様々な作品の作画を担当している漫画家、恵広史(めぐみこうじ)。
恋愛からサスペンス、心理戦にアクションや時代物まで、様々なジャンルをカバーしていて、どの作品も魅力的なキャラクターで溢れています。特に女性キャラクターの美しさは、読者を引き込む魅力の一つ。
女性漫画家らしく、少年マンガと少女マンガの良いところが見事に融合されていて、複雑な感情表現や、ドラマチックなストーリー展開は、読者を物語の世界に深く引き込んでくれます。また、ファンタジーやシリアスなテーマを巧みに取り入れた作風も、恵広史の特徴のひとつです。
弟は『アホガール』などでおなじみの漫画家ヒロユキで、一時期は同じ雑誌内で同時に連載していたことも。
そんな魅力あふれる漫画家、恵広史のおすすめ作品をランキング形式で紹介します!
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ACMA:GAME(アクマゲーム)
あらすじ・作品解説
少年マガジンに連載された頭脳系バトル漫画。
主人公の織田照朝(おだてるあさ)は、高校生でありながら世界的大企業「織田グループ」の社長を務める天才。
しかしある日をきっかけに、悪魔の鍵を持つ者達による悪魔ゲームと呼ばれるギャンブルに巻き込まれることになる。
アクマゲームで負けた者は、対戦相手の要求を無条件で飲まなければならない。
有名企業や日本政府が「グングニル」と名乗る謎の組織にアクマゲームによって乗っ取られていく中、グングニルのトップ、先導者(ガイド)の正体が8年前に死んだはずの照朝の父、織田清司ではないかという疑惑が浮上する。
イタリアマフィアの御曹司マルコ・ベルモンドをはじめ、天才ギャンブラー上杉潜夜(うえすぎせんや)、人気アイドルの式部紫、天才心理学者の伊達俊一郎、天才アスリートの島津涼、天才棋士の毛利明など、ガイドの正体にたどり着くため、様々な天才との頭脳戦が始まる!
(原作:メーブ)
おすすめポイント・感想・レビュー
カイジやデスノートなどのヒットをきっかけに、少年マガジンがやたらとデスゲーム系雑誌と化していた頃に連載されていた作品。
ヒット作の劣化版みたいな作品が多くあった中、アクマゲームは成功作の部類に入るんじゃないかな?
- デスゲームではなく純粋な頭脳バトル漫画
- ゲームに能力バトル要素を加えた
- 主人公の正確が頭脳明晰クール系ではなく、情に熱い熱血系キャラ
など、他のマンガと比べて差別化できていた点も多かった。
こんな人におすすめ!
デスゲーム要素もギャンブル漫画の要素もそこまで強くなく、純粋な頭脳系バトル漫画にプラスアルファくらいの感じ。
行われるゲームも影踏みやにらめっこ、かくれんぼ、連想ゲームなど、児童向けの誰でも知っているゲームをアレンジしたものが多く、カイジの麻雀やポーカー以上に誰でも楽しめるゲームが多かった。ゲーム前の文字だらけの説明ページを読み込む必要がないのは嬉しい。
殺伐とした雰囲気もなくグロさもないので従来のデスゲーム系ギャンブル漫画が苦手な人にもおすすめ。
アニメ化してないのが不思議な作品です。
読み終わってみると、トーナメントの決勝戦の5連戦(万中五選)が頭脳戦とギャグが両立してて一番好きだったな。もっと長くやって欲しかったくらい。面白い。
その分、前半にあった緊迫感みたいなものはなくなっちゃったけど。
ギャンブラーの潜夜や恋愛マスター初など、次々と仲間に天才が増えていったけど、中でもだっしゅんこと伊達が一番活躍してた気がする。なんで初戦で負けたのかわからないくらい。
その分、後半になればなるほど、照朝がポンコツ凡人になってました。笑
なんだかんだいって最終巻まで楽しめた作品でした。
打ちきりらしいけど、打ち切りになるほど人気なかった作品じゃないと思うんだけどなぁ。もう1巻くらい続いてたらいろいろスッキリ出来た気がするだけに残念。
途中から能力も空気になっちゃったし、能力バトルとしては中途半端だったけど、「ギリギリで間に合ったぜ。一分間の絶対固定(リミテッド・パーフェクト)!」みたいな、能力で親父を救う展開がラストにあってもよかったのに。笑
「オレはどんなに困難な状況にも目を背けない 理由は一つだ…男が下がる」
あとがき
あなたの選ぶ恵広史のおすすめ作品なんですか?
原作付き、または小説を元にした作品が多いとはいえ、どの作品もしっかりと恵広史作品だとわかる個性が魅力ですね。
最近の作品を見ていても、初期の頃から時間と共に絵柄が進化を遂げているので、今後の作品も楽しみです!
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