松井優征のおすすめ漫画作品ランキング【独創的な設定と緻密な構成力】

松井優征

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独創的で奇抜な設定を王道に変えてしまう漫画家「松井優征」!

松井優征が描く物語は、どれもエキセントリックな設定と緻密な構成力が魅力です。

『暗殺教室』では暗殺をテーマにしながら感動的な学園ドラマを、『魔人探偵脳噛ネウロ』では奇抜なミステリーを展開。そして『逃げ上手の若君』では歴史と少年漫画の融合に挑戦するなど、幅広いジャンルの作品を発表しています。

クセのある独特のタッチと、師匠・澤井啓夫譲りの理不尽なギャグ。シリアスとギャグが絶妙なバランスで組み合わさっているのも特徴。

そして何より優れているのは、その計算しつくされたストーリーテリングと伏線回収!

散りばめられた謎や伏線が、最終回に向けて見事に収束していく様子は圧巻です。「続きが気になる!」という気持ちを読者に持たせる展開力も一流!

そんな多才な松井優征のおすすめ作品をランキング形式で紹介します!

3位 逃げ上手の若君(にげじょうずのわかぎみ)

あらすじ・作品解説
十歳の時に貴方様は…天を揺るがす英雄となられまする――。
『魔人探偵脳噛ネウロ』『暗殺教室』を生み出したヒットメーカー、松井優征の新作は、少年漫画的歴史活劇!
『逃げ上手の若君』は、鎌倉時代末期から室町時代初期を舞台にした歴史漫画。
鎌倉幕府を継ぐはずだった八歳の北条時行(ほうじょうときゆき)は、足利尊氏の突然の謀反をきっかけに、故郷も家族もすべて失う。
未来視の力を持つ胡散臭い神官・諏訪頼重にかくまわれた時行は、二年後に予言された大戦の主となるべく、仲間を集め、「逃げ」の才能を磨いてゆく。
「逃げる」ことに特化した主人公のユニークな能力や、魅力的なキャラクター、そして松井優征ならではの緻密なストーリー展開。
史実に忠実でありながら歴史的事実に独自の解釈を加えた本作品は、歴史好きだけではなく幅広い人気を獲得し、2023年に第69回小学館漫画賞を受賞し、2024年にはアニメ化も実現している。

史実×ファンタジーの絶妙なバランス!戦うではなく、逃げるがテーマの歴史漫画

おすすめポイント・感想・レビュー
『逃げ上手の若君』は、松井優征が手がけた歴史漫画で、ジャンプ初となる南北朝時代を題材にしたこの作品。

正直この時代で、聞いたことがあるのは、後醍醐天皇、足利尊氏、楠木正成、新田義貞のような教科書に出てきた人たちくらい…という人も多いハズ。

マイナー人物にスポットを当てた作品は年々増えていて、パイの取り合いになっているけれど、ただでさえ歴史漫画が少ない少年ジャンプで、この題材連載するなんて、今までヒット作を発表し続けてきた松井優征だからこそですね。

きっちりと歴史監修もされており、日本史の勉強にもなりそう。複雑な南北朝時代の始まりを、とてもわかりやすく楽しく読めます。日本史としても、あまり馴染みの薄い時代のお話ですが、とにかく第一話のインパクトがすごく、一気に引き込まれました。

諏訪頼重の胡散臭さ、足利尊氏(高氏)の脅威、そして時行のかわいらしさと異常性……物語の背景の説明とキャラクターの魅力が詰まっています。

史実とファンタジーの融合
史実に忠実に描かれつつも、時行の「逃げ足」という特技や陰陽師の要素、現代的なキャラなど、ファンタジー要素が混ざり合っていて面白い。

歴史モノは好きだけどそこまで知識が深くない私のような読者にとっては、先の読めない展開にファンタジー作品を読んでいるようなワクワク感があります。

魅力的すぎるキャラクターたち
北条時行が率いる逃若党のメンバーを筆頭にどのキャラも魅力的なキャラクターばかり。

敵キャラたちも一癖も二癖もあるキャラのオンパレード。ほぼおっさんしか出てきませんが。笑

敵方の武将たちには『魔人探偵脳噛ネウロ』のインパクト、時行や仲間たちからは『暗殺教室』の痛快さが感じられ、まさしく両作品のいいとこどり。

指導者ポジションの諏訪頼重の、変顔とカッコよさのギャップも魅力です。

そしてなんといっても、(歴史好き以外には)数少ないこの時代の有名人物の登場のさせ方が絶妙で効果的!

毎回登場する度にストーリーに一気に引き込まれます。

抜群の構成力と安心感
毎回毎回、奇抜な設定を王道に仕立て上げる松井優征。

ごちゃごちゃに詰め込んでいるようで、きちんとまとまりがある。今回もさすがの構成力です。

こんな人におすすめ
『るろうに剣心』や『封神演義』『鬼滅の刃』など、ほぼフィクションな歴史モノはあっても、少年ジャンプで史実に基づいた歴史漫画でヒットした作品はそうそうないんじゃないかな?(かろうじて原哲夫作品くらいしか浮かばない)

そんな題材で、今回もアニメ化までしてしまうあたりはさすが。

全ての作品がアニメ化するヒット作でありながら、決して引き伸ばしをせず物語を完結させてきた松井優征。

松井優征の作品は今回もきっちり終わらせてくれるだろうという安心感がありますね。

歴史もの?と、とっつきにくい印象を持った方、騙されたと思って読んでみて!

歴史漫画ではありますが、そこはさすがの松井優征。楽しく読みやすいエンターテイメント作品に仕上がっています。松井優征の過去作が好きだった人なら問題なく楽しめる作品ですよ。

魅力的な敵キャラや、戦いが描かれるたびに、ググりたい気持ちをぐっと堪える。笑

類似作品 こちらもオススメ!

南北朝とは少し時代がずれますが、ゆうきまさみの『新九郎、奔る!』も、室時代のマイナー人物にスポットをあて、史実を元にしながらも創作やギャグ表現を含めた作品としておすすめです。

2位 魔人探偵脳噛ネウロ(まじんたんてい のうがみネウロ)

(あらすじ・作品解説)
週刊少年ジャンプで連載した松井優征のデビュー作品。
単行本は全23巻。
デビュー前にジャンプ十二傑新人漫画賞で準入選を果たした作品であり、単行本に未収録の2つの読み切り版が存在する。
謎を食料とする魔界の魔人ネウロと人間のやこを通じて難事件に出会い、その謎を解決することでネウロの食欲を満たす推理漫画。

(おすすめポイント・感想・レビュー)
作品タイトルにもなっている主人公の脳噛ネウロ。
ネウロは「謎」を食料とする魔人だが、
魔界の謎を食いつぶしてしまい人間界に現れる。

このネウロがとにかくおもしろい!
ドSで口が悪く、人間界でやりたい放題!
しかもチート級の最強キャラw

ぶっちゃけ勝つって分かってるから
戦いもハラハラはしないし、謎もワクワクしないw
これは過程のネウロのハチャメチャを楽しむマンガだと思ってるw

敵には圧勝で勝つからスッキリするし、
主人公最強設定が好きな人にもおすすめ。

きれいに終わったけど、また連載されるとしても楽しめるレベルのマンガだから、
ぜひいろんな人に読んでほしい!

独特の世界観があって非常に好きな漫画。

1位 暗殺教室(あんさつきょうしつ)

(あらすじ・作品解説)
黄色くて速いタコ型の先生(ターゲット)と、生徒たち(暗殺者)のお話。
真面目で可笑しいギャグ漫画。
こんな教室見たことない!
ジャンプ連載終了とともに、実写映画も完結。

(おすすめポイント・感想・レビュー)
ネウロから比べると随分読みやすくなったなという印象。

出落ちのような主人公。
奇抜な設定。
でもちゃんと学園ものの王道漫画になってるところはサスガ。

教師ドラマとしては、特に目新しい部分はないんだけど、
暗殺絡めてうまく個性を出してるなと。

最初から長く続けるつもりはなかったみたいだけど、
真実が明らかになっていくスピードもちょうど良かった。
(読者にとってちょうど良いってこれくらいだぞ青山先生)

だけに、予想外。みたいなのは少なかったな。
名作とは言わないけど最終話まできれいにまとまってた良作マンガ。

殺せんせーにマッハで手入れされたい。

あとがき

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個人的に好きなのはネウロなんだけど、作品としての完成度だとやっぱり暗殺教室かな。

超名作というよりは、良作をコンスタントに発表している印象の漫画家ですが、考えてみたら3作発表して、すべての作品がアニメ化してる漫画家って、そうそういないですよね。

『魔人探偵脳噛ネウロ』をいつまで続けられるかわからなかったため、連載終了の時期に応じて、何パターンか最終回案を用意していたという話も有名。

責任もって読者に『商品=作品』を送り出す、才能に溺れない真面目さが伝わる大好きなエピソード。(どこかの漫画家にも(ry

大作感があまり感じられないのは、巻数の少なさもあるのかもしれないけれど、一切の引き伸ばしをせずに物語を完結させてくれる手腕。もう見事としか言いようがない!

松井優征といえば、ファンの間で「ショタ描写が神!」と評されるほど、中性的な少年キャラが評価されていますが、作品を重ねるごとにどんどん力の入れ具合が増してる気がする。笑

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