漫画家で原作者で小説家で僧侶!永福一成のおすすめ作品ランキング!

永福一成

永福一成(えいふくいっせい)は、漫画家でもあり、漫画原作者でもあり、小説家でもある。

また、僧籍を持っていて、僧侶でもあるという異色の経歴の漫画家。

漫画家としては、独特な絵で、テンポが良く細かい所までしっかりこだわって書いてる作家という印象。

でも今はもう漫画原作者としての方が有名かな?竹光侍以降、原作に転向し最近では原作オンリーになっています。

松本大洋の独特な絵柄とマッチしていた『竹光侍』、穏やかな人間ドラマを描いた能條純一との『月をさすゆび』、古屋兎丸と描いた『能條純一』など、次々と有名な漫画家とタッグを組んで作品を発表しています。

ちなみに、竹光侍でタッグを組んだ松本大洋とは和光大学漫画研究会の先輩後輩の間柄だったりする。

今回は、原作者として次々と名作を生み出している永福一成の「漫画家」としての発表された作品のおすすめランキング!

原作とはまた違う魅力のある作品が見つかるかも。

5位 OUT-SIDER(アウトサイダー)

あらすじ・作品解説
古くから続く我藍家の跡取り・秋人は、我藍家に代々備わる異能力を受け継いでいた。
我藍の力は性交渉で発現する。
目覚めれば強大になる力をコントロールしていくために、力を鎮める技を持つ女性を「導き手」として娶る習わしが続いていた。
いとこである天川真具はその伽藍家を守る天川家の男子で、特殊な格闘術を身に付けている。
秋人の婚約者・橘さわと3人で通い始めた高校は、裏で生徒の超能力を開発し、暗殺部隊を組織していた。秋人・真具2人も能力者として狙われることに。
3人の男女としての立場は既に決まっていたが、お互いの想いは揺れ動き、秋人にも惹かれる相手が現れる中、戦いは激化してゆく。
当時の古屋兎丸氏の漫画「ショートカッツ」のマイちゃんが友情出演。あちらにも我藍さんと天川さんが出ていたが、別人であった。

おすすめポイント・感想・レビュー
見た目から武闘派っぽい真具に比べて、異能力を持つ秋人の方は優男。

能力系のバトルで、能力者を常人よりは強い普通の人間が守るっていう構図は面白いなと思った。

んでその力を覚醒させるのが性交って設定なんだけど、この手のエロで強くなる系の設定の他の漫画と比べるとエロさは薄いかな?

どっちかっていうとシリアスなバトルメインです。

覚醒した我藍の力がとにかく強すぎる!発言する能力もコントロール不可能だし。

もう、どんどん取り返しのつかない状況に!

おじいちゃん助けて・・・。

異能力バトルものでありながら、根底に伝奇とか土着信仰のようなテイストもある。

名言・名セリフ

「この力、なんのために・・・」

4位 カラード・ブルー

あらすじ・作品解説
優秀な科学者の両親を持ち、自身もエリートコースに進むことを疑わなかった高校生、北島一馬。
だがある朝起きると、妙なビジュアルのサイボーグに改造されていた・・・というドタバタコメディ漫画。
両親はメッセージを残し旅行に。高校を壊し退学させられ家は差し押さえられ、突然すべてを失った一馬は、最も縁遠かった肉体労働をすることに。
東大へ行くという夢はあきらめずにいたが、見た目で排除され、真面目だった一馬はとうとうグレる。
そのうちサイボーグの力が狙われ、謎の組織に襲われ始める。
永福一成の漫画家デビュー作。全2巻。

おすすめポイント・感想・レビュー
永福一成の絵って、結構クセが強くて好き嫌い分かれる感じだけど、この作品はアメコミ調の絵柄がよく合ってると思う。

知らん間にサイボーグのボディに改造されてて、その力が制御できないという、パワーでゴリ押しのギャグ展開。

前編に渡ってコメディ一色です。

タイトルのカラードブルーは、多分、労働者の分類でいうところの「ブルーカラー」からきてるのかな?

ホワイトカラーしか目に入ってなかった一馬が、最終的に抵抗なくブルーカラーの自分を受け入れるようになってる。ええ話やないか。

中に松本君って出てくるけど、作画協力に漫画家の松本大洋。それに井上三太の名前見て、あーこういう絵だったなあと思った。

3位 鉄騎馬 メタル・ホース

あらすじ・作品解説
リーゼントの不良高校生・獅子戸朝雄はある時バイクの魅力に目覚め、ケンカばかりの毎日を卒業し、バイクチーム「ナイツ・オブ・ザ・ラウンド」に参加。真剣な生き方を始める。
尊敬していたライダーが事故で亡くなり、目標をなくしていた朝雄は「紅ニンジャ」と呼ばれるバイク乗りの噂を聞き、勝負することを決意。
走りの舞台・武蔵峠には、満月の夜に車が消えるという「お化けトンネル」の噂があった。
不思議な霧が発生するそこへ飛び込んだ朝雄と、紅ニンジャこと人気タレントの羽柴留美、そしてトンネルを調べていた朝雄の弟・博士(小6)。
気づいたときには、彼らは江戸時代にタイムスリップしていた・・・。
キャラクターの名前などを「円卓の騎士」になぞらえており、知っている人にはより楽しめる。

おすすめポイント・感想・レビュー
「鉄騎馬」と書いて「メタルホース」と読む。鉄の馬、つまりバイクのこと。

江戸の長屋の前をバイクが突っ走っていくシーンは実写で見たいと思わせられるな。映画「戦国自衛隊」みたいに。

江戸時代中期という、タイムスリップものとしてはあんまり見たことない珍しい時代。大きな事件もない時代だしね。

身元引受人はあの平賀源内。他にも歴史上の人物が実名で出てきます。

江戸時代で生活しながら、成長していく朝雄。

最後は切ない。ジーンときます。

2位 チャイルド★プラネット(チャイルドプラネット)

あらすじ・作品解説
モロキューこと主人公の諸住究(もろずみきわむ)が住む横浦市で列車が炎上する事故が起きる。
始めはただの電車火災かと思われていたが、事故の際に、輸送中だった殺人ウイルスがばら撒かれてしまった。
ほどなくして、横浦市の住人たちが次々と血を吐いて倒れ始める。
子供たちだけを除いて…。
大人だけを殺すウイルスによってバイオハザードに見舞われ、防護服を着た米兵によって隔離される横浦市。
子供たちは手探りの自治、暴力による支配、混沌とした状況で生きていかなければならなくなる。
究は直輝・羊子・フグヲたち仲間とともに、大人のいなくなった町で、過酷なサバイバルを強いれられることになる。
竹熊健太郎は元々原作としてクレジットされていたが、5巻以降は原作を降りた為、原案としてクレジットされている。
kinki kids主演で制作されたテレビドラマ『ぼくらの勇気 未満都市』は、チャイルドプラネットとよく似ている設定でその類似性を指摘されたが、日本テレビ側「よく似ているが盗作ではない」という見解を示している。その後協議によって、ドラマの途中から協力として永福一成と竹熊健太郎の名前がクレジットされたが、原作としてクレジットされることはなかった。
(原作・原案:竹熊健太郎)

大ヒットドラマの原作になりそこねた極限サバイバル漫画!

おすすめポイント・感想・レビュー
チャイルドプラネットが連載されていた1996年当時、この手のジャンルの漫画って珍しかったんじゃないかな。

デスゲーム系はもちろん、ゾンビもののマンガもまだ流行る前。(プレイステーションの初代バイオハザードが1996年発売)

しかも、当時は気づかなかったけど『サルまん』の竹熊健太郎が原作だったのね。

序盤から大人たちがどんどん狂って死んでいく衝撃的なシーンが続いて。

死の恐怖に怯えながらも、隔離され見捨てられた横浦市で自分たちが生きていることをなんとか伝えようとする究たち。

ラストのラストまで物語から目が離せません。最後せつない。

パニックホラーとかサバイバルホラー系の作品が好きな人におすすめ!

この作品はドラマよりも前に漫画を知っていたけれど、ドラマがヒットしたわりには漫画の知名度低いのが寂しい。

2017年のスペシャル放送の時も原作クレジットはされてなかったのかな?

読み進めていくうちにわかってくるのが、「大人が死ぬ」ウイルスではなく、「大人になると死ぬ」ウイルスだということ。

自分たちもホントは感染はしてて、でも子供だから「まだ死なない」。

いつ?どうなったら大人になるのか?

いつ死ぬかわからない恐怖と戦いながら、未来へ進もうとする究たちが切ない。

最終回でしっかりタイトル回収…。

名言・名セリフ

僕らはここにいる

1位 ライトニング・ブリゲイド

あらすじ・作品解説
「ヒューズ」というコンピュータネットワークシステムが日本中を運営管理している近未来。
人気バーチャルRPG「ライトニングブリゲイド(通称ライブリ)」。
パーティ「イダテン」の剣士・松本洋太(まつもとようた)はメンバーとプレイ中、噂だけと思われていた敵「赤い牙」の攻撃を受ける。
ゲームの中の存在であるはずの彼らは現実世界にやって来ようとしていた。
闇の勢力「赤い牙」に対する正義の一団「稲妻の旅団」が助け手となり、大人たちに「ゲームの話」とあしらわれながら戦う洋太たち。
だが次第に異界からの魔の手に日常が蝕まれてゆく。

バーチャルゲーム内を舞台にしたジュブナイルSF!

おすすめポイント・感想・レビュー
「ライトニング・ブリゲイド」略してライブリ。

このジャンル超好き。

異世界ものが全盛になってからだいぶ減ったけど、ちょっと前はバーチャルゲームが舞台の作品が結構流行っていた。

デスゲーム要素と組み合わせた『ソードアート・オンライン』なんかが有名ですね。

ソードアートオンラインの小説は2009年からって考えると、1993年に連載されていたライトニングブリケイドは、めちゃくちゃ時代を先取りした漫画。早いなぁと思ってた奥浩哉のゼロワンですら1999年連載。

MMORPGのような仮想現実世界が本作の舞台で、だんだんとゲームの世界が現実を侵食して行きます。

現実との壁を壊して化け物が実体化してくる中で、最初は大人がことの重大さを理解してくれなくて、小5の子どもたちが大冒険するのが危なっかしくてたまらん(めっちゃ楽しい)。

日常が壊されていく恐怖、子供だけの戦い、などハラハラドキドキ要素がとても良いです。

ジュブナイル系の少年期の終わりに、何かを失って成長する物語が好きな人におすすめ。

あと、主人公の名前は完全に松本大洋から取ってるよね。笑

あとがき

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作品ごとにジャンルがバラバラでランキング迷ったぁ。

漫画家としての永福一成は惜しい作品だらけなんだよな。

あらためて並べてみると、そのジャンルの先駆けみたいな作品も多くてびっくりする!(話題にはならなかったけど)

好き嫌いの分かれる絵も原因のひとつだとは思うけど、設定や世界観、ストーリーがいいだけに、打ち切りのような短命作品が多いのがもったいない。

原作になってからは作風も穏やかな大人が楽しめる作品が多くなった気がするな。

漫画家の原作転向の中では間違いなく成功例なので、もう作画はしないかもしれないけど、話は好きだけど絵が苦手という人もたくさんいた一方で、永福一成のあの独特な絵が好きだったという人もきっといたはず。

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