山本英夫のおすすめ作品ランキング!人間とは?自分とは何かを描く漫画家!

山本英夫

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ダークな題材で人間を描く漫画家、山本英夫(やまもとひでお)。

人間や社会というものを冷静に冷酷に観察して、それを漫画で表現することが本当に上手い漫画家。

人間とは、自分とは何かをテーマに登場人物の心の闇を描いています。

『のぞき屋』の時には探偵学校に入学、『ホムンクルス』の時には実際に西新宿でホームレス生活を送るなど、徹底した取材と実体験から生まれたリアルな作品が魅力です。

精神的にも肉体的にもガツンとエグられる!漫画家、山本英夫のおすすめランキングです!

4位 1(イチ)

あらすじ・作品解説
『殺し屋1』の前日譚にあたる物語。
主人公は『殺し屋1』と同じく、城石一(しろいしはじめ)。
舞台はイチの通う高校で18歳のイチの学生時代を描く。
こちらも『殺し屋1』同様に大森南朋主演で映像化されている。
(『1(イチ)』または『殺し屋イチ番外編』に収録)

殺し屋イチの原点!

おすすめポイント・感想・レビュー
ほとんどの人は『殺し屋1』を知ってから読んだ人の方が多いんじゃないかと思います。

『殺し屋イチ番外編』に収録されているので、外伝的な位置づけで扱われていますが、実際にはこちらの『1(イチ)』の方が先に連載されていて、単行本も別に出版されています。

内容はまさに『殺し屋1』のプロトタイプといった感じ。「殺し屋」になる前のイチを描いています。

舞台が高校ということもあって、青春漫画や不良漫画に近いニュアンスの作品になっています。

『殺し屋1』と比べるとグロ表現などはかなりマイルドです。『殺し屋1』好きならセットで読むべきおすすめ作品。

普通の学生だったイチのトラウマをエグるジジイのスゴさ。

3位 ホムンクルス

あらすじ・作品解説
元エリート金融マンで、現在は新宿でホームレス生活を送っている、主人公の名越進(なこしすすむ)。
公園の他のホームレスとも馴染めず、一人車上生活を送っていた名越の元に、医大生の伊藤学が現れる。
70万円の謝礼金を条件に、頭蓋骨に穴を開けるトレパネーション手術を受けることになった名越。
しかし、手術を受けたことで、人間を見るとおかしなものが見えるようになってしまう。

おすすめポイント・感想・レビュー
頭蓋骨に穴!?考えただけで気分が優れない…w

しかし開けた人にしか分からない、見えない世界がそこにはあった!

片目を隠すとそこには奇妙な世界が。

人には見えない人の闇が見える。その闇に足を突っ込みたくなる主人公の名越。

名越が手に入れたのは、超能力のようなわかりやすい力を得るのではなく、出会った人々の本質が見ただけでわかるという能力。

その力を通して、人間という存在がいかにそれぞれ弱みや闇を抱えて生きているのかを描いています。

連載時は、休載も多くて今までの作品と比べるとつまらない…なんて思っていましたが、改めてまとめ読みしてみると…面白い!

人間の闇や本質を描いたおすすめ作品です。

2位 のぞき屋/新のぞき屋

あらすじ・作品解説
主人公の見(ケン)は依頼を受けて、ターゲットを覗くプロ。
スマイルやチョウ、そしてレイカとともに探偵稼業として「のぞき屋」を営んでいる。
数々の依頼をこなしながら、ターゲットの私生活だけではなく心の闇にも迫っていく。
陣内孝則、瀬戸朝香主演で実写映画化、伊崎右典主演でテレビドラマ化などもされた漫画家山本英夫の代表作のひとつ。

おすすめポイント・感想・レビュー
のぞき屋というタイトルですが、エロ漫画ではありません。笑(多少のエロ要素はあるけど。)

のぞき屋は覗きをすることで様々な真実を突き止める探偵みたいなお仕事。

基本は依頼に併せて、数話ごとのエピソードで進んでいく物語。

その中で、ケンの他人の心の奥まで全て覗きたいという欲求が大きくなっていきます。

後の作品と比べると、暗すぎず、グロすぎず、エグすぎず。ちょうどよいサイコっぷりがいい感じ。

1位 殺し屋1(ころしやイチ)

あらすじ・作品解説
元いじめられっ子で普段は気弱で優しいが、殺し屋をしている、城石一(しろいしはじめ)、通称イチという青年が主人公。
ヤクザの抗争が絶えない危険な街、新宿歌舞伎町を舞台に繰り広げられるヤクザ同士の抗争を中心に、様々な人間模様が描かれている衝撃の問題作。
エグさとグロさの中に綿密なストーリーが隠れている名作。
山本英夫の代表作の一つで、2001年に三池崇史監督、浅野忠信、大森南朋出演で映画化もされている。

おすすめポイント・感想・レビュー
いわゆる「グロい」シーンの多さで話題になった漫画。

今でこそ目新しさもなくなりましたが、当時の衝撃は凄まじかった。多くのエログロ系の漫画が生まれるきっかけになった漫画の一つ。

「殺し屋1」と「ザ・ワールド・イズ・マイン」が同時に連載してた当時のヤングサンデーってスゴイな。

切ったり刺したり、血が出過ぎてます。とにかく痛い。見ているだけで痛くなる。

とにかく異常なキャラクターが多く登場する作品、登場人物がほぼ頭のネジが飛んでおり(笑)、止まることのない暴力の嵐、そしてグロテスクな描写に圧倒されます。

そんな中でも飛び抜けた異常性を持つイチと。もう一人の主人公ともいえるヤクザの垣原。

本当にイッちゃってます。笑

SとM。究極のサディストとマゾヒストの戦いから目が離せない!とにかく読み始めると止まらないマンガ。結末は本当にビックリ。

ブラックでグロい、ド迫力のバイオレンス漫画が好きな人におすすめの漫画です。

あとがき

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グロさやエグさも特徴的だけど、それ以上に作品に出てくる変態的キャラが魅力的。

絶妙に関わり合いたくないなぁと思わせるキャラを作るのがうまい!変態や異常者が出てくる変態漫画を描かせたらナンバーワンかもしれない。

欠点は終わらせ方が残念な作品が多いことか?作品が面白いだけに凄くもったいなく感じる。

『新のぞき屋』の続きを描いてくれることはもうないかなぁ。

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