コンプレックスを描く漫画家!押見修造のおすすめ作品ランキング!

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別冊少年マガジンで連載し、アニメ化もされた「悪の華」で、
一躍有名になった漫画家「押見修造(おしみしゅうぞう)」。

作品の主人公は冴えなくて根暗な男性であることが多く、
作者の押見修造自身のコンプレックスをベースにしていることが多い。

そして作風の特徴としてとにかく女の子をエロく描くことを持ち味としている。

女の子が恥じらう表情の描写が上手く、
時に変態的なフェチまでもを作品に盛り込んできます。

そんなコンプレックスの塊の押見修造作品をランキング形式で紹介!

 

6位 漂流ネットカフェ(ひょうりゅうネットカフェ)

(作品解説)
既婚のサラリーマン、土岐耕一はずっと中学の同級生との初恋を 引きずったまま、身重の妻とすれ違いの生活を送っていた。
立ち寄ったネットカフェでその中学の同級生らしき人と再会したときに 突然の停電により、その他のお客、店員も含めパソコンや漫画、設備など ネットカフェごと知らない世界に飛ばされてしまう。

(感想)
突然ネットカフェから異世界に飛ばされる。

漂流教室を読んだことがあればそれだけでワクワクしてしまう展開。

世紀末ものパニックものは否応なしに期待してしまう。

事実、序盤はワクワクして読んでしまった。
押見修造ってこんなのも描くんだと。

ボーイズ・オン・ザ・ラン読んだ後のアイアムアヒーロー。
バタアシ金魚読んだ後のドラゴンヘッド。
のようないい意味での裏切られたワクワク感。

と思ったらやっぱりいつもの押見修造。

この漫画も主人公はサラリーマン設定とはいえ、
「悪の華」のような思春期時代のドロドロとした心をぶつけたような作品でした。
(まあ惡の華より前の作品なんだけど)

結局は閉鎖世界と極限状況でドロドロとしたエログロ描きたかっただけかーい!
という感じ。

勝手にサバイバル漫画期待したのが悪いんだけどね。
でも書店のサバイバル漫画特集に並んでたんだもの(泣)

惡の華と違って青年誌なので性的描写はかなり多い。

入り方間違えなきゃもう少し楽しく読めんかなぁ。

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5位 ユウタイノヴァ

(作品解説)
押見修造の悪の華でヒットする前の作品。
マンガの内容としては、男だったら誰しも想像したことがあるであろう、幽体離脱をしてあんなことやこんなことをするという、一見ギャグ漫画のような作品。
主人公は幽体離脱をすることができる人間の一人であり、高校二年生のころに付き合っていた彼女の「日比野由美」の部屋で幽体離脱した体で帰りを待っているという、夢のようなシーンから始まる。


ユウタイノヴァ(2)新装版<完> (ヤンマガKCスペシャル)

(感想)
幽体離脱をいいことに、様々なこと(やましいことを多々含むw)
をたくらんだり、妄想することは誰しもあるだろう。

押見修造が幽体離脱を題材にマンガを描く。
って言われたら今だったら、ヒットしそうな気配がするんだけど、
人気イマイチで打ち切りだったんだよな。

続き書いてくれれば、間違いなくランキングはもっと上がる。
「惡の華」よりは、「ぼくは麻理のなか」のプロトタイプっていう感じ。

読むなら絶対に、新装版。
それ以外は買っちゃダメだし、読んじゃダメ。

惡の華のヒットで新装版が出たので、
新装版にはユウタイノヴァの完結編が収録されてます。

旧コミックスは完全打ち切りマンガなので注意。

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4位 惡の華(あくのはな)

(作品解説)
春日高男。
平凡な男子中学生だった彼は、ひょんなことから好きだったクラスメイト佐伯奈々子の体操服を盗んでしまう。
それをクラスの問題児、仲村佐和に目撃され、春日は彼女の奴隷となってしまう。
おかしな関係を続ける二人だったが、一緒に過ごしていくうちに共鳴し、暴走をはじめ…!!
反抗期の心の苦悩と狂気を描いた作品。

(感想)
一言でいうと、頭おかしい(笑)

普通の少年だった春日君がまさかあんな暴走をするなんて…!
進むにつれてどんどん登場人物が変態になっていく。

なんとも気持ち悪い話なんだけど、
読み始めたら止まらない魅力がある。

このころの自分に重なるところもあるなぁと感じてしまう。
程度の違いはあれ、荒れちゃう年頃…うん。

中学生編から高校生編に移ってから、
ちょっと失速したかな~感は否めないけど、終わり方は結構好き。

ちょびっとエロい描写もあるから、そっちが苦手な人にはおすすめできないかな。
そこがいいんだけど。

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3位 志乃ちゃんは自分の名前が言えない

(作品解説)
吃音の女子高生が主人公。
高校入学早々自己紹介で失敗してしまう。
その後、吃音と音痴、コンプレックスを持った物同士が出会い、文化祭の舞台で2人で歌う事をを目指す。

(感想)
最初のコマ割りがうまい。
志乃ちゃんの緊張を枠にはまらないセリフで上手く表現してる。

自分自身に吃音はないけど、緊張する場面ではうまくしゃべれなかったり、
コンプレックスに押しつぶされる側の人間の表現に凄く共感した。

自分の中で押見修造作品の評価が一気に上がった作品。
重いテーマをちゃんと漫画というエンタメにのせてくれているいい作品だった。
1巻完結なのでおすすめです。

2位 ハピネス

(作品解説)
スクールカースト最底辺の主人公「岡崎」がある日の夜に自転車をこいでいると、服に返り血がついている白いワンピースの女の子に血を吸われてしまう。
押見修造が描くヴァンパイアファンタジー。

(感想)
ぼくは麻理のなかと連載が被ってるので、
こちらは新境地に挑戦といった感じなのか?

絵のクオリティも、惡の華の最終巻の頃と同じようなレベルで、
キャラの表情も豊か。

主人公が血を吸われたことで吸血鬼としての本能が芽生えて、
理性のリミッターが外れ、スクールカースト上位の男の子(勇樹)
をぶん殴っちゃうところなんかは、殴られた勇樹の度肝を抜かれた顔もいいけど、
それ以上にリミッターが外れた岡崎目線の描写がもう、言葉では言い表せない、
押見修造独特な絵タッチ。

ああ、あと出てくる女の子もみんなちゃんとかわいくてエロイww

ただ、いかんせんアクションがなぁ。
全部絵が止まって見える。

連載時の煽り文句はダークヒーロー奇譚ってなってたけど、
それは全く感じない。

どっちかといえば、今のろころはホラーマンガ寄り。
絵柄も背景も伊藤潤二みたいになってきてるし。

雑誌で読んでもコミックスで読んでも先が気になるのは相変わらず。

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1位 ぼくは麻理のなか

(作品解説)
さえない大学生の小森功が女子高生・吉崎麻里になってしまった。
入れ替わった?しかし小森功は小森功のままだった。麻里さんはどこへ?
作者の押見修造は「心の中からすべて女の子」な存在になりたい、そんな事を考えながらこの漫画を描いたとコミックス1巻の後書きで語っている。

(感想)
あこがれの女の子の体に入るって妄想が実現しちゃう漫画。

かと思ったらそうじゃない?

よくある体の入れ替わり物とは違うリアリティを描いてるのが好き。

押見修造どんどん絵が上手くなってくな。
気持ち悪い話が得意なのも相変わらずw

もともと作品の続きが気になる漫画家ではあるんだけど、
今回はミステリー的な要素も加わってるせいか、先が気になる度合いが強い。

というかちゃんと回収できるのか?

連載中の作品とはいえ、今のところランキング1位。
ちょっと物語の進行は遅いけど、それでも先が気になってしょうがない。

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あとがき

押見修造ならこれが絶対おすすめ!とは言いづらい作品が多いんだけど、
コンプレックスがドンピシャでハマった時の破壊力はすさまじい。

漫画家、押見修造の作品をちゃんと読み始めたのは、
やっぱり惡の華からなんだけど(その前は雑誌に載ってたなぁ程度)

正直、惡の華がそこまで好きな作品じゃなかったのもあって、
しばらく読まないでいたけど、最近の作品は面白い。

惡の華は騒がれてから読んだのが悪かったんかなぁ?
そのうちもう一度読みなおしてみよう。

ランキングまとめて見ても完結してない連載中の作品が上位に来てるので、
まだまだ今後も期待できる漫画家。

しかし、この人の作品はホント気持ち悪いわ(褒め言葉)w

押見修造自身が作品解説をしたトークイベントでは、
そのフェチについて大いに熱弁し、
来場者をドン引きさせた経験があるぐらいなので、
どれほどエロやフェチに力を入れているかがわかることでしょう。

ただ、エロが持ち味ではあるが、岡本倫なんかとは違って、
むしろ「脱がさずにいかに女の子をエロく描くか」
という部分に力を入れているようにも思える。

その情熱っぷりもさらに変態的・・・・・w

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