熱くて優しい物語を描く漫画家!とよ田みのるのおすすめ作品ランキング!

とよ田みのる

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熱くて優しい物語を描く漫画家といえば、「とよ田みのる(とよだみのる)」です。

とよ田みのる作品の中心にあるのは、恋愛や友情、家族愛など、人と人とのつながり。不器用でちょっと変わった人たちも、その欠点ごと魅力的に描いてくれます。

テンポのいい会話や豊かな表情も魅力で、笑っていたはずなのに、気づけば胸が熱くなっている。どんなに変わった設定でも、最後には「人っていいな」と思わせてくれる漫画家です。

不器用な恋を描いた『ラブロマ』、理屈っぽい二人の恋愛を描いた『金剛寺さんは面倒臭い』、漫画を描く喜びと苦しさへ真正面から向き合った『これ描いて死ね』。題材も雰囲気もバラバラなのに、読み終わると「好きなものを好きでいていい」と背中を押してくれる。

優しさも熱さも、ちゃんと笑いもある。そんな人をまっすぐ描き続ける、とよ田みのるのおすすめ作品をランキング形式で紹介します!

注意

このページは作成中のため、まだランキング形式になっていません。作品が追加され次第追記していきます。

1位 これ描いて死ね(これかいてしね)

あらすじ
『これ描いて死ね』は、漫画を愛する高校生たちが、悩み、笑い、ときにはぶつかり合いながら創作へ向き合う青春物語である。

伊豆大島をモデルにした離島「伊豆王島」を舞台に、漫画を愛する女子高校生・安海相(やすみあい)が、子どものころから大好きな漫画『ロボ太とポコ太』を描いていた、憧れの漫画家、☆野0との出会いをきっかけに「読む側」から「描く側」へ踏み出し、仲間と漫画研究会を立ち上げながら自分だけの作品づくりに挑んでいく。

作品解説
『これ描いて死ね』は、漫画家・とよ田みのるによる漫画創作を題材とした青春漫画。

高校の漫画研究会を軸に、原稿制作からコミティアへの出展、文化祭での頒布、編集者への持ち込みまで、作品を描いて誰かへ届ける過程を幅広く描いているのが特徴。

漫画制作の技術や楽しさだけでなく、思い通りに描けない葛藤、人との出会い、仲間と切磋琢磨する時間まで丁寧に描写し、創作に向き合う喜びと苦しさを等身大で映し出し、「描きたい」という情熱を力強く肯定してくれる作品として、漫画好きはもちろん、何かを生み出したいすべての人の心に響く青春群像劇である。

『ゲッサン』で連載された作品で、テレビアニメ化に加え、「マンガ大賞2023」大賞、第70回小学館漫画賞を受賞するなど高い評価を受けている。

下手でも、好きなら描いていい!

おすすめポイント・感想・レビュー
大好物の漫画家漫画ということで読み始めた作品。けど、読んでみたら全然ただの漫画家まんがじゃない!

この作品が描いているのは、プロになることではありません。上手いか下手か、売れるか売れないかではなく、漫画を描くこと自体の楽しさです。

とよ田みのる作品らしい温かさも健在で、創作の苦しさを描きながら、それ以上に「描くって楽しい!」という気持ちが伝わってくる作品です。

登場人物全員が本気で漫画を愛している
漫画研究会が舞台の漫画ですが、この作品では、誰一人として漫画への向き合い方が同じじゃありません。

  • 絵が飛び抜けて上手いわけではない。それでも漫画が好きでたまらない主人公の安海相(やすみ あい)。
  • 美術部員で画力は高いが、ストーリーで自分を表現するのが苦手な藤森心(ふじもり こころ)。
  • 漫画は描くより読む専門で編集者目線で漫画を的確に批評する赤福幸(あかふく さち)。
  • 元プロ漫画家で挫折し教師をしている手島零(てしま れい)。

などなど、みんな立場は違うのに、「漫画が好き」という一点だけは共通しています。どのキャラも魅力的で、誰か一人は必ず好きになるはず。

『バクマン。』(大場つぐみ・小畑健)のような職業漫画とはまた別物。売れるために描くのではなく、「描きたいから描く」。その衝動をここまで真っすぐ描いた漫画は、意外と少ない気がします。

苦労や挫折だけでなく、仲間と作品を作る幸福感がたっぷり描かれているのが、たまらなく良い。

戦いの舞台はコミティア
よくある漫画創作系漫画だと、普通は新人賞だったり出版社への持ち込みだったりが目標のパターンが多いですよね。

でも『これ描いて死ね』が目指すのはコミティア。

大規模で同人からコスプレまでなんでもありのコミケではなく、オリジナル作品を発表する同人誌即売会のコミティアというのも面白い。コミティアを中心に据えた漫画はかなり珍しいのではないでしょうか。

「商業デビュー」ではなく、「自分たちの漫画を読んでもらいたい」。

この距離感がすごく好きでした。

売れることより、まず一冊を完成させること。誰かに届くこと。その積み重ねが描かれています。

手島先生パートとの対比が面白い
物語の軸は、相たち高校生によるにぎやかな漫画制作。

一方で数話に一度、手島先生の過去を描く『ロストワールド』や、その後を描く『ネクストワールド』が挟まれます。

この構成が実にうまい。

漫画を読むだけだった少女が描く喜びに目覚めていく本編に対し、手島先生は漫画家として夢をかなえながら、商業の世界で傷つき筆を置いた大人です。

そんな彼女が、生徒たちの純粋な熱量に触れて少しずつ変わっていく。

高校生の成長物語であると同時に、大人側の再生物語としても非常に完成度が高い作品です。

今後の期待ポイント・考察
ここから先、やっぱり気になるのは手島先生自身のこの後と、手島先生が最終的に相たちをどこへ導いていくのかという部分。手島先生の漫画が、相たちにどんなバトンを渡すのかも楽しみです。

最後はプロデビューで終わるのではなく、「これからも描き続ける」という未来を示すような終わり方になるのかな?

この作品なら、きっと派手なゴールじゃなくても満足できる。そんな安心感があります。

こんな人におすすめ
とよ田みのるの日常系のような昔ながらの柔らかいタッチなので、絵柄の好みが分かれるけれど、絵柄だけ見て敬遠している人がいたら本当にもったいない。

昔、ノートの隅に漫画やイラストを描いたことのある人。

コミティアに行ったことがある人。

「自分も何か作りたい」と思ったことがある人。漫画に限らず「好きなことを続けたいけれど、自信がない」と悩んだことがある人。

そんな人は、かなり危険です(笑)。

もちろん漫画好きなら何倍も楽しめますが、「何かを好きになった経験」がある人なら誰でも響く作品だと思います。

自分が一番グッときたのは、やっぱり手島先生です。

相たちの漫画への情熱に少しずつ心を動かされ、もう一度漫画家として歩き始める決意をする。

再連載まで漕ぎ出すとは読み始めた当初は思ってもいませんでした。

自分を壊した場所へ戻るのではなく、描く喜びを取り戻したうえで再出発する流れがいい!

『これ描いて死ね』という強烈なタイトルは、相よりもむしろ手島先生の生き方を表しているタイトルですよね。

インパクト重視のタイトルですが、中身は驚くほど優しく温かい青春漫画です。

類似作品 こちらもオススメ!

『映像研には手を出すな!』(大童澄瞳)は、「面白いものを作りたい!」という衝動をそのまま漫画にしたような作品。自分たちが見たいものを形にしようと突き進む創作のワクワク感が本作とよく似ています。

プロではなく、部活動を通して「音楽が好き」と向き合う青春漫画『ふつうの軽音部』(原作:クワハリ、漫画:出内テツオ)も好きなことへ打ち込む高校生たちの熱量が共通しています。

「創作とは何か」を深く掘り下げる『ブルーピリオド』(山口つばさ)や、紙の雑誌作りに青春を懸ける文化系青春漫画『RIOT』(塚田ゆうた)もおすすめです。

あとがき

あなたがランキング1位に選ぶおすすめ作品はどの漫画ですか?

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ここにきてこんな作品描いてくるとは思わなかったなぁ。『これ描いて死ね』。まあ、これは強かった。

マンガ大賞を受賞した代表作だからというより、漫画への愛、人とのつながり、好きなことに夢中になる楽しさと苦しさまで、とよ田みのる作品の魅力がこれでもかと詰まってる作品でしたね。

それにしても、改めて読み返してみると本当にいろいろ描いてます。恋愛、ピンボール、妖怪、SF、漫画制作…バラバラすぎる(笑)。

それでも、どの作品にも人への優しさと「好き」を全力で肯定してくれる温かさがある。題材が変わっても、どれもちゃんと「とよ田みのるの漫画」になっています。

『これ描いて死ね』しか知らない人は、ぜひ過去作も読んでみてほしいです。「こんなのも描いてたの?」と思う作品がきっと見つかるはず。

『これ描いて死ね』で改めて多くの漫画好きに届いた、とよ田みのる作品。次はどんな題材を、とよ田みのるらしい熱くて優しい物語に変えてくれるのか、これからの作品も楽しみにしています。

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