組」を結成すべく奮闘していた。
火災や災害現場でのリアルな救助活動と、大吾たち救助隊の絆を丁寧に描写した、前作『め組の大吾』の続編。
2023年にテレビアニメ化されている。
(共同原作:冨山玖呂)

前作の魂を受け継ぐ、新たな消防士たちの熱いドラマ!

おすすめポイント・感想・レビュー
今作の主人公は違う大吾だと知って、最初に思ったことは、

「読者は朝比奈大吾の『め組の大吾2』が読みたいんだよ。曽田正人全然わかってないわ~。」

ごめんなさい。いざ読んで見れば最高の続編でした。

前作以上にリアルな絵柄で迫力のある絵柄!救助の緊迫感と臨場感も前作以上!

前作の人気や過去の栄光に甘えることなく、完全に独立した作品としてめちゃくちゃ面白い。

毎巻ごとに心を揺さぶるストーリーが待っています。

前作とのつながりは?
世代が代わり主人公は違うものの、前作と同じ世界線で完全に同じ時系列上にある作品。

ジョジョシリーズのように、名前が一緒だけの別作品として楽しめるクオリティですが、やっぱり旧作との絡みや、前作キャラの登場シーンは嬉しかった。

新世代の主人公たち成長物語
今作はダブル主人公で、消防士たちの成長が描かれます。

当初は凡人の駿の視点から天才「十朱大吾」を描いていく作品かと思っていました。

天才を支える仲間ポジションのキャラなのかと思いきや駿の成長が半端ない!

数々の天才を描いてきた曽田正人だけど、駿はこれまでにはいなかった天才キャラだと思う。

途中からは完全にダブル主人公に。残る一人の雪の活躍にも注目です。

こんな人におすすめ
前作『め組の大吾』とは異なる新しい視点から物語が展開され、旧作ファンも新規読者も楽しめる作品です。

レスキューの内容も現在の時代に合わせて変化しています。

救国のオレンジから入って、前作に戻るのもあり。

とりあえずランキングはこのへんで。完結したら前作超えるかも。

甘粕の登場には感動したものの、当初は朝比奈大吾が全然出てこなくて少しがっかりしていました。

けれど読んでいくうちに、そんなことはどうでもいいほど面白い作品だと気づく。

とはいえ、ようやく姿を見せた朝比奈大吾の登場にはやっぱり感動しました。

ヒット作の続編は、旧作のメンバーを美化して描きがちだけど、みんなちゃんとおっさん。大吾渋すぎない。笑

毎巻、熱すぎる展開に涙が止まらない!

類似作品 こちらもオススメ!

多くの過去の漫画のリバイバルが前作を超える事ができずに失敗する中、ゆでたまごの『キン肉マン2世』、つの丸の『たいようのマキバオー』、ハロルド作石の『ゴリラーマン40』などは、『め組の大吾 救国のオレンジ』と同じく、前作を超えるほど面白い名作続編なので、前作を読んだことがある人なら是非読んで見て欲しい。

3位 め組の大吾(めぐみのだいご)

(作品解説)
幼いころに火事から助けてくれた消防士に憧れて、消防士になった朝比奈大吾。
さまざまな苦悩を経て、成長する主人公、大吾の熱い消防士の物語。

(感想)
第六感で火事場を乗り切ることができる消防士がいたらどうしますか?

曽田作品に共通する「天才(天災)」がここにも!

一見ハチャメチャな言動を取る大吾。時には現場にさらなる危険をもたらすことも。

でも、なぜか彼の言うとおりにしたら最終的にはみんな全員助かっちゃった。

めでたしめでたし。んなことあるかい!と突っ込みを入れながら読んでみるのも楽しいかもしれない。

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類似作品 こちらもオススメ!

『め組の大吾』と同じような救助隊の活躍を描いた作品だと、海上自衛隊の特殊救難隊を描いた久保ミツロウの『トッキュー!!』。海上保安官の海難救助を描いた佐藤秀峰の『海猿』も有名です。

2位 capeta(カペタ)

(作品解説)
小学4年生の平勝平太は、父が作ったレーシングカートと仲間の後押しで大会に出場することになる。
そして、次第にレーシングカートの世界へ魅了されていく・・。
2005年にアニメ化され、講談社漫画賞少年部門受賞した。
漫画家、曽田正人の代表作品の一つ。

(感想)
平勝平太、通称カペタ。
「小学生編」の時が一番楽しみに見てた!

レーシングカートをするのにはものすごくお金がかかるけど、それをカペタの才能でカバー。金持ちの選手をシュンシュン抜いていく。そんな描写が痛快!

頑張れって応援したくなるし、源奈臣とのゴール前のバトルも熱い!!

アニメ版と漫画版でストーリーが少し違う部分があるので、見比べてみるのもオススメ。

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1位 シャカリキ!

(作品解説)
坂バカと呼ばれる野々村輝は自転車で上り坂を制覇することに至上の喜びを感じていた。
高校に入学した輝は同い年の由多比呂彦や先輩の鳩村大輔達とともに実力を磨きツール・ド・おきなわに出場することになる。

(感想)
やっぱりこれも天才主人公!

落車事件からの輝の復活と覚醒には、読んでいて背筋がぞくぞくした。

主人公がとにかく無口。これ以上無口なのはゴリラーマンくらいじゃなかろうかw

作品の面白さの割りに知名度はそれほど高くないのが残念。掲載誌のせいなのか?もっと有名になってもよかった気がする。おすすめです。

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あとがき

あなたがランキング1位に選ぶおすすめ作品はどの漫画ですか?

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ランキングはシャカリキが1位。

曽田正人のマンガって感情移入出来ないタイプの主人公が多くて、なかなか入りこめない。なのに読むと面白いというフシギ。

登場人物たちのリアルな葛藤や不安などの心理描写が秀逸なのと、テンポの良いストーリー展開で、一度読み始めると最後まで一気に読みたくなる。

作品名を知っている人は多いけど、作者名と結びついていない人が多いようなので、もっと認知されるべき漫画家だと思う。

1 COMMENT

a

テルは天才とは違うと思う。
ただ「自転車バカ」なだけ。
狂人ではあるけど。曽田作品中でもトップクラスの。
その精神性が才能だと言えばそれまでだけども。

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