精密かつ緻密な画力の漫画家!大暮維人のおすすめ作品ランキング!
見たものを「Oh!Great!」と言わしめる画力の漫画家といえば大暮維人(おおぐれいと)。
あの絵の上手さはまさに異常としか言いようがなく、マンガの1コマ1コマがまるで画集を見ているかのようなクオリティ。
キャラクター、背景画どちらも緻密に描きこまれているうえに、これを週刊連載でやっちゃうすごさ。
週間連載でこのクオリティの画力を維持できるのは小畑健と大暮維人ぐらいじゃないだろうか?
小畑健にはない魅力としては女性キャラのエロさがあります。成人漫画出身ということもあって、エロ描写は大暮維人の大きな武器です。
エロ漫画出身の漫画家の中で、大暮維人ほどヒット作を生み出している漫画家はいないと思う。成人向け漫画出身の漫画家ランキングなら間違いなく1位でしょう。
ひょっとすると、最近の少年漫画での描写が際どい物が増えたのは、この人が少年誌に出てきたせいなのかもしれない(笑)
今回は最近ますます絵がリアルに変化している、引くほど絵が上手い漫画家、大暮維人のおすすめ作品ランキング!
5位 火魅子伝 〜恋解〜 臥雲の章(ひみこでん れんげ がうんのしょう)
あらすじ・作品解説
ラノベ作家「舞阪洸」の火魅子伝。
ゲーム化と共にアニメ化もしていた作品のコミックス化!
一般的な男子高校生「久谷」は幼馴染の女子「ヒミコ」とともにタイムスリップしてしまう。
「ヒミコ」は特殊な力を持っていたために過去へと召還されてしまっていた。
タイムスリップの後「ヒミコ」と離れ離れになってしまった久谷は、ヒミコを助ける旅へと出るが、右も左もわからない世界で様々な女性に助けられつつヒミコへと近づいていく。
小説版でもイラスト、ゲームでもキャラクターデザインを手がけた大暮維人がそのままコミックス化した短編。
(原案:舞阪洸)
おすすめポイント・感想・レビュー
1冊の単行本にまとめてしまったのが惜しい作品。
ゲームでは大暮維人の独特な敵キャラクターが、ダイナミックな動きで攻撃を繰り出してきてくれたが、コミックスでは大暮維人のいいエロティシズムが描かれているのがゲームにはない魅力。
そもそも、ゲームとアニメだけでもキャラクターの性格が真逆になっている火魅子伝だけど、大暮維人の絵でコミックス化されていることだけでも一見の価値はあると思わせてくれる。
個別の恋愛要素や絡みが見られないのが残念だけど、コミックスのみで見られるヒロインの扱いが見所!
ゲーム・アニメのファンならコミックスも絶対に読むべき一冊。
4位 天上天下(てんじょうてんげ)
あらすじ・作品解説
日本中の武闘家達の弟子が通う高校、統道学園が舞台。
主人公の凪宗一郎はこの学園の新入生で、学園のトップを狙う不良であった。
ひょんなことから柔剣部に入部することとなり、日本中を舞台とした戦いに巻き込まれていく
おすすめポイント・感想・レビュー
最初は青春学園ものかと思っていたけど、神話や時代背景も盛り込まれたスケールの大きな作品。
最初はとても弱かった主人公の凪が龍拳の力に覚醒し、暴走する力と戦いながら強くなっていく姿は必見。バトル漫画好きにはおすすめ。
他にも異能の力を持った赤羽衆の面々や、武道を磨いた白羽衆の面々など個性的なキャラクターが魅力的。
終盤には神話の時代の力を手にすることとなり、日本中を巻き込んだスケールの大きな戦いになっていって面白い。
3位 バイオーグ・トリニティ
あらすじ・作品解説
バイオーグトリニティは高校生達と、この世界に広がる「バイオ・バグ」というあらゆるモノと自身が融合してしまう病気。
それによって得られる特殊能力をテーマとした青春群像劇+バトルアクション漫画。
初の原作付き作品で大暮維人は作画を担当、小説家の舞城王太郎が原作というチーム体制で制作されている。
設定の複雑さと激しく細やかな画に目を惹かれる作品。
(原作:舞城王太郎)
おすすめポイント・感想・レビュー
大暮維人が作画に専念しているからか、過去作に比べて凄く画が緻密で動きがダイナミック。
まず「バグラー」の設定がいい。手に空いた穴に好きなものを吸い込んだら自由に使用可能になれるとか。最高か。
いわゆる「特殊能力バトル」が毎回展開されるけど、設定が「あらゆるものと融合する病気」なので、ほとんど何でもあり状態。
その分「昆虫」対「機関銃」対「日本刀」のような結末がどうなるかわからないような戦いになって、予想がつかない面白さがある。
その反面、小説家が設定を書いてるからか、設定の理由がめちゃくちゃ複雑。別ページで解説集があったりするぐらい。
この辺りを気にしない適当さを持った読者じゃないとついてこれないかも。
アクションが毎回激しくて、大体どっちかが死んじゃうか取り込まれちゃうんだけど、その戦いの理由が「好きな女の子の取り合い」だったりするむちゃくちゃ感やツッコまざるを得ない感じが月刊誌のページ数で1話読んでも飽きさせないポイントかも。
2位 化物語(ばけものがたり)
あらすじ・作品解説
「化物語」は阿良々木暦を主人公に、次々と怪異(妖怪・お化けの類)にまつわる事件を解決していく作品。
小説から始まりその人気から、アニメや漫画・映画にもなった。
キャラ同士の掛け合いが面白く、怪異譚として怖いだけではないのも魅力のひとつとなっている。
(原作:西尾維新)
おすすめポイント・感想・レビュー
西尾維新原作の化物語を大暮維人が描く!
流石の画力でとても絵が綺麗。怪異たちも大暮維人流のアレンジで怖さも表現されてとても魅力的。
ひとつひとつを完結させて描いていくのではなく、漫画として連続性のあるものに仕上げているのは流石だと思った。
これからどう描かれていくのかとても楽しみ。
1位 エア・ギア(エアギア)
あらすじ・作品解説
主人公の南一樹(イッキ)が、超小型モーターを搭載したインラインスケート「エアトレック」との出会いをきっかけに、エアトレックの技術を競い合うバトル「パーツ・ウォウ」に参加することになる。
エア・トレックでスピードや技を競い合い仲間たちと共に自分の道を目指す物語。
週刊少年マガジンで連載されていた、ギャグ要素やお色気シーンも織り交ぜ、バトル漫画を現代風にアレンジした作品。
講談社漫画賞少年部門受賞。2006年にテレビアニメ化されている。
おすすめポイント・感想・レビュー
読んでてエアトレックしたいっ!…ってなる作品だった。
作画に定評のある漫画家、大暮維人。とにかく絵が奇麗でエアトレックで走っている時の臨場感とかホントすごかった!
特に最後の方は1ページずっと見ていられるぐらいに絵が奇麗で、もはや画集といってもいいくらいの画力。(逆に悪いところでもある)
とくに女の子のキャラに対する力の入れようが半端なかったな。登場する女性キャラは、ほとんどお色気シーンありです(笑)。
ストーリーの方もレガリアとかグラビティチルドレンとか、新たな謎がバンバンでてくるから続きが気になって楽しく読めました。
名言・名セリフ
あとがき
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どの作品も好きなとこと、嫌いなとこあってランキングつけるの難しかったなぁ。
設定も世界観も抜群に面白い。キャラ作りも天才的。加えて高すぎる画力。
生み出される作品はアニメ化するほど面白いの題材なのに、後半に向かうにつれて話広げすぎてわけわからなくなるのが玉にキズ。
読んでて、これまとまらないんじゃって心配になってくるパターンが多く、おそらく描きたいことがたくさんありすぎるんだろうな。
ストーリーが…。と言われ続けていた大暮維人。(逆に言えばストーリーに難ありでも人気がある化け物漫画家)
ですが、最近は原作付きの作品増えてますね。
欲をいえば、すでに完成された作品のコミカライズや小説家原作のものではない、完全オリジナルの原作付き作品も読んでみたい。
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