シュールで個性的なギャグ漫画家といえば「中村光」
16歳のデビュー作からその才能を存分に発揮し、多彩なジャンルで作品を手掛けています。
個性的なキャラクターと想像を超えるストーリー展開で、唯一無二の世界観を構築。
ナンセンスなギャグと個性豊かなキャラクター達が織りなす独自の世界観!しかもこれを描いてるのが女性ってことにまたオドロキ。ファンの中には作品が好きな人はもちろん、彼女自身のファンも多く存在するという美人漫画家です。
神であるイエスとブッダが東京・立川で織りなす日常をコミカルに描いた『聖☆おにいさん』を始め、荒川河川敷に住むユニークな住人たちとの奇妙な交流をシュールに描いた『荒川アンダーザブリッジ』、クリスマスをテーマにブラックコメディとファンタジーを組み合わせた『ブラックナイトパレード』など、アニメ化や実写化された数多くの人気作を生み出しています。
宗教や哲学といったテーマさえも身近に感じさせるほどの軽妙なタッチが魅力で、多くの読者を笑いと感動の渦に巻き込んできた天才漫画家!そんな中村光ワールド全開のおすすめ作品ランキング!
3位 中村工房(なかむらこうぼう)
(作品解説)
数ページのシュールなショートギャグがこれでもかと詰め込まれた、中村光ワールド全開な作品。
ヒット作である、「荒川アンダーザブリッジ」に登場する数々のキャラクターの前身ともいえるキャラクターも登場。
(感想)
個性的なキャラが炸裂しているショートギャグに、
腹抱えて笑える。
電車で読んじゃいけないねコレ(笑)。
河童・星、相変わらずいい味だしてるわ。
荒川アンダーザブリッジが好きなら間違いなくオススメ。
「荒川アンダーザブリッジ」を読んでから、コレを読むと、
あちらこちらに登場する前身的なキャラを発見できるのも楽しみの一つ。
荒川アンダーザブリッジのプロトタイプとしても楽しめる。
しっかしどのキャラも、表情がいいわ。
シュールなギャグが好きな人はハマル!
そして中村光ワールドから抜け出せなくなる(笑)。
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2位 荒川アンダーザブリッジ(あらかわアンダーザブリッジ)
あらすじ・作品解説
『荒川アンダーザブリッジ』は、中村光によるギャグ・ラブコメディ漫画で、荒川河川敷が舞台となる作品。
大企業の御曹司でエリート青年の主人公リクが、自称「金星人」の美少女・ニノに命を救われたことをきっかけに、彼女への恩返しとして恋人になり、河川敷での奇妙な共同生活を送ることに。
そこには河童の村長や星型マスクのミュージシャンなど、個性豊かな住人たちが暮らしており、そんな彼らとの非日常的な日常を描いた作品となっている。
作者の中村光の小さい頃の夢だった”橋の下に住みたい”という妄想を漫画にしたというこの作品は、2004年から2015年まで連載され、テレビアニメ、実写ドラマ、映画化など多彩なメディア展開を果たした。
シュールな笑いと切なさが織り交ざる独特の世界観が特徴で、640万部を超える累計発行部数を誇る人気作品となっている。
おすすめポイント・感想・レビュー
前作『中村工房』のショートギャグを踏襲しながらも、ストーリー漫画としての軸を持たせた挑戦作です。
『聖☆おにいさん』と同じくギャグ漫画だけど、ギャグの方向性というかテイストは違います。
ギャグ漫画としては『聖☆おにいさん』の方が万人受けな感じ。『荒川アンダーザブリッジ』は、前作の中村工房と同様に、よりシュールギャグ、ナンセンスギャグ、不条理ギャグといったジャンルに近い感じ。
読者をいい意味で振り回してくれます。
6ページで笑いと感動を届けるテンポが気持ちいい!
単行本で読むと気づきにくいですが、1つのストーリーに見えて実際には6ページごとに完結するショートストーリーの集合体で構成されています。
単行本に収録されている話数はなんと25話近い!
大枠のストーリーは続きながらも6ページ(1話)ごとにちゃんとオチがあるのがすごい。
6ページの間に起承転結が収められているので、まとめて読むとめちゃくちゃテンポのよいギャグ漫画に感じます。
熱量がダントツ!予測不可能な展開が癖になる
とにかく予測不可能な展開が魅力!
各話のストーリー、セリフ、展開がことごとく、こちらの予想をいい意味で裏切ってくれる。
そして、その裏切りが心地いい。
途中、キャラクターの行動がブレたり、シナリオが迷走しているように感じる部分もあるけれど、この駄作と傑作の間を綱渡りしているような危うさこそが『荒川アンダーザブリッジ』の魅力。
作品の熱量という意味では中村光作品の中でもダントツでした。
魅力的なキャラクターたち
キャラの魅力という点でも、『荒川アンダーザブリッジ』が一番好き。
濃ゆい出オチのようなキャラクターばかりなのに、どのキャラもどんどん魅力的になっていく。
読み進めるごとに「まだこんな引き出しがあったのか」と驚かせてくれます。
ツッコミ役にも関わらずちゃんとリクでも笑えて、かつ愛すべきキャラになってるところもスゴイ。
キャラの動かし方がめちゃくちゃうまいです。
こんな人におすすめ
今だと『聖☆おにいさん』から遡ってくる人の方が多いのかな?
当時この『聖☆おにいさん』と『荒川アンダーザブリッジ』を同時連載していたことに改めて驚きます。同ジャンルで、ギャグ漫画を2作連載抱えてどちらもヒットした漫画家なんてそうそういないんじゃないかな?
終盤少し迷走した感はありますが、とはいえ、シュールでナンセンスな笑いが好きな人には文句なしにおすすめできる作品です。
久々にめちゃくちゃ面白い漫画に出会えたと思える作品だっただけに、金星編あたりからの展開はやっぱり残念。あくまで電波の中の日常を描き続けて欲しかった。
「これじゃあまるで最終回のみたいじゃないか」リクが叫んでいた中盤のロケット打ち上げ回。
当時は、リクと同じように「そんなのイヤすぎる!」と思って読んでいたけれど、実際にあそこで最終回だったらストーリーとしては最高にきれいな終わり方でしたね。
そこを覆してまで続けたのに、その後のシナリオ的な盛り上がりが、ロケット打ち上げを超えることがなかったのは残念でした。
ただ、ギャグマンガとしては盛り返して来ていたので、『聖☆おにいさん』ほどとは言わないけれど、もう少し日常ギャグ漫画として続いてほしかったという思いもあります。
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1位 聖☆おにいさん(セイントおにいさん)
(作品解説)
目覚めた人「ブッタ」神の子「イエス」。
世紀末を無事に乗り越えた二人が東京・立川に降臨し下界でバカンスをすごす、ゆるゆるコメディー。
下界のバカンスを満喫する二人と、二人をとりまく人のほっこりとしたエピソード満載。
これをみんなで読めば宗教戦争もなくなるかも?
(感想)
どんな宗教でも大らかに受け入れるまさに日本人にしか書けないマンガ。
まさにメイドインジャパンなお話。
主人公がブッダとイエスという以外、普通の兄ちゃん達の同居生活の日常を描いているだけ。
まさに暇を持て余した神々遊び(笑)
この二人(?)を使ってコメディー漫画にしようっていう発想がもうね。
この手の設定がぶっ飛んだ漫画って、
面白さをギュッと凝縮した短い作品になるのがパターン。
なのに15巻を超えても未だネタが尽きないのはすごい。
荒川と違って外枠がぶっ飛んでるだけで、
中身はよく出来たほのぼの系のギャグ漫画なので誰にでもおすすめ出来る。
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あとがき
あなたがランキング1位に選ぶおすすめ作品はどの漫画ですか?
ランキング作って、改めて、縛られた設定で日常を描くのがうまい漫画家だなぁ。
荒川アンダーザブリッジを初めて読んだ時の衝撃は忘れられません。
マサルさん以来の衝撃!?
増田こうすけでも麻生周一でもなく、読んでてうすた京介を思い出したのは中村光(なかむらひかる)だった。
うすた京介みたいに、これからも、「面白い人にはとことん面白い」「わからない人には何が面白いのかまったくわからない」そんな漫画を描き続けてほしい。
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