【圧倒的心理描写】福本伸行のおすすめ漫画作品ランキング!

福本伸行

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ざわ…ざわ…ざわ…

そう!これだけでわかる強烈っ・・・なアイデンティティっ・・・!
カイジで有名な漫画家、福本伸行(ふくもとのぶゆき)だっ・・・!!

ギャンブル漫画じゃ福本の右に出るやつはいないよな。
絵が下手だって?鼻が長すぎ?アゴが出すぎ?

違うこれはKOSEIだ。

ギャンブル漫画のドロドロとした世界観に
キャラを立たせる、この作画っ・・・!まさに天才っ・・・!

福本伸行自身、ギャンブラーだけあって、
緊迫した雰囲気や頭脳戦の描写がホントにうまい。

今回はそんな福本伸行のおすすめ作品ランキング!

番外 1日外出録ハンチョウ(いちにちがいしゅつろくハンチョウ)

あらすじ・作品解説
利根川に続き、カイジシリーズのスピンオフ第二弾!
今回の主役は「賭博破戒録カイジ」の地下チンチロ編のボス大槻。
本編でも登場した「1日外出券」を使った、24時間の地上生活の様子を描く。
時代設定は現代(連載時)となっていて、原作の時間軸は無視している
福本伸行からも「好きにやっていい」と言われており、原作に縛られない面白さが魅力。
地上のグルメを中心に、大槻とその側近沼川、石和らが限られた1日を楽しみ尽くす1話完結ギャグ漫画。
「中間管理録トネガワ」の数話をジャックする形でハンチョウもアニメ化されている。
(原作:萩原天晴・協力:福本伸行・作画:上原求、新井和也)

カイジの飯テロスピンオフ作品!

おすすめポイント・感想・レビュー
今度の主役はハンチョウこと大槻!

第一弾の利根川は原作でも重要な悪役だったし、それをサラリーマンギャグ漫画にしたことでインパクト大な作品だった。

けど、大槻は「今日がんばった者…今日がんばり始めた者に​のみ… 明日が来るんだよ…」みたいな名言こそ残したものの、利根川とは比べ物にならない小物。

正直、利根川と比べるとグレードダウンが否めない。

トネガワ人気に完全に便乗・・・典型的な二匹目のドジョウパターン・・・あるかそんなものっ・・・バカどもがっ・・!!

そう思っていた時期が私にもありました。笑

面白い!なんなら利根川よりも!

原作リスペクトしつつ自由にアレンジ!

原作は今回も萩原天晴。作画担当は上原求×新井和也と別の人になっていますが、相変わらず福本伸行本人かと思うほどの原作再現度です。カイジスピンオフの作画は全員アシスタントなのかな?

連載開始初期は、「ノーカン!今のノーカン!」などの作中の名言をネタにしたり、よくある飯漫画に福本節のエッセンスを加えたグルメ漫画という感じで、ハンチョウ版「孤独のグルメ」といった作風。

それでも十分面白かったけど、回を重ねるごとに大槻、沼川、石和たちのキャラが独り歩きして、原作セリフに頼る必要がないくらい面白くなっていきます。

大槻も変にいい奴になることもなく、相変わらず小悪党のまま。けどそこに愛嬌が加わったことで、見事に愛すべきキャラに昇華しています。

良い意味で原作から離れていって、原作に忠実すぎず、けど原作リスペクトを忘れない作り。ここまで原作を壊さずにキャラが立ってるスピンオフ漫画もそうはないと思う。

トネガワは1巻の面白さが圧倒的だったのに対して、ハンチョウは尻上がりに面白さが増していく感じ。

パターンの幅が広い!

  • 気になっていた店の食べ歩き
  • 大槻のこだわり料理
  • クズたちからより搾取する為の商品開発
  • 他班との権利の奪い合い
  • 中年旅行
  • あるあるネタ
  • 時事ネタパロディ
  • SF回

などなど、どんどん増え続ける笑いのパターンに飽きを感じる暇がありません。

トネガワはサラリーマンというシチュエーションの中で、ネタをひねり出してた感じだったけど、ハンチョウはとにかく自由。

商品開発の回なんかこち亀を読んでいるようです。柿ピーアンリミテッドとか発想が完全に両津勘吉。笑

同じスピンオフでもトネガワとはきちんと棲み分けができてるし、ハンチョウの方が原作読んでなくても楽しめる作品になっています。(もちろん原作読んでた方が100倍楽しい)

大人の遊び方を書いた教科書と言っても過言ではない

グルメ漫画として紹介されてることが多いけど、実際には大人の休日漫画といった感じ。

大槻たちの過ごす休日は誰にでも真似できる。なのに出来ない自分がいる。だから羨ましい。

大人の遊び方を教えてくれる最高のギャグ漫画です。

平日は仕事、たまの休みは寝て過ごす。そんなサラリーマンにぜひ読んで欲しい。

時事ネタも多いギャグ漫画なので、なるべく早めに読むことをおすすめする。

脳内グルメ首脳会談や、勝手にブルボンのお菓子ドラフト、君の名はのパロディなどやりたい放題のハンチョウ。

中でも一番好きなのが、少年時代や思春期など昔を懐かしむノスタルジー回。

大槻、沼川、宮本が3人でmixiの日記を読み返す回はめちゃくちゃ面白かった。

登場人物と年が近ければ近いほど、シンクロして親近感が湧く回が多いはず。

30代~50代の読者なら、自分でも忘れてかけていた記憶の扉をふいに開かれて、エモい感覚に襲われる回がきっとある。

「気付けば読み返してしてしまう・・・・何度でも・・・・・・!だから・・・・だからどうか連載だけは・・・・続けてくれ・・・・!灰になるまで・・・・!」

超えて来た!ワシの予想を遥かに上回る面白さ!これにはワシも大草原www

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14位 賭博堕天録カイジ(とばくだてんろくカイジ)

(作品解説)
カイジも3シリーズ目に突入。
こちらはパチンコ沼を攻略し、カイジが地下から開放された後から始まる。
沼で協力者となった坂崎家に入り込んでまた、ダメ人間の生活に戻ってしまっているカイジ。
さらに悪い事に坂崎家の娘に見初められており、坂崎のおっさんからは邪魔者扱いされているところから、地下労働施設時代の仲間に助けて欲しいと頼まれて、麻雀「17歩」に挑む事に。
内通者ありの簡単な勝負と思っていたカイジだが、勿論今回も期待を裏切らず騙されて勝負の深みへとはまっていく。
今後の重要なキャラクターとして、兵藤会長の息子、和也が登場。

(感想)
正直麻雀はどうかなと。

他の作品でこすり過ぎなので。

もちろん正統派麻雀ではなく、騙しあり、ずる有りの特殊ルール麻雀。

今回の敵役の村岡も今までのライバル達と比べると小物感が。。
キャラは過去最高に振り切ったいい味なんだけどw

もちろん読んでる最中は面白いけど、他のシリーズと比べるとちょっと落ちる。

13巻で17歩のみだし。

しかし、福本伸行もブス描かせたら天才的な漫画家だな。
また1人漫画ブスキャラランキングにノミネート出来るキャラが生まれた記念すべき作品。

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13位 賭博堕天録カイジ 和也編(とばくだてんろくカイジ かずやへん)

(作品解説)
変速麻雀17歩で有名な賭博堕天録カイジの続編!
帝愛グループトップの兵藤の息子「カズヤ」とのまたもやギャンブル!
麻雀を終えて連れてカズヤに行かれたのは、気味の悪いお店。
ここで行われる、新たな頭脳ゲーム。

(感想)
え、カイジギャンブルしてないw

どんどん1話1話が長くなってるし、
マリオやチャンの回想シーンて必要か?

絶対今後のレギュラーキャラにはならないだろ。

友情確認ゲームはつまらなくはないけど、
そこまで面白いもんでもなかったな。

和也の人物紹介とギャンブル前の前哨戦で10巻はないわ。

カイジシリーズというひいき目で見てもランキングは低くなる。

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12位 賭博覇王伝 零 ギャン鬼編(とばくはおうでんぜろ ギャンきへん)

(作品解説)
前作、賭博覇王伝零で死んだと思われた零が再び登場!
前作から数年後のストーリー。
今回も頭脳ゲームかと思いきや、何故かスポーツのゴルフからスタート。

(感想)
あれ、別マンガになっちゃった。

単純に前作の続きで良かったんじゃないか?

ストーリー的にも、ギャンブルの内容・勝ち方まで、
前作の良さがない。テンポが悪くなるのは他作品と同様…。

後半の喜十郎編は推理物として、零らしさはあるけど、
ギャンブルじゃないのでヒリヒリする心理描写はない。

例によって完結せずに第二部終了。
続き書いてくれるのか?

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11位 賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編(とばくだてんろくカイジ ワンポーカー編)

あらすじ・作品解説
「賭博堕天録カイジ 和也編」の続編。
和也との友情ゲームをなんとか乗り切り、マリオとチャンを救ったカイジ。
いよいよ、和也坊ちゃんとカイジの直接対決が見れるワン・ポーカー編に突入。
和也に連れられ始まったのは命をかけ特殊なポーカー勝負だった。

おすすめポイント・感想・レビュー
今回のギャンブルは変則ポーカー。最近は既存のゲームの変則ルール対決が多いね。

これまで大胆なイカサマで数々のな修羅場をくぐり抜けてきたカイジ。

でも今回のポーカー勝負は、強い数字のカードを出した方が勝ちという単純な真剣勝負。なのでどう勝つのか、また負けるのか展開が読めない!

和也はイカサマをしないと信じていいのか?仲間はグルではないのか?

真剣勝負なのか、イカサマ勝負なのか悩むカイジの心理描写が面白い。一勝負ごとにめちゃくちゃ裏の読み合いをしてます。

そして、ワンポーカー編はなんといっても和也。親の七光り、御曹司としての世間知らず感がよく出てた。

人間臭い和也を楽しもう。

カイジのライフがなくなった時にマリオとチャンが自らの命を差し出すところ!

今まで仲間に裏切られ続けてきたカイジだけに、友情を超えた熱い展開でした。

結局和也も保身に走ってイカサマしてしまったことで、見抜かれてついにカイジ勝利!

それにしても、カイジ。よくその仕掛けを見抜いたな!

さすがにやりすぎ感も否めい。笑

友達が欲しかっただけ…なんだ!

10位 賭博堕天録カイジ 24億脱出編(とばくだてんろくカイジ 24おくだっしゅつへん)

あらすじ・作品解説
和也とワンポーカーで死闘を繰り広げ、なんとか勝利したカイジたち。
約束の24億を手にしたが、和也の部下である帝愛が素直に渡すはずもなくカイジたちを追い詰めていく。
あの手この手で、帝愛の包囲網を潜り抜け逃亡生活を図るカイジ、チャン、マリオの3人。
果たして、24億を手にしたカイジ達は無事逃げ切ることができるのだろうか…!

おすすめポイント・感想・レビュー
一体いつまで続くのか、堕天録。笑

恐ろしいことに、2004年から始まった「賭博堕天録」「和也編」「ワンポーカー編」と、作中ではほぼ1日の出来事だっていう…汗。

今までのカイジシリーズは、なにかしらのギャンブルをやって敵を出し抜いて行くという話だったけど(和也編ですらゲームはあった)でしたが、今作は完全なる逃亡劇!

ギャンブルなしのカイジはある意味新鮮。マンネリ防止にはちょうどいいのかも。最近はギャグ要素多めになってきて、むしろ黒沢の世界観に近いくらい。

そして、1996年、賭博黙示録の連載開始から初めてカイジの母親登場!

そういえばフリーターで上京してきてて、母親いる設定だったっけ?連載長すぎてもういろいろ忘れてる。

予想外にぶっ飛んだキャラでした。

はたして逃亡劇の結末はどうなるのか?

連載中なのでランキングはとりあえずこのへんで。

今回ついにカイジが坂崎に金を返しに行きます。

24億の元手が坂崎からもらった厄介払い料の300万円だったことを何人の読者が覚えていただろうか?笑

人生はいつだってどまん中だ!

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9位 アカギ 〜闇に降り立った天才〜

(作品解説)
革命的な打ち方であらゆる勝負に勝利するアカギを描いた麻雀漫画。
中学生のアカギが突然、南郷の代打ちとしてヤクザと麻雀を!
ここからアカギの才能が開花する。

(感想)
最近では閻魔大王が登場しており、もうわけがわからない!

1巻の名言「ソーズは全滅さ」がもう納得しすぎてふるえる!

鷲巣麻雀以前までは面白かったなぁ。
最近じゃもういつ終わるかわからなくなってる。

1巻で1局終わらないとか、さすがに進みが遅すぎる。。。
どうやったらこんなに話を引き伸ばせるんだよってつっこみたくなるw

アニメ版くらいの長さで終わってれば…

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8位 新黒沢 最強伝説(しんくろさわさいきょうでんせつ)

(作品解説)
あのさえないが、伝説を生み出したおじさん、黒沢が帰ってきた!
今回も人間として信じられない行動が盛り沢山。
帰ってきた黒沢の新ストーリーを堪能せよ!

(感想)
前作があのラストだったから、
スピンオフ系なのかと思ってたら完全続編!

前作の打ち切りからまさかの復活!
「馬鹿は、生きなきゃ治らない。」のだ。

前作の連載終了から8年後の世界。
そこまでリアル時間に合わせなくても(汗)
前回の44歳でさえ未来ねえなと思ってたのに、
さらに取り返しのつかない年齢にw

前作大好きだったので、
ギャグのノリや面白さが変わってないのはうれしい。

ただ、黒沢がちょっとダメな奴になりすぎかな。
(まあ前からダメなんだけど)
面白いけど前作のような、
共感出来る箇所が減ってしまったのは残念。

社会人だった黒沢が、ただのホームレスになってしまったのも…

それでも最近の福本伸行マンガの中では、
このテンポ感で読めるのは黒沢だけ。

他の作品のように引き伸ばさずに最後まで駆け抜けて欲しい。

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7位 賭博覇王伝 零(とばくはおうでんぜろ)

(作品解説)
カイジのように頭を使ったゲームの話。
こちらはヤンマガではなく少年マガジンに掲載。
零は悪者共からお金を奪い、恵まれないものへ、お金を与える義賊。
ひょんなことから日本一の資産家在全の王への試練に出場!

(感想)
ちゃんと少年誌版のカイジとして、
似ているけど、ちゃんと違う面白さを出てる。

カイジと比べると…なだけで、
全体的に見るとどこが少年誌向けなのかわからんが(笑)

カイジの第一部のようなテンポで、先が気になる面白さ。

最終巻はとりあえず、続編出てくれて良かった。
あれで終わりじゃいくらなんでもね。

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6位 天 天和通りの快男児(てん てんほーどおりのかいだんじ)

あらすじ・作品解説
小遣い稼ぎに麻雀をしていた受験生の井川ひろゆきは、雀荘で代打ちをしていた天貴史(てんたかし)との出会いをきっかけにして、徐々に裏社会の麻雀の世界に足を踏み入れていく。
3つの章に分かれており、第1章はひろゆきと天や赤木との出会い編、第2章は東西戦編、第3章は赤木の通夜編の構成になっている。
ギャンブル漫画家と知られる福本伸行が、麻雀漫画をメインに連載していた時代の初のヒット作となった作品。
連載当初はこれまでの作品同様に人情ものっぽい雰囲気だったが、徐々に本格麻雀漫画になっていった。
「HERO」「闇麻のマミヤ」など、この作品がきっかけで生まれたスピンオフ作品も多い。
中でも天で人気キャラクターとなった赤木しげるを主人公とした「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」という作品が生まれるきっかけとなった。
岸谷五朗主演でテレビドラマ化されている。

おすすめポイント・感想・レビュー
勝負の緊張感と、雀士たちの個性のぶつかり合いがたまらない。

麻雀対決のシーンでは、テンパイした時に何通りの待ちがあるのかや、捨て牌の読み方など詳細に解説がされていてわかりやすく描かれています。

が、この作品の根底にあるのはやっぱり濃密な人間の心理描写。真剣勝負における打ち手の心理状態を細かく描いていて、後のカイジシリーズを彷彿させます。ある意味麻雀を知らなくても楽しめる内容。

また、終盤では単なる勝敗、勝負を超えて人の生き死にの部分までをも問いかける作品となっており、多くの麻雀漫画とは違う面白さがありました。

  • 「圧力に屈した者に勝ちの目はもうねえんだよ……」(天)
  • 「オレたちが今取ったり取られたりしてるのは実は点棒じゃねぇんだ。プライドなんだよ…………」(赤木)
  • 「天才の一打は凡夫の十打に勝る……!目立たないがこれも神技…………いち殺し…!」(赤木)
  • 「ただ一人の愚兵が隊を死に追い詰める…!」(原田)

また、この頃から福本伸行節とも言える名言や名セリフも多く使われるようになっています。

「天」と「アカギ」。セットで読むことをおすすめします。

作品後半の赤木の通夜編では、麻雀の闘牌シーンは一切描かれておらず、アルツハイマーとなった赤木が自身を認識できるうちに安楽死を望むという展開。

通常の青年誌ではなく、「近代麻雀ゴールド」という麻雀雑誌に掲載されていながら、麻雀のシーンが一切ない展開が続くという異例の作品でした。

「ザワザワ…」の表現もこの作品からじゃなかったかな?

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5位 無頼伝涯(ぶらいでんがい)

(作品解説)
福本伸行の短編コミック。
中学生の涯が、同級生に殺人の濡れ衣を着せられ捕まった施設から逃げ出す話。
福本漫画でよくある名言「ざわ・・ざわ・・」等も複数登場!

(感想)
施設から逃げ出す場面は、誰もが思いがけない脱出方法!?

施設は涯を逃さぬため、あらゆる対策をとるが涯の前では役に立たず、
所長がやられていく様がもう快感!

また、涯は鏡の中の自分よりも、
早く動けるスキルを持っているからもう最強w

最後施設から逃げ出すためにとった自己犠牲的行動は、
驚きと感動のなんとも言えない感情!

これ打ち切りだったのかなぁ。
嫌いじゃなかったんだけど。

福本伸行の漫画の中ではトップクラスに、
エンターテイメント性のない作品だったからな。

一応、福本伸行なりの少年漫画になってたけどなぁ。
これの失敗を踏まえて零が生まれたわけだ。

個人的にリメイクして欲しい福本漫画ランキング1位。

どうせ少年漫画で受け入れられなかったなら、
青年誌でリメイクして欲しい。

福本伸行版の二舎六房みたいな感じでいけないか?

名言・名セリフ

オレは…オレに依って立っているっ……!
孤立せよっ…!
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4位 賭博破戒録カイジ(とばくはかいろくカイジ)

(作品解説)
カイジシリーズ2作目。
前回の続きいきなり地下の強制労働所から始まる展開。
地下ではチンチロでお金をためて地下からの外出権を勝ち取る為に、あいかわらずギャンブル。
更に外に出た際には、またギャンブルで地下での借金返済を目指すことに。
闇カジノで人喰い沼と呼ばれる、1玉4000円のパチンコに挑む事となる。
こちらも実写第2弾として、映画公開もされた。

(感想)
最初のチンチロはイカサマありとはいえ、普通にあるギャンブル。
地下編は、ペリカを貯められない稼げないカイジのダメっぷりが面白い。

黙示録のような心理描写は破戒録でも健在。

でもなんといっても人喰い沼編が面白かった。

これもパチンコという普通のギャンブルだけど、
1玉4000円にしただけでここまで面白くなるものか。

パチンコ好きなら間違いなくオススメ!
4円パチンコで大負けした経験のある人なら、
必ず読んでてひりつくw

ただ、ちょっと引き伸ばし感が強かったな。
黙示録と違って、読みながらカイジと一緒に攻略法を想像できる
っていうようなギャンブルじゃなかったせいもあると思う。

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3位 銀と金(ぎんときん)

(作品解説)
福本伸行が裏社会に生きる銀とその仲間を描いた名作。
福本伸行の真骨頂でもあるギャンブルが勝負が多々登場する。
数々のヒットを飛ばしてきた福本伸行の作品群のなかでも最高傑作として名が挙げられることが多い。

(感想)
今の福本漫画では考えられないほど話がテンポよく進む進む。

テンポがよすぎて最後は驚くほどあっさり終わってしまったのが残念。

もう一人の主人公である森田の再登場や出生の謎が完全に放置。

一応は休載という形をとっているけど、再開はなさそう。

再開されてもほかの作品のようにだらだらと引き伸ばされるかと思うと複雑なところ。
当時のテンポで連載されるならぜひ読みたい。

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2位 最強伝説 黒沢(さいきょうでんせつくろさわ)

(作品解説)
ある程度社会人生活を味わった人におすすめの作品。
中年の黒沢の笑えない、マジで笑えない日常に笑えてしまう漫画。
笑っちゃいけないからこそ、面白い。
本当に、ただの中年男黒沢、空回りしたり、孤独が故の奇行はもはや爆笑。

(感想)
ただの中年親父の日常。なぜこんなに面白いw

行動しない、何も積み重ねない。
でも人望が欲しい。金が欲しい。女にモテたい。
こんなおっさんにどうやって感情移入しろというのか。

なのに…なのに、
この胸を締め付けられるような気持ちはなんだ。
頬を伝うこのナミダは一体なんなんだ!

くそう!黒沢が好きだーw

心の中で思っていることがリアルで、限りなくクズ。
それが笑えて、泣ける。

全く感動しないのに、恐ろしく共感できる。
そして泣ける。そして鬱になるw

人望が欲しい回は、てっぱんに面白い。
ギリギリ普通の人だった時のアジフライの話が大好きだ。

その後はあまりのダメっぷりと奇行に、
途中で黒沢が社会人であることを忘れそうになるほど。

「この指を入れてやるっ…!おまえらの口に…!」
あまりの切れっぷりにもはや爆笑せずにはいられないw

最終巻まで一気に駆け抜けた黒沢の伝説を忘れない!
一番好きなセリフは、
仕事が出来て、ヤル気がある若手に、

「人間じゃねぇ・・・」

たらまん!

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1位 賭博黙示録カイジ(とばくもくしろくカイジ)

(作品解説)
言わずとしれた名作のカイジシリーズ第1作目!
メディアミックスも多方面でされており、ギャンブル漫画なのに老若男女問わず知名度の高い作品。
特に藤原竜也主演で実写化された映画の功績は大きく、知名度を漫画を読まない一般層にまで広げた。
作者は福本伸行、多くの作品を連載されておりますが、福本ワールドといわれる程に独特の世界観があり、「ざわ…」等はその代表格。
第一シリーズは主人公が借金を背負い、エスポワールという船で違法ギャンブル「限定じゃんけん」を始める「希望の船」編、ビルとビルに掛けられた鉄骨渡り、Eカード、会長との勝負をする「絶望の城」編で構成。
福本先生の女の子の絵はとにかく可愛くない!
おそらく可愛くするつもりもないのでしょうが、ギャンブルのストーリー以外は一切排除している。

(感想)
普段から漫画をよく読む層にもこの作品が衝撃的だった人は多いはず。

今でこそアカギや天なんかは福本伸行作品の中でも人気漫画になってるけど、
当時はほとんどが麻雀雑誌やちょっとマイナーな青年誌での連載だったから、
ヤンマガでのカイジの連載には度肝を抜かれた!

最初の感想は絵がすげえ!
ただそれだけ。

一筆書きで書けそうなこのキャラの横顔は斬新過ぎた。

にも関わらず、人気が出て次々と口コミで広がったのも納得のストーリー。
黙示録の時はホントにアイディアがすごかった。

最初のジャンケン勝負で完全に引き込まれてしまった。

ジャンケンをマネーゲームにして漫画が描けちゃう。スゴイ。

そして、カイジの心理描写と思考にさらにグイグイ引きこまれていく。
やっぱり福本伸行の考えるオリジナルギャンブルは面白い!
と読み返す度に思える。

シリーズ初回にして、完成されたカイジワールドが楽しめます。
文句なくおすすめ!

さらにあの絵のせいで(おかげで)
余計な情報に気がそらされることなく、純粋にストーリーに没頭できる。

そういった意味で個人的に同じオリジナルギャンブル漫画の、
ライアーゲームよりも読んでる時の熱中度は高い。

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あとがき

並べてみて、福本作品の引き伸ばしにうんざりしてるんだと実感w
(好きな作品が多いだけに)

どうしてもテンポよく描かれてる漫画が上位になるなぁ。

ギャンブルを題材にし続ける熱量と名言を生む、そのセンスに感服。

カイジの一部の衝撃はやっぱり忘れられない。
けど、ランキングにすると意外とギャンブル作品じゃない漫画が上位に来る。

福本節はギャンブル漫画じゃなくてもおもしろい!
まあ、カイジあればこそだけど。

福本伸行本人はアメトークにも出演!
さすが福本、作品だけじゃなくて自身も個性のかたまりだ。

ただ、引き伸ばしだけは福本伸行の個性とは認めないw

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