【笑いから哲学へ】古谷実のおすすめ漫画作品ランキング!

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古谷実(ふるやみのる)=ギャグ漫画家という人も多いだろう。

今では全作品の中でギャグ漫画の方が少ないにも関わらず、この評価はいかに稲中の与えた影響が大きかったかということ。

アニメ界のエヴァンゲリオン同様、漫画界でも、90年代にはその後のギャグ漫画を変える漫画が多く排出された。ギャグ漫画好きなら、吉田戦車(はちょっと前か?)、古谷実、うすた京介あたりは好き嫌いは別として、漫画史として読むべき。

そんなギャグ漫画の歴史を辿る上では避けて通れない笑いを提供してきた漫画家「古谷実」…が、ある時を境に作風が一変!

ギャグ漫画の週刊連載はやっぱりきついんだろう。古谷実がファンだと言っている望月峯太郎しかり、しまぶーしかり、ギャグ漫画家がシリアス漫画に以降する流れは、ある意味定番。

でもその中でも古谷実の振り幅は群を抜いている作風の変化。不道徳・シリアス・不条理で救われない、哲学的な要素も持った世界観のマンガたち。世間的には好みでどちらの作風が好きか、真っ二つに評価が割れている。

そんなわけで、完全自分好みの古谷実オススメ作品ランキング!

5位 グリーンヒル

(作品解説)
バイクにかけた人たちの青春漫画…ではない。
お腹の下にカビが生えているくらい超面倒くさがりな大学生の主人公関口がバイクに乗っている女の子に一目ぼれして、その子が入っているグリーンヒルというチームに加入し、その仲間たちと繰り広げるギャグ漫画。
下ネタあり、ギャグありで「稲中」が好きな人にはおすすめ。
「ぼくと一緒」のイトキンも登場する。

(感想)
古谷実といえば、ダメ人間!
今回も沢山でてきます。

ダメ人間だけどなぜか共感してしまう!

最後に主人公の関口が「ん~5年後か~。人類最大にして最強の敵”めんどくさい”にうち勝ち…立派な大人になりたいなぁ~がんばらなきゃな~」のセリフに当時の若かりし自分もちゃんとしようと共感したな。

思えばこれが古谷実の最後のギャグマンガになりそうですね。

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4位 ゲレクシス

(作品解説)
バウムクーヘン屋を営む中年おっさんが、人生初めての恋に直面し……って話かと思いきや、一体何があった!?
意味不明すぎる展開、なのに続きが気になって気になって仕方ない中毒性MAXの怪作。

(感想)
イブニングの15周年企画、15のイフ(if)ニングの第二弾。

「もしも古谷実がヤンマガ以外で連載したら」という企画で始まった新連載!(第一弾の小林まことといい楽しみすぎる企画)

最初読み始めた時は、いつものようにモテナイおっさんが、人生に悩む展開かと思いきや、古谷実先生、こんなの絶対に予測できないですって!

開始数話でもう読者をグ~ンと突き放して、まさかおっさんが尻の割れ目みたいな顔の妖怪(?)に変化してしまうとか、ぶっ飛び展開にもほどがある!

そんな姿になっても、たつみはバウム屋であることにこだわっているみたいだし、この先の展開もまったく不透明で楽しみすぎます。

たつみが変身しちゃったきっかけとなるもう一人の妖怪も、話してみると意外に人間くさい奴だったのもイイ味出してる。

それにしても古谷節が爆発しすぎているでしょ、これ!

バイトの倉内ちゃんがこれからどう関わってくるのかも気になります。

久しぶりに楽しみな古谷実作品。

ランキングはとりあえず4位に。

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3位 僕といっしょ

(作品解説)
家庭事情が複雑なメインキャラの少年たちが東京で居候生活をする物語だが、「稲中」の雰囲気を色濃く引き継いだギャグで暗さを感じさせない。
登場人物は相変わらず濃いが、話も読みやすく入り込みやすい。

(感想)
読んでいた時から20年以上経ってるけど、イトキンという人物の名前が頭から離れない。なんでこんなにも、シュールに書けるのだろう。ジワジワくる笑い。爆発的な笑い。

登場キャラは重度なダメ人間ばかりですが、それをギャグで中和できる作者の持ち味がよく出ています。

顔芸が最高。名台詞も多数あり。主人公のすぐ夫、準主人公のイトキンはどうしようもないダメ人間だが名コンビでめちゃくちゃ面白い。

最後のすぐ夫が「お前がイトキンを殴るな」と継親父に立ち向かうシーンに感動。

この作品が面白かったと思えたら、続編ではないが「グリーンヒル」もダメ人間ばかりのギャグ漫画なのでおすすめ。

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2位 ヒミズ

(作品解説)
「行け!稲中卓球部」で知られる漫画家、古谷実が描く、サスペンスホラー漫画。
主人公の住田は、ちょっとだけ特殊な家庭事情を抱えているけれど基本的に「普通」の男子高校生。
そんな彼が、不幸や犯罪を通してひたすら闇に堕ちていく……という古谷実の作品としては類を見ないほど胸糞展開のオンパレードなヒミズなのだが、2004年には舞台化、2007年には小説化、そして2012年には実写映画化されているなど、世間の評価はすこぶる高い。

(感想)
「笑いの時代は終わりました…これより、不道徳の時間を始めます。」

なんと、これがこの漫画のキャッチコピー。

古谷実作品を稲中くらいしか知らない人(結構いると思うけど)は、覚悟して読んだ方がいい。

それぐらい、心をえぐってくる。

「もう一度読みたいほど面白い漫画」もなかなか見つからないけど、「もう二度と読みたくない鬱漫画」もなかなか見つからない。

おもしろくないわけじゃない。むしろおもしろいから、どんどんページをめくっちゃう。で、救いのない展開にひたすら絶望する。。

なんせタイトルからして「日、見ず」ってくらいだから、そりゃあ暗いお話になるのは分かるけど、ここまで絶望を突きつけなくても…。

くやしい…!でも…読んじゃう!オススメ。

あと、茶沢さんがエロいw

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1位 行け!稲中卓球部(いけいなちゅうたっきゅうぶ)

(作品解説)
週刊ヤングマガジンで連載され、アニメ化もされたちょっとエッチなギャグ漫画。
稲豊中学校卓球部を舞台に、超個性的な部員6人の日常(卓球はあまり関係ありません!)を描いている。

(感想)
連載されていたのが、今から20年以上前というのが信じられない!

未だに色あせず何度読み返してもふしゅしゅしゅ・・と気持ち悪い笑いがこぼれ出てしまう。(まわりに知らない人がいる場合注意!)

思春期に読んではいけない。いろいろ影響受けすぎるw
でも思春期に読むのが一番面白い。

この頃はマサルさんと稲中の影響受けた漫画が大量に出てきたな。

稲中連載終了を狙ったかのようにジャンプで「K.O.マサトメ」が連載された時の衝撃は忘れらないw

さらにマガジンで伊達グルーヴが始まったときの衝撃も。

中学校の卓球部を舞台にしてなぜここまで面白いのか。とりわけメインの前野、井沢、田中のトリオは一度読んだら忘れられない強烈なキャラクター。特大ジャンボギョーザを食べた田辺が臭すぎて、見殺し(寸前)にする回はとにかく爆笑した。

エッチな要素も満載で、まさに中学生にとってのバイブル。この漫画を知らずに青春時代は過ごせません。

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あとがき

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ランキングは稲中1位だけど、結局ギャグもシリアスもどっちも好きだ(笑)

けど、シガテラ以降は焼き直しみたいな、短い巻数で終わる似たような作品が続いるのがちょっと…。冴えない男が美女に出会って次第に事件に巻き込まれていくパターンばっかり。

「ゲレクシス」には久しぶりに期待。ギャグテイスト復活なのかどうかもまだよくわからんけど。

「稲中卓球部」の時のようなキレッキレのギャグ作品もまた読みたいけどなぁ。

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