漫キン−漫画家別おすすめ作品ランキング

影響を受けた漫画家だらけ!大友克洋のおすすめ作品ランキング!

time 2016/09/28

大友克洋(おおともかつひろ)という漫画家が漫画界、アニメ界に与えた影響はすごい。

ジャパニメーション。

大友克洋の代表作であるAKIRAがアニメ映画化され、日本国外でもそれが評価された。それが国外の日本アニメの流行の草分けとなり、ジャパニメーションと呼ばれるように。最近では映画監督としての活動の方が多いね。

そしてその漫画の作風の影響も果てしない。

緻密な描き込みをしながらも大胆な余白。日本人を描くときは美化せずにありのままのアジア人容姿を描いたり。

その大友の漫画が知られるにつれて日本の漫画の画風や技法が変化していったために、「大友以前、大友以後」という言葉が生まれるほど。

松本大洋に皆川亮二、浦沢直樹に岸本斉史。影響を受けた漫画家は数え上げればキリがない。直接的にしろ間接的にしろ、画力が高くてリアルな描写の上手い漫画家で大友克洋の影響を受けてない漫画家はいないんじゃないかっていうくらい。

手塚治虫と並ぶ影響力!大友克洋のおすすめ作品ランキング!

5位 宇宙パトロール・シゲマ

(作品解説)
暇を持て余してボロアパートで麻雀をやっている貧乏学生4人。
そのうち自分の秘密を打ち明けるという話の流れになり…。
3人は実は宇宙人。残る1人は宇宙パトロール!?
日常が非日常が交差する、大友克洋の不条理劇。
(ショート・ピースに収録)

(感想)
この頃の大友克洋は、等身大の主人公が多く、日常を別の切り口で描いていく手法が多い。

その中でも「宇宙パトロール・シゲマ」は、飛ぬけて印象に残っている作品。

何年か経って、そうだあの話どうだっけと思って、読み直したくなる不思議な作品です。

4位 スカッとスッキリ

(作品解説)漫画家、大友克洋の初期作品。
作品のテーマは「日常に隠された狂気」
真夏の暑いさなかに起こった事件とは…。
(ハイウェイスターに収録)

(感想)
ちょっとした日常の中にも、知らず知らずのうちに事件が隠されている。それを作者大友克洋の視点で「サクっ」と切り捨てる。痛快。

今ではあまり活躍しないであろう「扇風機」もレトロで懐かしく。登場人物も主人公や電器屋さん、おばちゃん、こども、出前の兄ちゃんなど。昭和の時代を感じさせる絵とストーリー。

最後の主人公の一言が「うまい。」
大友克洋あっぱれです。

3位 気分はもう戦争

(作品解説)
1980年中ソ戦争が始まった。
アメリカ人の「ボゥイ」日本人の「ハチマキ」と「めがね」の三人の義勇兵の活躍と、その戦争で戸惑う人達のエピソードを交互に描いている。
原作は矢作俊作。30年以上前の作品だが、未だに色褪せない名作。

(感想)
この作品は大友克洋作品には珍しい原作付マンガ。内容はちゃんと大友克洋の世界って感じで面白い。

戦争漫画という事で重い感じかとおもいきやめっちゃくちゃコミカル。間違えて人撃って「あっごめん」と平気な顔してたりするしw

「ボゥイ」と「ハチマキ」と「めがね」も面白いキャラだけど、この漫画のキャラで好きなのは矢作俊作と大友克洋だったり。

これってメタ漫画で二人共本人役で出てくるんだけど、どっちとも中ソ戦争とはあんま関係の無い所で大活躍してるw

この作品って実はコミカルに描いているだけではなくて、戦争の醜さと汚さ、国の思惑、国際情勢などもしっかり描いていて、笑いと共に深く考えさせられる漫画。

絵はちょっと古いかもしれないけど読んで絶対損はなし。

2位 童夢(どうむ)

(作品解説)
超能力を持つ少女と老人、彼らをとりまく怪しい人々や刑事が織り成す、マンモス団地を舞台にしたバトル作品。
アニメ化もされた「AKIRA」で有名な漫画家、大友克洋の作品。
舞台の団地と警察署にはモデルがあり、埼玉県川口市に実在する。
凄まじく細かい作画が特徴。
アシスタントの高寺彰彦ほぼ一人の手による背景は、リアリティの極致である。
第4回日本SF大賞受賞作品だが、小説以外での受賞作品は本作が初。

(感想)
超能力者が活躍するバトル漫画だけど、キャラクターが秀逸。

よくある、登場人物全員が美男美女(は描けないかw)ですごい能力者、みたいなチープな設定じゃないし、作画が超リアルだからどんどん引き込まれる。

ある意味、子供の心を忘れないチョウさんの暴走っぷりは清々しいレベル。
欲しいから奪う、邪魔だから殺す、みたいな。
クソガキのまま年取るとあんな感じになっちゃうのかな。

しかも周りが誰一人、チョウさんの正体(というか能力)に、気付かないまま話が進むんで、かなり恐い。

ベランダで遊んでる赤ん坊を落とそうとする時の「真っ赤なトマトになっちゃいな」は名(迷)言。読後しばらくの間、食卓にトマトが並ぶ度に口走ってたw

それに比べてエッちゃん、大人だなぁ。でも、騒ぎの後に泣きながら母親の元に走っていくところで、彼女も子供なんだと妙にホッとさせられた。

認知症と思われているお年寄りの中にも、ひょっとするとチョウさんみたいな人いたりしてと勘繰りたくなる。

緻密で斬新な超能力の描写を見せつけた名作。超能力で後ろの壁が壊れる表現はこのマンガが最初らしい。アキラとセットでおすしたい。

1位 AKIRA(アキラ)

(作品解説)
「AKIRA」は、近未来の都市・ネオ東京を舞台としたSF漫画。
金田正太郎が率いる暴走族のメンバー、島鉄雄はある事故をキッカケに超能力に目覚める……
第8回講談社漫画賞一般部門受賞作品。1988年には映画化され、大ヒット。
日本のSF漫画の金字塔的作品として知られる。
30年ほど前に作られた作品だが、画力の高さや緻密に描かれた映画的なストーリー構成が素晴らしく、今読んでも全く古さを感じさせない傑作。

(感想)
この漫画は文句なく歴史に残る名作。ランキングは当然1位。

漫画というよりは良質なSF映画を見ているような感覚にさえさせてくれる。マジで凄い作品。

世代じゃないんだけど、中学生の時になぜかクラスでAKIRAの回し読みが流行り、全巻読んでみたけど殆ど内容が理解できなかった(笑)

ただ、なんかすげえということだけは伝わったw

突然超能力に目覚める鉄雄。アキラの目覚めを恐れるアーミーのおじさん。そして、ケイたち反政府ゲリラとミヤコ教団、そいつらに巻き込まれる金田…。

もう色々な要素が複雑に絡みすぎて、一度読むだけでは理解できない!一度読んでわかるのは、金田の赤いバイクがカッコいいということだけかもw

しかし!読めば読むほど味わい深くなるスルメのような作品。

大人になるにつれて読み返すたびに、ストーリーの重厚さとリアルな設定に驚かされる。読むたびに薄れることのない、むしろどんどん膨らんでいく感動に胸が熱くなること間違いなし!

作画的な凄さは映画の方がオススメ。物語としてはマンガかなぁ。

あとがき

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ランキングにしてみると、作品自体がすごく面白いからおすすめっていうよりは、これ30年前の作品なんだぜ!とにかく凄いから読んでみ?っていう漫画だな。作品自体は誰が読んでも面白いってもんじゃなくて人選ぶ内容だし。

もはや古典に近い漫画家になりつつある。

大友克洋の影響力は過去だけでなく未来にも…。

2020年には東京オリンピックが開催されることに決まっているけど、1982年から連載が始まったAKIRAの作品内で2020年の東京オリンピック開催という描写がある…。

そんな昔から東京オリンピックの2020年開催を予言していたとは…。大友克洋。どこまで影響力を持っているのだろう…。

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