熱い野球愛を持った漫画家「須賀達郎(すがたつろう)」。
『マックミラン高校女子硬式野球部』で連載デビューし、主に講談社の雑誌で活躍。代表作の『ボールパークでつかまえて!』をはじめ、野球を題材にした作品を多く発表しており、どの作品にも、野球に対する深い知識と情熱がぎっしり詰まっています。
そんな野球愛に溢れる漫画家、須賀達郎のおすすめ作品をランキング形式でご紹介します!
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ボールパークでつかまえて!
あらすじ・作品解説
『ボールパークでつかまえて!』は須賀達郎が描く、プロ野球球場を舞台にした心温まる群像劇を描いた漫画。
ビールの売り子のルリコをはじめ、常連客、ウグイス嬢、警備員、チアリーダー、ボールボーイなど、野球場に集う様々な人々の日常や成長が描かれていく。
架空のプロ野球チーム「モーターサンズ」の本拠地スタジアムを舞台に、球場を一つの町のように描き、温かい人間ドラマを織り成している。
おすすめポイント・感想・レビュー
金髪ギャルが可愛いだけのたいして中身のない作品かと思いきや、読んでみたら全然違った。面白い!
観客や、選手、その他の裏方など様々な視点からプロ野球を描いた野球愛に溢れる作品。
題名の通り「野球場」に関わる全ての人々にスポットをあてた、今までにない野球漫画です。
様々な視点から描かれるプロ野球の世界
『ボールパークでつかまえて!』は、選手だけではなく、球団関係者、ビールの売り子さん、常連客、マスコットキャラクターにウグイス嬢など、球場に関わる全ての人にスポットを当てた人間ドラマが魅力。
当初はビールの売り子のルリコにフォーカスした作品で、常連サラリーマン村田との話がメインで、ラブコメ的要素も強かった作品ですが、次第にすべてのキャラが主人公の群像劇的な作品へと進化していきました。
野球場という場所で起こる様々な人間ドラマが面白く、各登場人物のエピソードが進むにつれて、さらに別のキャラのエピソードが展開したりとどんどん広がりを見せていきます。
こんな人におすすめ
裏方のスタッフや、観客たちの心温まる人間ドラマがメインなので、野球に詳しくない人でも楽しめるのが魅力です。
一方で、描いているのは野球メインじゃないのに、野球愛をビンビンに感じる作品でもあります。
読んでいると、作者の須賀達郎が野球好きなのが伝わってきます。球場内で起こるあるあるネタのバリエーションがすごい。
野球に興味がなくても楽しめる漫画だけど、実際に球場に足を運んだことのある人ならさらに面白いと思えるはず。
当初は気にならなかったけれど、次第に野球の試合自体にもスポットがあたる回が増えてくると、もう少し絵に躍動感が欲しい。
最近はチームがついに優勝に手が届きそうな所まで来ていて、野球の試合がメインに描かれることが多くなってきたけれど、最終回が近いのかな?
出来ればゆるく長く続いて欲しい作品なんだけど。
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あとがき
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