もっと評価されるべき漫画家!徳弘正也のおすすめ作品ランキング!

徳弘正也

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意外とアベレージの高い漫画家といえば、徳弘正也(とくひろまさや)がすぐに浮かぶ。

少年ジャンプで連載しアニメ化もされた代表作の「ジャングルの王者ターちゃん」だけでなく、「狂四郎2030」など、どの作品も一定以上の面白さがある。

キレのあるギャグとコマ割りのテンポの良さは一級品!

作品の中に過激な下ネタをはさんでくるのが特徴で、シリアスな場面やバトル中にも平気でギャグをぶち込んでくるのにそれが邪魔にならないのがすごい。

作風といい絵柄といい、唯一無二の漫画家。

大ヒットマンガ「ONE PIECE」の尾田栄一郎がアシスタントをしていたというのも有名なエピソード。尾田は徳弘正也を「一生の恩人」とまで慕っているらしい。

読めば読むほど評価の上がる徳弘正也作品ランキング!

5位 亭主元気で犬がいい

あらすじ・作品解説
世間からいわれなき迫害を受けていた教授と結ばれた教授が、何故か犬として転生し、という作品。
「狂死郎2030」や「ふぐマン」にも近い設定ですが、本作はよりサスペンスの色が強い世界観になっています。

おすすめポイント・感想・レビュー
相変わらず、笑いあり涙ありお色気ありで、とにかく様々な部分から楽しむことができる昨品。

また、犬と化した教授がうまくクッションになって、物語がきつくならない形になっているなとも思えました。

色々と厄介なお話も含まれていて、気が抜けないドラマ的漫画を読みたい方には本作はオススメですね。

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4位 黄門さま〜助さんの憂鬱〜

あらすじ・作品解説
ギャグあり下ネタもちろんありの徳弘正也が描く時代劇ギャグ漫画。ドタバタ漫遊記!
正義の味方!じゃない水戸光圀の付き人として助さん役を抜擢された浪人「井上新之助」。
ダークな水戸光圀と正義感の強い助さんの性格の真逆な二人を含む黄門様御一行の、世直しなしの諸国漫遊浪漫譚。

おすすめポイント・感想・レビュー
今回のダークでブラックジョーク的なとこけっこう好き。

話の舞台が江戸時代なので「生類憐れみの令」の話なんかも出てきます。(ま、黄門様思いっきり鳥食べちゃってますがw)

全くぶれない徳弘正也のギャグも健在。

主要登場人物の角さんなんかも途中で変わったりして、ギャグのパターンも豊富なのはさすが!

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3位 ジャングルの王者ターちゃん♡(ジャングルのおうじゃたーちゃん)

あらすじ・作品解説
ターザンが元ネタのジャングルの平和を守る主人公ターちゃんが主人公の物語。
赤ん坊のうちにジャングルに捨てられたターちゃん。育ての親のチンパンジーのエテ吉。格闘の師匠でゴリラのゴリさん。そしてアフリカガイドを通じて結婚した妻のジェーン。
そんなターちゃん一家と、その仲間たちによる1話完結形式のギャグ漫画。
ジャングルの王者のタイトルでありながら、作中の舞台はサバンナでジャングル感は皆無だったりする。

アフリカを舞台にした、シモネタ満載の1話完結ギャグ漫画

おすすめポイント・感想・レビュー
こちらもジャンプ黄金期の作品ではありますが(北斗の拳あたりから含めれば)、少年ジャンプの発行部数が歴代最高を記録したピーク時に連載されていたのは「新」の方。ファミコンジャンプ2で伝説の7人の1人に選ばれたのも「新」の方。

ハンターたちとの戦いはあるもののシリアスな格闘マンガではなく、基本ギャグ漫画で7ページ連載だった頃の作品。

知名度的には新ターちゃんには到底及びませんが、実はターちゃんは純粋なギャグ漫画だった無印の頃の方が好きっていう人も意外と多いはず。

大人になって改めて読み返してみると、改めていい作品。

ギャグ漫画のお手本のような作品
ギャグ漫画家としてはこの頃が一番輝いていたんじゃないかな?ギャグ漫画ほど時代が出る昨品もないので今読んでも絶対笑える!…とは言わないけど。やっぱり面白い。

1ページ目で丁寧にふって、しっかり7ページ目のオチで回収するスタイル。毎話毎話よく週間でこのクオリティ保てたなぁ。

それ以上にすごいのが、大オチ以外のギャグの手数の多さ。1、2ページに1回のペースでギャグが挟まってきます。7ページの中に4コマ漫画が何個も入っているかのような構成。

しかも、当時多かったえんどコイチやにわのまことタイプの、話の流れとは関係なくぶっ込むタイプのギャグではなく(いわゆる一発ギャグ系)、ちゃんと話の流れに則ったギャグになっています。

こんな人におすすめ!
ヘレンちゃんやウポポ族のアナベベ、医者のジェニファー、宣教師で牧師のフランシスなど準レギュラーとの絡みも面白い。

物語は、ターちゃん一家のもとにペドロカズマイヤーが弟子入りしてきたところで「新ジャングルの王者ターちゃん」へと続きます。

徳弘正也の全作品の中でも暗さや毒がなくほのぼのとした作品。下ネタさえ許容できればおすすめ。

下ネタが多いことでも有名な徳弘正也作品。
ターちゃん読むと当時の少年誌の下ネタのボーダーラインがよくわかる。笑

2位 狂四郎2030

あらすじ・作品解説
舞台は第3次世界大戦後の2030年。
日本はゲノム党の独裁による超管理社会になっていた。
男女は別々に暮らし、自由と呼べるものはどこにもなかった。
主人公、廻狂四郎は元軍人であり、現在は巡査として日々を過ごしていた。
そんな彼は唯一の楽しみであるバーチャルSEXマシーンでであった女性、志乃に恋をする。
コンピュータの作り出した架空の存在だと思っていた志乃が実在すると知った狂四郎は彼女に会うために北海道を目指すこととなる。

おすすめポイント・感想・レビュー
間違いなく名作。すごいわコレ。

間違いなく面白いのに、おすすめ漫画として紹介出来ないのが残念な作品。

青年誌に移ったのもあってエログロ描写が強すぎるw

相変わらずの独特な人体スライス描写。徳弘正也の切り口の断面って独特だなとホントに思う。

題材は重いけど、そんな中でも効果的にすっとギャグを入れられるのは徳弘正也くらいしか思いつかない。それにより重いシーンも笑えてしまうというみごとな緩急の差。

デビュー当時から変わらない、ある意味独特な絵柄。下ネタも多い。

苦手な方はとっつきにくいかもしれません。それでもぜひ読んでほしい。

ラストが駆け足気味なのが少し残念。

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1位 新ジャングルの王者ターちゃん♡(しんジャングルのおうじゃたーちゃん)

あらすじ・作品解説
連載途中から「新ジャングルの王者ターちゃん」にタイトルを変更。
基本設定は「旧ターちゃん」を踏襲しつつも、7ページ連載から倍のページ数になったこともあり、1話完結のギャグ漫画から、バトルメインの格闘ギャグ漫画へと変化していった。
実力名声ともに世界最強の格闘家として有名になったターちゃんが、各地の強敵たちとバトルを繰り広げる!
岸谷五朗主演でテレビアニメ化やファミコン、スーパーファミコンなどテレビゲーム化もされた。
ジャンプ黄金期を支えた笑えて泣けるヒーロー漫画。

動物パワー!エッチで優しく強いジャングルの王者!

おすすめポイント・感想・レビュー
旧ターちゃんなら、数話だけ登場のゲストキャラ扱いになってたであろうペドロがレギュラーキャラ化。

他にも梁師範など、新ターちゃんになって魅力的な仲間が増えた感じ。その分、旧のターちゃん一家以外のキャラはアナベベをのぞいて大幅リストラされました。

新になった当初は、毎話ハンター協会の雇った殺し屋がターちゃんを挑みに来るスタイルでバトル要素は増えたものの、基本は1話完結のままだった。

このまま行くのかと思いきや、ユンケル帝国編をきっかけに長編格闘漫画になっていきます。

新ターちゃんになってからの徳弘正也は漫画家としての成長速度がハンパない!

今までの昨品にはない要素がてんこ盛り

  • 迫力のあるバトル
  • SF要素もあるストーリー
  • 残虐描写
  • シリアスの間に挟まれるギャグ
  • 泣かせるストーリー展開

特に徳弘正也といえばという、シリアスシーンでも間にギャグを挟みこむスタイルが確立されたは大きい。

ケンチャコ、旧ターちゃんなどのギャグ漫画家としての土台があったからこそできたスタイル。

まさにジャンプシステム!
ドラゴンボールの圧倒的成功例から、この頃のジャンプ昨品はちょっと人気出たら(もしくは出なかったら)すぐに、アクションものにして、武道会開いてっていうパターンがやたら多かったけど、その中でも新ターちゃんはこのジャンプシステムを忠実に実行していた昨品だと思う。

  • 天下一武道会 = 異種各同義トーナメント
  • 重い道着を脱ぐと強くなる = 前張りを剥がすと強くなる
  • 死にかけてから復活すると強くなる = うんこひりパワーアップ

などなどわかりやすいくらいに忠実。

にも関わらず、クセの強い独特な絵柄とSFストーリー、そして下ネタギャグのおかげでテンプレっぽさをあまり感じないんですよね。主人公が妻帯者だったり、必殺技がなかったりと他の漫画にはない要素も多かった。

サブミッション主体の関節技の応酬や現代科学に基づいたトレーニングなど、ジャングルの王者とは思えないストイックさ。笑

アイソメトリックトレーニングはターちゃんで覚えてマネしたなぁ。

こんな人におすすめ!
子供時代に読んでそれっきりの人は読み返しているのをおすすめ。

大人になって読み返すとより感動できる。こんなに泣ける漫画だったことに改めて驚くはず!

そして下ネタの際どさにも驚くはず。笑

  • ヴァンパイア編でエテ吉が力尽きる寸前でアナベベが助けるシーン
  • ケルベロス編のペドロのターちゃんの指定対決

などなど、当時はバトル漫画としてしか読んでなかったけど、改めて読み返して気づく、細かいステキ演出の数々。涙腺やられました。

ユンケル帝国編→中国編→アメリカ編→ヴァンパイア編→クローン編→ルシュ王国編→十二神将(昆虫戦士)編

と、毎回各地に旅立って、敵を倒したらジャングルに戻る。でまた旅立つの繰り返しなんだけど、中国編以外のキャラは一切、その後、絡むこともなく登場すらしなかったのはちょっと寂しい。

映画版のドラえもんやクレヨンしんちゃんを見ている感覚。ジャングル以外は基本劇場版扱いです。

そのおかげでムダにメインキャラクターが増えすぎないっていう利点もあるけど、その後が見たいと思えるキャラも多かっただけに残念。

ラストは打ち切りの割にはきれいにまとまっていたと思うけど、今までのキャラがターちゃん一家の元に集まって、ターちゃんとジェーンの結婚式を挙げるアニメ版の最終回のような展開も見たかった。

本人の意向か、編集部の意向かわからないけど、クローン編からルシュ王国編の間、バトル漫画から1話完結のギャグ漫画に完全に作風を戻してます。

1年近く1話完結スタイルが続くんだけど、1つの昨品の中でストーリー主体でも単発ギャグのみでも描ける漫画家ってそうはいないんじゃないかな?

その時の連載作家陣のバランスで変えられるを取れる作家として、当時のジャンプ編集部でも貴重な存在だったのかもしれない。

ちくしょう おれは頭が悪いので こ これ以上説明できないのだ

類似作品 こちらもオススメ!

のちにギャグ主体の格闘漫画は「世紀末リーダー伝たけし」や「ボボボーボ・ボーボボ」なども生まれたけれど、ターちゃんのギャグの入れ込み方とはちょっと違う。どっちかっていうと『銀魂』の方が近いかもしれない。

あとがき

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新ターちゃんは完全に当時のジャンプシステムの犠牲者だけど、なんだかんだいってやっぱり好きだな。昨品の完成度としては狂四郎の方がランキング上なんだけど。

改めて徳弘正也は過小評価されすぎだ。

ジャンプでターちゃん読んでた世代の人には是非読みなおしてみて欲しい。大人になってから読むと全く違う作品。

エロもグロも描くのに、あくまでエンターテイメントであって、作者の性癖とか変態性が垣間見えないのが徳弘正也のすごいところ。

岡本倫のようにこいつどんな性癖あんだよっていう感じがない。

「エロとグロ」と「笑いと泣き」を同居させられる漫画家なんて他にいない!

「ワンピース」を読んでると、鳥山明の影響の影に隠れて徳弘正也が時々顔を出す感じがする。

キャラクターが顔をくしゃくしゃにして鼻水を垂らしながら感情を爆発させるシーンを見ると、徳弘正也のキャラクターの描き方の影響を無意識に受けているのかもしれません。

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