【絵もストーリーもうまい!】乃木坂太郎のおすすめ漫画作品ランキング!

乃木坂太郎

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絵だけ上手い、話はうまい漫画家はいるけれど、そのどちらもが高水準なのが乃木坂太郎(のぎざかたろう)。

医療から怪奇ミステリー、歴史、心理サスペンスまで、作品ごとに題材はまるで違う。それなのに、どれを読んでも面白い。控えめにいって天才。

中でもキャラの表情の描き方がとにかくうまい!目線や表情ひとつで感情を伝え、微妙な表情の変化や心の動きを絵で表現できる漫画家です。

加えて、ストーリーの組み立て方もべらぼうに上手くて、絶妙なタイミングで話が展開していくから、先の展開が気になってしょうがない。どの作品もまったく飽きずに最後まで読み切ってしまう。

『医龍』では医療現場と人間ドラマを、『幽麗塔』では美しく不気味な怪奇ミステリーを、『夏目アラタの結婚』では死刑囚との危うい心理戦を描いてきました。ジャンルはバラバラなのに、どの作品にも濃い人間ドラマと強い読み応えがある。ここまで振り幅があるのも乃木坂太郎の大きな魅力です。

そんな絵もストーリーもうまく、何を描いても読ませてしまう乃木坂太郎のおすすめ作品をランキング形式で紹介します!

6位 キリンジ Open The Adventure Door

30秒でわかる作品紹介
『キリンジ-Open The Adventure Door-』は、さえない少年・麒麟児が不思議な鍵を手にしたことから始まるジュブナイル・アドベンチャーです。

鍵に秘められた太古の力を使い、仲間や友達を救うために冒険へと飛び込んでいく麒麟児。後年の乃木坂太郎作品とはかなり雰囲気が違い、少年漫画らしいバトルや冒険をストレートに楽しめる作品です。

『週刊少年サンデー』で短期連載され、もともとコミックス未掲載だった作品をまとめた全1巻で、乃木坂太郎の初期作品を知るうえでも興味深い作品です。

ランキングの理由・推しポイント
第6位は『キリンジ Open The Adventure Door』。

『医龍』や『幽麗塔』『夏目アラタの結婚』など、人間の心理や思惑が複雑に絡み合う後年の作品と比べると、本作はかなりシンプルな少年漫画です。

不思議な鍵や太古の力といった設定には、少年漫画らしい冒険もののワクワク感が詰まっていました。…が、全1巻ということもあり、物語が大きく広がる前に終わってしまうのは惜しいところ。

今回の6作品では最下位にしましたが、現在の乃木坂太郎とはひと味違う作風を楽しめるのは本作ならでは。後の代表作を読んでから「こんな漫画も描いてたの?」と手に取ってみるのも面白い作品です。

5位 まなざし珠子の自由研究(まなざしたまこのじゆうけんきゅう)

30秒でわかる作品紹介
『まなざし珠子の自由研究』は、高校2年生の幼馴染・川嶋珠子と高浜みなとを主人公にした青春ジュブナイルホラーです。

陸上に打ち込む珠子と、オカルトをまったく信じないみなと。ある雨の日に起きた事件をきっかけに、二人の夏休みは思わぬ方向へ動き始めます。

そして二人が自由研究のテーマに選んだのは、なんと「亡くなった先生を生き返らせること」。青春と喪失、オカルトが絡み合う、乃木坂太郎らしい一筋縄ではいかない物語です。

ランキングの理由・推しポイント
第5位は『まなざし珠子の自由研究』。

「亡くなった先生を生き返らせる」という自由研究からして、もう普通の青春漫画ではありません。高校生の夏休みという爽やかな舞台に、死や喪失、オカルトを組み合わせてくるあたりは、さすが乃木坂太郎。

すでに面白い匂いしかしないのですが、乃木坂太郎作品だけにここからどんな方向へ進むのか予想もつきません。

まだ始まったばかりの連載ということで今回はひとまず5位。ただ、今後の展開次第では大きく順位が変わりそうな作品です。

4位 第3のギデオン(だいさんのギデオン)

30秒でわかる作品紹介
『第3のギデオン』は、フランス革命前夜を舞台に、国を変えようとする二人の男を描いた歴史漫画です。

平和的な方法で国を救おうとする平民のギデオンと、目的のためなら残酷な手段もいとわない貴族のジョルジュ。目指すものは同じなのに、選んだ道はまったく違う二人の運命が、ルイ16世やマリー・アントワネットら実在の人物も巻き込みながら交差していきます。全8巻で完結しています。

ランキングの理由・推しポイント
第4位は『第3のギデオン』。

歴史漫画ですが、年号や出来事を順番に追っていくタイプではなく、ギデオンとジョルジュという正反対の二人を中心にフランス革命を描いているのが特徴です。

フランス革命という超有名な題材なのに、ちゃんと乃木坂太郎の漫画になっているのが面白いところです。

特に印象的なのが、正反対のやり方で国を変えようとするギデオンとジョルジュ。そして、マリー・アントワネットやルイ16世といった実在の人物も、よくあるイメージとは少し違った描き方をされていて、知っている歴史なのに先が気になります。

人物のクセの強さと先の読めない展開でグイグイ読ませる力はさすがですが、後半はややまとまりきらない部分も感じたので、この順位にしました。

3位 医龍-Team Medical Dragon-(いりゅう)

30秒でわかる作品紹介
『医龍-Team Medical Dragon-』は、かつてNGOで活躍していた天才外科医・朝田龍太郎が、大学病院を舞台に難手術へ挑んでいく医療漫画です。

見どころは手術だけではありません。バチスタと呼ばれる画期的な心臓手術をメインテーマに、医局内の権力争いや医療制度の問題、医療事故などにも踏み込みながら、朝田を中心にさまざまな医師たちの思惑や成長を描いていきます。

もともとは医師・医療ジャーナリストの永井明を原作にスタートしましたが、連載途中に亡くなったため、その後は乃木坂太郎が物語を引き継ぎ、完結まで描いています。

『ビッグコミックスペリオール』で連載され、全25巻で完結。小学館漫画賞も受賞し、ドラマ化もされています。(原案・永井明)

ランキングの理由・推しポイント
第3位は『医龍-Team Medical Dragon-』。

乃木坂太郎の代表作といえば、やっぱりまず名前が挙がるのはこの作品かな。

やっぱり朝田龍太郎がカッコいい。誰にでもできる手術ではなく、難しいオペに挑み続ける姿勢はもちろん、破天荒なのに妙に筋の通った言動にもグッときます。

そして、もうひとつ大きな見どころが伊集院登の成長です。最初はどこにでもいそうな研修医だった伊集院が、天才・朝田との手術を重ねながら少しずつ医師として成長していく。この対比がいい。

ドラマ版で作品名を知った人も多いと思いますが、ストーリーや人物描写もかなり違います。

医療漫画としての熱さも人間ドラマとしての厚みも申し分なし。総合力では1位でも良い作品ですが、上位2作のほうが、個人的にはより強く印象に残ったので今回は3位としました。

2位 夏目アラタの結婚(なつめアラタのけっこん)

30秒でわかる作品紹介
『夏目アラタの結婚』は、児童相談所に勤める夏目アラタと、「品川ピエロ」と呼ばれる連続殺人犯・品川真珠の結婚をめぐるサスペンス漫画です。

ある事件の真相を探るため、拘置所にいる真珠と面会することになったアラタ。しかし、彼女の気を引くために思わず「俺と結婚しよーぜ!!」と口にしたことで、二人の奇妙な関係が始まります。

ガラス越しの心理戦から事件の謎、そして二人の関係まで、最後まで先の読めない全12巻の物語です。

ランキングの理由・推しポイント
第2位は『夏目アラタの結婚』。

何より面白いのが、アラタと真珠の腹の探り合いです。

真珠は本当に連続殺人犯なのか、何を考えているのか、どこまでが本当でどこからが嘘なのか。表情ひとつ、言葉ひとつで形勢がひっくり返るような緊張感があり、とにかく続きが気になります。

しかも、最初は事件の真相を追うサスペンスとして始まったはずなのに、読み進めるほど気になってくるのは「この二人は結局どうなるの?」ということ。

『医龍』と迷いましたが、序盤の衝撃的な始まりが忘れられない。そして、奇抜な設定だけで終わらず、最後まで二人の関係を描き切った完成度の高さも含めて、今回は2位にしました。

1位 幽麗塔(ゆうれいとう)

怪しく、妖しく、美しい。昭和レトロな怪奇ミステリー!

30秒でわかる作品紹介
『幽麗塔』は、黒岩涙香の小説『幽霊塔』をベースにした怪奇ミステリーです。昭和29年の神戸を舞台に、巨大な時計塔に隠された財宝と殺人事件の謎を追っていきます。

冴えない青年・天野太一と、頭も切れて行動力もある謎の美青年・テツオ。二人は宝探しに挑む中で、怪人や奇妙なからくり、ひとクセもふたクセもある人物たちと遭遇し、次々と現れる謎に巻き込まれていきます。

しかも、ただ謎を解いていくだけではありません。物語が進むにつれて登場人物たちの秘密や葛藤も見えてきて、いつの間にかかなり濃い人間ドラマへと広がっていきます。

そこに乃木坂太郎の美しくも生々しい絵がハマって、とにかく雰囲気抜群。昭和レトロな怪奇ものが好きなら、かなり刺さる一作です。

ランキングの理由・推しポイント
第1位は『幽麗塔』。

乃木坂太郎作品はどれも絵がうまいんですが、ストーリーまで含めて一番好きなのはこれです。

猟奇事件の謎を追うミステリーとして面白いし、財宝探しやからくりには冒険ものっぽいワクワク感もある。とにかく先が気になってしょうがない。

さらに、太一とテツオを中心とした人間ドラマや「自分らしく生きる」というテーマまで重なってきます。

これだけいろいろな要素を詰め込んでいるのに、最後まで読むとちゃんと一本の物語としてまとまっている。この構成力は本当にすごい。こういう作品を読むと、乃木坂太郎ってやっぱり天才だなと思います。

怪しくて、妖しくて、読み応えもある。乃木坂太郎を初めて読むなら、まずこれを推したいです。

→ 『幽麗塔』の詳しいレビューはこちら

こちらもオススメ!

『幽麗塔』は、ただ犯人を当てて終わるミステリーじゃないのが面白いところ。

昭和レトロな世界観や乃木坂太郎の画力、太一とテツオの関係、物語の奥にあるテーマまで、詳しい感想はレビュー記事でじっくり紹介しています。

あとがき

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あらためて並べてみても、作品にハズレのない漫画家だなぁ。作品数はそれほど多くないけど、どの作品も面白い!

『医龍』と比べると、ほかの作品の知名度がそこまで高くないのがちょっと残念。もっと知られてもいい作品ばかりなんだけどなぁ。

3位にしましたが、もちろん『医龍』も、医療漫画のランキングなら確実に上位の面白さです。

個人的には、『幽麗塔』や『夏目アラタの結婚』のようなミステリーやサスペンス要素のある作品がすごく好き。

マンガであの雰囲気を出せる作家はそうそういないと思う。ミステリー漫画やサスペンス漫画好きな人には特に読んで欲しい漫画家です。

とにかく絵がめちゃくちゃ上手いけど、画力高い漫画家によくある、静止画として美しいタイプの作品ではなく、その高い画力を、キレイな絵を描く為ではなく、あくまでもストーリーを盛り上げる為に使っている感じがとても贅沢であり、魅力ですね。

まだ乃木坂太郎作品を読んだことがないなら、気になった作品からぜひ。1作ハマったら、他の作品も全部アタリです。笑

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