圧倒的な画力と個性的な世界観で、多くのファンを魅了する独創的な漫画家「裏那圭(うらなけい)」。
裏那圭の特徴は、なんといっても力強い作画とストーリーテリング。大胆な線画、緻密な背景描写、そして躍動感あふれるアクションシーン。そのすべてが一体となり、独特な世界観を作り上げています。
師匠である大久保篤氏(『炎炎ノ消防隊』の作者)から影響を受けつつも、『ガチアクタ』でのグラフィティアーティストとのコラボレーションなど、新たな表現の可能性を追求し、独自のスタイルを確立しています。
そんな裏那圭のおすすめ作品をランキング形式でご紹介します!
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ガチアクタ
あらすじ・作品解説
『ガチアクタ』は、漫画家、裏那圭が手がけるバトルアクション漫画。
犯罪者の子孫が暮らすスラム街で育った主人公ルドは、無実の罪で「奈落」と呼ばれる下層に落とされてしまう。
上層の「天界」と切り離された世界「奈落」で、ルドは「掃除屋」のエンジンと出会い、物に命を与える能力「人通者(ギバー)」としての才能に目覚めることになる。
ルドは「クソみたいな世界」を変えるため、そして自身の冤罪を晴らすため、奈落からの脱出を目指し奮闘するのだった。
壮大な二層構造の世界観や、差別や偏見といった社会的テーマを盛り込んだ物語は多くの読者の心をつかみ、「次にくるマンガ大賞2022」コミックス部門で特別賞を受賞するなど高く評価されている。
(グラフィティデザイン:晏童秀吉)
おすすめポイント・感想・レビュー
荒廃した奈落を舞台に繰り広げられるバトルと感情に訴える物語。
主人公ルドが持つ「物に命を吹き込む能力」を軸に、下層世界での戦いと成長が描かれ、その過程でルドの葛藤を通じて社会的なテーマも深く掘り下げられています。
独特な世界観と熱いバトルが光る、ダークでありながらも希望を感じさせる世界が魅力の作品です。
独特な絵柄と世界観
『ガチアクタ』最大の魅力は、何と言ってもその独特な世界観。
犯罪者が送られる「奈落」と、地上の「天界」という二層構造が緻密に作り込まれています。
そして、奈落の中でルドが見つける「掃除屋」と「荒らし屋」という対立構造が物語をさらに盛り上げます!
さらに、グラフィティ・アーティストである晏童秀吉とタッグを組み、背景や文字など、いわゆる「ストリート感」を晏童が担うことで、唯一無二の世界観を生み出しています。
「グラフィティアートが取り入れられた荒廃した背景は、不穏さと美しさが同居していてとても印象的。
バトル描写の迫力と台詞のセンス
迫力のあるバトルシーンも『ガチアクタ』の魅力のひとつ。
ルドをはじめとした「人通者(ギバー)」による手に汗握る能力バトルが繰り広げられます。
さらに、台詞回しのセンスが抜群で、登場人物のセリフには心に残る名場面がたくさんあります。
こんな人におすすめ
『ガチアクタ』は、ダークファンタジーや能力バトルが好きな人に強くおすすめしたい作品。
物語性とアクションが融合したエッジの効いた少年漫画が好きな人にはピッタリです。
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