漫画家、花沢健吾(はなざわけんご)。
作品は数あれど、そのどれにも共通するのが、カッコ悪いダメ男の主人公達。
でも、そんなダメ男が頑張る姿がカッコいい!
デビュー作『ルサンチマン』を読んだ時は「これこそ非モテ童貞のバイブル」って感じたし、『ボーイズオンザラン』が出た時は「鬱屈した毎日を送る全てのさえない男子達の代弁者!」って雄たけびを上げそうになった。
最近は、『アイアムヒーロー』『アンダーニンジャ』のヒットで一躍人気漫画家の仲間入り。
今回はそんな花沢健吾のおすすめ作品ランキング!
4位 アイアムアヒーロー
あらすじ・作品解説
『アイアムアヒーロー』は、花沢健吾によるサスペンスホラー漫画。
主人公の鈴木英雄は、妄想癖のある冴えない漫画家アシスタント。
連載漫画家としての再起を目指す英雄だったが、そんな日常は、謎の感染症の蔓延によって突如終わりを告げる。
人々が「ZQN」と呼ばれる異形の存在に変貌してしまう世界で、恋人や同僚を失った英雄は、途中で出会った女子高生の比呂美や看護師の小田と共に、生き延びるための逃避行を続けることになる。
リアルなパニック描写と人間ドラマが高く評価され、累計発行部数は830万部を超える大ヒット。花沢健吾の代表作品となった。
第58回小学館漫画賞受賞やマンガ大賞へのノミネートも話題に。2016年には大泉洋主演で実写映画化されている。
おすすめポイント・感想・レビュー
『アイアムアヒーロー』は、漫画家・花沢健吾が描くサバイバルホラー作品。
もともと花沢健吾の漫画は好きだったけど、こんなのも描けるのね。
一見よくあるゾンビ漫画…なんだけど「また同じような話でしょ?」と思ったら大間違い!
日常が音を立てて崩れ落ちる瞬間をこれほどまでにリアルに描いた漫画は他にないんじゃないかと思えるほど、平凡な日々から徐々に異常な世界へ引きずり込まれるその様子が面白い!
ゾンビものという定番ジャンルの枠を超えた一級のエンターテイメントです!
鈴木英雄のキャラが光る!平凡さがもたらす共感
主人公の鈴木英雄は、現実がヒーローではない人ほど身近に感じられるキャラクター。
冴えない日常や妄想癖、挫折感に共感する人も多いのでは?
この「普通の男」が、非日常の世界で少しずつ成長していく様子が、物語を支える大きな柱です。
人間としての弱さや葛藤がリアルに描かれ、読者は「もし自分だったら」と想像出来る作品です。
絶望と緻密な描写が生み出す圧倒的なリアリティ
『アイアムアヒーロー』の魅力は、なんといってもその緻密な描写。
感染症が広がる街の様子や、ZQNとの戦闘シーン、崩壊していく社会のディテールなど、すべてがリアルで恐ろしく、読んでいるうちにどんどん引き込まれていきます。
ZQNとの対峙シーンでは、背景の細部やキャラクターの表情がリアリティを増幅し、ページをめくるたびに心拍数が上がります!
こんな人におすすめ
ラストは残念ながら賛否両論となってしまった作品です。
最終回を読んだ後だとおすすめしづらい部分はありますが、それでも序盤から中盤にかけての展開は見事!
今やゾンビパニックものの代表作といってもいい漫画ですので、この手の作品が好きな人なら読んで損はないと思いますよ。
今から読むなら最終巻に80ページ以上の描き下ろしを収録している『完全版』をおすすめします。
花沢健吾の作風が大きく変わるきっかけとなった作品であり、これ以降の作品のベースになっている漫画でもありますね。
平穏が崩れる瞬間
パニックもので、1巻のラストまで何も起こらないっていうのが斬新!
デビュー作じゃ出来ないよなこんなの。
古谷実の漫画を多少ポップにしたような内容で、1巻はほぼ売れない漫画家の日常を描くだけという挑戦的な構成。
でも、その日常を丁寧に描いたからこそ、「普通の日常」が終わりを告げた後の世界の変化が際立つ、際立つ!
1巻のラストのてっことのシーンはホント怖かった。
消化不良なラスト
終盤に差し掛かるにつれ、ストーリーの方向性が曖昧になってしまった感じ。パンデミック後の人間模様をもっと掘り下げられたはずなのに、あっさりと終わってしまったのがもったいない。
…とはいえ、直前の21巻まではなんだかんだ言いながらも楽しめてたのに…。
主人公・鈴木英雄の行く末もはっきりと描かれず、結局、何が言いたかったのかよくわからない最終話の打ち切りのようなラストが残念でした。
今だけ3巻まで無料(2/27まで)

俺はヒーローじゃなくていいんだ。せめて自分の人生ぐらい主役になりたいんだよ。
3位 アンダーニンジャ
あらすじ・作品解説
『アンダーニンジャ』は花沢健吾による現代忍者アクション漫画。
戦後解散した忍者組織がひっそりと存在し続ける日本を舞台に現代に生きる忍者たちが描かれていきます。
名門忍者一族の末端に属する主人公、雲隠九郎(きりがくれくろう)の日常にスポットを当てながら、次第に「UN」と呼ばれる謎の組織との国家規模の戦いに巻き込まれていく。
現代社会に忍者が潜むユニークな世界観とバイオレンスアクションが魅力。
独特な設定とストーリーで高評価を受け、アニメ化や映画化もされている。
おすすめポイント・感想・レビュー
この作品の最大の魅力は、現代社会に忍者が20万人も潜んでいるというユニークな設定。誰もその存在を知らないけれど、忍者が居ることは公然の秘密となっている世界観が面白い。
主人公の九郎がニート同然の生活を送る一方で、裏では重大な任務に挑んでいきます。普通の日常と非日常が交錯し、忍者たちが暗躍する様子がリアルに描かれています。
センスあふれる演出と構成力で飽きさせない!
10巻以上読み進めても、作品としての全体像が見えなてこない。
バトルメインというわけでもなく、メインキャラを何度も入れ替えながら、様々なキャラの視点で物語が進んでいきます。
情報を小出しにされながら、日常マンガのような展開が続く。…にも関わらず、面白さはキープ。ずっと先が気になるのがすごい。
「この後、何か起こりそう!」「この先、面白くなりそう!」という雰囲気をずっと感じられる作品。
読者を惹きつけるテクニックがすごいです。
暑苦しいキャラが少なく、基本的にどのキャラもやたらと淡白なんだけど、逆にその淡々と進む感じも今回の作風に合っている感じ。
こんな人におすすめ
予測不能なストーリー展開を楽しみたい人におすすめ!『アイアムヒーロー』楽しめたなら、間違いなく『アンダーニンジャ』も楽しめるはず。
独特のテンポや演出の見せ方など、センスで突き進んでいるような作品なので、ジャンル分けがムズい。バトルもあるけど、日常系のようでもある。ともすれば何を楽しめばいいのかわからないという人もいそう。
『アイアムヒーロー』以降どんどんセンス先行な作品になってて、こんなに魅せ方上手い漫画家だったかなぁと驚きます。
主人公は交代する前の方が好きだったな。まさか、主人公と思っていた九郎が途中退場するとは思っても見なかった。
少しづつ物語が動き出して、NINやUNの全貌が明らかになってきた感じだけどこの先どうなるのか。
最終回終わってみればただのシュールギャグ漫画だったというオチもありうるかも?
『アイアムヒーロー』のような結末にならないことを祈るのみ。
今だけ3巻まで無料(2/27まで)

ヘタレ主人公じゃないのも今作が初めて?
2位 ボーイズ・オン・ザ・ラン
(作品解説)
モテない、金無い、愛想無いサラリーマンが主役のマンガ。
やはり悪い男や女も登場するが、主役がボロボロドロドロで駈けずり回るのがこのマンガの醍醐味。
新社会人非リア必読の一冊!
(感想)
ケツメイシの闘え!サラリーマン!はこのマンガのためにある歌だ!
ボーイズ・オン・ザ・ランは、、というか、花沢健吾は色んなことやりすぎw
このマンガの最後は楽しみに読んだ方が良い!キモカッコイイから!ただし真似はしないように!捕まるよっw
このマンガ読むと毎回セットでタクシードライバーも見返したくなるな。花沢健吾が好きなんだろうなー。映画名出してたし。
だいぶ古い映画だけど、これもカッチョイイので気になった人はぜひ!
今だけ2巻まで無料(2/27まで)
1位 ルサンチマン
(作品解説)
3次元に絶望した結果、2次元に行ってしまうという、まさにこの時代の?青春マンガ。
昼はツマラン仕事して、女にもモテず、家で全身コントローラー着こんで2次元に出かけるというダメ人間が主人公。
IT機器の発展で全男性待望のITエロ利用の概念を設定したのは、さすがの花沢健吾。
(感想)
狂四郎2030と同じような設定だけど、こちらの主人公は完全なダメ人間w
なのに、拓郎の生活を少し羨ましいと思ってしまう自分が残念すぎる!
主人公が普通にダメ人間だからこそ、変にSF臭くなく、リアルを感じる、共感できる!あこがれるゥ!
花沢健吾のセンス。やっぱ好きだ。
完全にアッチの世界でイケメン無双してる友人が、残念を通り越して爽やかすぎるw
自分の友人があそこまで二次元に懸けてたら、潔すぎて何も言えねー。ラインハルトカッコ良すぎる。(最後死んだんだっけ?)
最近の漫画もいいけど、この頃の花沢健吾作品はホントおすすめ。
しかもこの漫画、「第5回Sense of Gender賞 話題賞」という謎の受賞をしている。選考員さん、ジェンダー関係の賞が本当にこのマンガでいいのか!?
今だけ1巻まで無料(2/27まで)
あとがき
あなたがランキング1位に選ぶおすすめ作品はどの漫画ですか?

ルサンチマンは打ち切りだったのかな?ラスト駆け足じゃなくてちゃんと読みたかった。といいつつランキング1位にしてしまった…。
最近はオシャレ漫画家のイメージもある花沢健吾だけど、ちょっと前は本人のtwitterを見てても女性に対する憎悪と愛情、モテ男子に対する殺意と嫉妬がごちゃまぜになったド下ネタツイートを連発するような漫画家でした。
『アイアムヒーロー』が一段落したら、またこっちに戻って来てくれないかなあ…と思ってたんだけど『アンダーニンジャ』見る限り、今後はこっち路線がメインになるのかな?
あ、あと相変わらず、この花沢健吾の描く女の子はまるっこくて可愛い。
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