独特な色彩と躍動感が魅力的な漫画家「福田宏（ふくだひろし）」。
師匠は漫画家の藤田和日郎で、『からくりサーカス』では5代目チーフアシスタントを務めたことも。
師匠譲りのストーリーテリング、そして力強い線と鮮やかな色使いで描く、熱狂的な少年漫画スタイルと躍動感溢れるキャラクターが特徴的です。
今回は、福田宏のおすすめ作品を紹介します！
このページは作成中のため、まだランキング形式になっていません。作品が追加され次第追記していきます。
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5分後の世界(ごふんごのせかい)
あらすじ・作品解説
「5分後の世界」は福田宏による独創的な漫画作品。平凡な高校生・白綾大和が謎の占い師からもらった腕輪で未来に跳躍し、仏像による惨劇が広がる世界を目の当たりにする。
この世界は、現在からほんの5分後の世界だと知った大和は、兄弟や幼なじみと共に、仏像との戦いの中で短時間で世界を救う方法を探っていく。
東京の池袋を舞台に、タイムリープとパニックホラーを融合させた緊迫感あるストーリーと予測不可能な展開が繰り広げられていく。
おすすめポイント・感想・レビュー
時代物から一転、現代の池袋を舞台とした仏像に襲われるというパニックホラーにタイムリープの要素を足した作品！
タイムリープ先が5分後という設定が面白い。戻れるのも5分前、しかも一回だけという限られた条件の中でストーリーが進んでいきます。
パニックホラーではあるけれど、双子の弟、裕人との兄弟の絆をテーマに福田宏らしい王道展開も魅力。
こんな人におすすめ！
個人的には序盤の主人公の短絡的な行動の連続にちょっと感情移入しにくい部分があったかな？とはいえパニック系にありがちな途中でダレることもなく、最後までしっかりと描ききっています。
残念ながら恐らく打ち切り作品だとは思いますが、中途半端ではなく最後までキレイに伏線回収して終わっているのは見事。
7巻でサクッと読めるので、タイムリープものやパニックものが好きならおすすめ。
ラストの読後感も良くて、キレイにまとまった作品だと思うけど、終盤の、打ち切りが決まったのか、1話ごとに1人ずつ死んでいく流れはさすがに急展開だった。どんなに止められても仲間を救いに戻ってしまう大和が突然諦めのいい子になってたのもちょっと違和感がありました。
個人的にエピローグで蓮を救いに行く流れが見たかったなぁ。
村上龍の同名小説とは何の関係もない（多分）
仏像と戦うパニックホラーと聞くと、やっぱりGANTZを思い出しちゃいますね。GANTZの仏像編の絶望感は異常。
あとがき
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