感動必至の泣ける漫画!一色まことのオススメ作品ランキング!

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一色まこと(いっしきまこと)は、日常にフィクションを織り交ぜたほのぼのと温かい作風の女性漫画家。

代表作「花田少年史」では、どこにでもあった90年代の田舎に突如主人公の一路に見えるようになったオバケとの等身大な笑いと、ほろりと涙を誘うような温かさを描いている。

なんといってもこの漫画家のすごいのが、もう一つの代表作といえる「ピアノの森」での心理描写、そして音の描写だ。

他の音楽漫画でも類を見ないすさまじい漫画家のポテンシャルを感じさせてくれる。

今回は感動作品だらけの一色まこと作品のおすすめランキング!

4位 ハッスル

(作品解説)
複雑な家庭環境に居た主人公リンダが、舞妓からブロレスラーに転身する一風変わったストーリー。
一色まことのほのぼのした絵風からは想像できない、ハードなバックボーンを持つ主人公が、好きな事の為に華奢な体でプロレスラーになる夢を叶えるというのは、少々共感しにくいキャラ背景と内容。
だがそこは漫画家一色まこと。
そのキャラの持つひたむきさ、独特な個性は作者のこれまでの作品同様に愛着を持てる。
特殊な背景を持つ主人公、でも一見ポジティブ。

(感想)
とってつけた設定な感じがして、個人的には漫画だとあまり感情移入は出来ないタイプ。

だけど一色まことが描くなら別だ。

躍動感があって感情豊かな人間臭い主人公リンダに好感が持てる。

一色まことの描くキャラはどの作品でも全体的に幼さのある可愛さが魅力。

感情が炸裂するとめちゃくちゃ表情を崩し、鼻水や涙で顔を汚すという定番の描写は今回の作品でも見られる。

でもそれも理解出来るくらい、「感情を抑えられなくなる時って人にはあるよなぁ・・・」と考えさせられる話の展開はさすが。

3位 出直しといで!

(作品解説)
主人公の「森下茜」を中心としたドタバタで楽しい高校生活。
出て来るキャラクターがどれも面白いのもこの作品の魅力。
ギャグマンガのようでありながら後半はシリアスなシーンも多く感動させられる。


出直しといで! 1 (講談社漫画文庫 い 3-5)

(感想)
最初はドタバタのギャグ漫画だったけど読み終わった後は感動させられた!

主人公が魅力的だけどその他のキャラクター、脇役でさえも謎の魅力があって本当に面白かった。

結局はバスケの試合中に怪我をして選手生命が終る結果になってしまうけど、悲壮感などはまったく感じなくて見事なまとめ方だったと思う。

2位 花田少年史(はなだしょうねんし)

(作品解説)
舞台は日本の田舎。
事故で死にかけた花田一路はそれ以来、幽霊が見えるように。
幽霊からの様々な頼みごとを解決しながら一路が成長していく姿を描いていく。
アニメ化、映画化もされた一色まことの代表作のひとつです。

(感想)
眼が乾燥する、眼にゴミが溜まってる、そんなあなた!

ぜひ読んでほしい!

眼がスッキリしたあと、自分の中の「悪い心」が洗い流さてピュアな心に戻れる。気がする。

ほとんど全話泣けちゃうわけだけど、特に「俵崎春彦」の話が好き。

一路の体を借りて自分の娘と対面するシーン。退院して自分の体で加奈と再会するシーン。涙無しには読めないです。

一路が子供ながらに幽霊からの依頼を一生懸命に解決することで、一路の成長する姿がすごくよく描かれています。

子供って、いろいろな経験を積んで成長していくものなんだなぁ。としみじみ。

「ピアノの森」もいいけど、「泣き」においてはそれ以上感動をくれるおすすめ漫画。

ランキング1位と2位は完全に好みだけ。どっちが1位でもいいくらいどちらも名作。

1位 ピアノの森

(作品解説)
複雑な家庭環境に育ったカイを主人公とし、天才ピアニストとして開花していく過程を描いた青春漫画。
第12回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞し、2007年にはアニメーション映画化も。

(感想)
カイとそれを取り巻く人々との関係が面白かった。

各キャラクターにそれぞれが心に少なからず過去に重たいものをもってるんだけど、それでもそれを普段感じさせない強さをそれぞれが持っている。

そして、その隠していた重たいものがあふれ出したとき、周りの仲間やライバル、そしてどんな時でも美しい音楽に救われていき解決ないし解決に向かって前を向く姿が描かれる。

このなんともいえない温かさは、漫画家一色まことにしか表現できない。

またマンガには少ないピアノを題材にしたところも新鮮。ピアニストという特殊な世界を分かりやすく身近に感じさせてくれました。

そして、目に見えない音楽を表現する能力がとにかくすばらしい。

ピアノの演奏のシーンが物語後半にはコミックの半数を占める割合になっていくんだけど、とにかく飽きさせない!

一色まことの繊細な線で描かれる音たちは美しい!

そして、単に美しいだけでなくリズムよくページをめくらせる不思議な魅力がある。

個人的にはピアニストの漫画としては、面白さはのだめの方が上。(笑える、読んでて楽しいという意味で)

全体的な完成度や作品の雰囲気はピアノの森の方が好き。

ヤングマガジンアッパーズから廃刊を経てモーニングで再開した後も、隔週連載から不定期連載になったりしていた。

やり残しもなくきちんと最後まで描き上げてくれたことにただただ感謝。

あとがき

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最新作がランキング1位になる漫画家は久しぶり。過去の名作を超える傑作作品を描いてくれる貴重な漫画家。

花田少年史とピアノの森はどっちもおすすめ。花田少年史のギャグ路線が合わなかった人にもピアノの森は読んで欲しい。

休載が多いのが心配だけど、これからも面白い作品を描き続けて欲しい。

1 COMMENT

ケイオス

1987年当時は二十歳そこそこで、次の日の予定もままならず、将来像も漠然としていた自分がハマった作品が、『出直しといで』でした。当時はスピリッツの発売日が待ち遠しかったものです。あれからかれこれ30年、改めて出直しといでを買いました。若い頃、考えもしなかった感情が満ちあふれて、約20年前に完結した漫画に今、再ハマり中です。

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