漫キン−漫画家別おすすめ作品ランキングhttps://mangakarankings.com漫画家別におすすめ作品をランキング形式で紹介しています!Mon, 02 Feb 2026 14:41:23 +0000jahourly1住吉九のおすすめ漫画作品ランキング!知性とギャグが両立する名作まとめ!https://mangakarankings.com/441411https://mangakarankings.com/441411#respondWed, 07 Jan 2026 09:23:51 +0000https://mangakarankings.com/?p=441411

知性とギャグがちゃんと両立している漫画家といえば、住吉九(すみよしきゅう)です。 頭を使う話なのに、読む手は止まらない。気づいたら次の話に進んでいて、「あ、もうこんなところまで来てた」となるタイプの漫画家なんですよね。 ... ]]>

知性とギャグがちゃんと両立している漫画家といえば、住吉九(すみよしきゅう)です。

頭を使う話なのに、読む手は止まらない。気づいたら次の話に進んでいて、「あ、もうこんなところまで来てた」となるタイプの漫画家なんですよね。

住吉九の作品は、ジャンルだけ見るとけっこう振り幅があります。

お金や国が絡む少し変わった戦いもあれば、高校野球を正面から描いた作品もある。ただ、どの作品にも共通しているのは、「この条件でどう勝つ?」をきっちり見せてくるところです。

そして読みやすさも特徴。

設定やルールはしっかりしているのに、説明くさくならない。

会話のテンポとキャラの癖でスッと読ませてきて、気づくと全員ちょっと好きになっているんですよね。

たとえば『ハイパーインフレーション』は、贋札を生み出す力を使った知略バトル。『サンキューピッチ』は、1日に3球しか本気で投げられない投手が主役の野球マンガです。ジャンルは違っても、「この状況、どうひっくり返すの?」という面白さは共通しています。

この爽快さ、バトルのない『ジョジョの奇妙な冒険』と言うと、わかりやすいかもしれません。制約の多すぎる能力や条件を使って、知恵と発想で局面を切り抜けていく感じが最高です。

派手に煽らなくても、ちゃんと面白い。

理屈で読ませて、笑わせて、最後は少し熱くなる。そんなバランス感覚が心地いい住吉九のおすすめ作品を、ランキング形式で紹介していきます。

注意

このページは作成中のため、まだランキング形式になっていません。作品が追加され次第追記していきます。

ハイパーインフレーション

あらすじ・作品解説
『ハイパーインフレーション』は漫画家・住吉九による経済ファンタジー要素を軸とした漫画作品。
物語は奴隷制度が残る架空の世界を舞台に、帝国によって家族を奪われた先住民の少年ルークが、体から紙幣を生み出す特殊な能力を得たことをきっかけに、支配と搾取が張り巡らされた社会構造へ踏み込んでいくことになる。
剣や魔法ではなく、通貨や価値、偽造と信用を巡る仕組みを武器に状況を切り開いていく展開が特徴で、ルークが能力と頭脳を駆使して戦う頭脳戦が魅力。
少年ジャンプ+に掲載され全6巻で完結。アニメ化も期待される高評価作品。
住吉九という漫画家の作風を強く印象づける作品として語られている。

クセ強すぎなギャグ・経済バトル!

おすすめポイント・感想・レビュー
正直に言うと、最初は絵柄を見てちょっと苦手なタイプかもと思いながら読み進めた作品でしたが、気がつけば夢中。まさに面白さのインフレが止まらない!

ギャグ漫画のテンポで話が進むのに、中身はかなりガチな心理戦。

住吉九という漫画家のセンスが、いい意味で暴走しきっていて、その勢いがとにかく心地いい。読み進めるごとに面白さが加速していく感覚は、久しぶりに掘り出し物を見つけた気分でした。

ノリはギャグなのに頭脳戦が本気
この漫画、ノリは完全にふざけてます。でも、やってることはめちゃくちゃ硬派です。

パワーワード満載で読んでいると本当にテンポの良いギャグ漫画を読んでいるよう。けど勢いだけで喋ってるように見えて、実はちゃんと情報整理と心理誘導をやってるのがすごい。

体から自由に紙幣を出せるという万能な能力を手に入れたルークですが、出せる紙幣はすべて同じ通し番号が印字されてしまっていたりと制約だらけ。

番号を知られたらアウトという縛りをどう活かすかが勝負の分かれ目になる構成が面白いです。都合よく勝てる展開はほぼなし。その代わり、金と論理と交渉だけで局面をひっくり返していきます。

キャラも絵柄もクセが強すぎる
主人公のルーク、そして敵対するグレシャム、フラペコ、レジャット。

出てくるキャラすべてが曲者だらけ。そしてだいたい全員変態。だけど全員が高IQ。笑

誰か一人だけが賢い漫画ではなく、単なるやられ役のような敵も、無能な敵も一切いません。いつだれが裏切るか、味方も敵も誰も油断できない展開が面白い。

変態だらけなのに、全員が理屈で動いている。そのアンバランスさがこの作品の中毒性だと思います。

完結までブレない構成
作品的には間もなく完結という、終盤に差し掛かった頃にSNSで一気に話題になった印象ですが、話題になってからも引き伸ばすことなかったのもかなり評価高い。

最終話まで一切の無駄なく、きれいに完結している作品です。

最後まで読んで振り返ると、下品なギャグや過激描写まですべてが「読者の油断を誘うための仕掛け」だったんじゃないかと思える完成度。

こんな人におすすめ
頭脳戦が好きな人には、かなり相性がいいと思います。

絵柄のクセや、ショタや下ネタ要素など人を選ぶ作品なのは間違いないですが、2巻以降から一気にギアが上がるタイプの作品なので、最初合わないかもと思った人もそこを超えたら一気にハマるはず。

無限に金を生み出して無双と思いきや番号が全部同じ。ってなってから、番号を知られずに守り抜く戦いが続きますが、それだけでは終わらず、番号がバレてしまった先の展開も用意してあって、一切飽きることなく楽しめる作品でした。

ルーク、グレシャム、レジャットそれぞれの陣営が、常に切り札を何枚も持っている状態で戦っているのが、裏切りの連続で楽しかった。

敵側の大人たちが、最後まで無能な敵にならなかったのが特に印象的です。全員が金と論理で動いていて、誰か一人だけが正解を握る構図にならないのが良かったですね。

インフレが進むにつれて、勝敗の意味そのものが崩れていき、最終盤で勝ったのに虚しさが残る感覚は、この作品ならではだと思います。

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インストール不要ですぐ読めます。

作者、性癖隠す気ないな。笑

類似作品 こちらもオススメ!

金と心理戦を軸にした緊張感ある駆け引きが好きなら『LIAR GAME』(甲斐谷忍)や『嘘喰い』(迫稔雄)はジャンル的に近い作品。
絵柄のクセがめちゃくちゃ強いのに、熱量の高い台詞回しとテンポで、いつの間にか作品の世界にどっぷりハマってしまう感覚は柴田ヨクサル作品に通じるものがあります。作者の性癖全開なところも含めて。ノリ的には『ゴールデンカムイ』(野田サトル)も近いかな?

あとがき

あなたがランキング1位に選ぶおすすめ作品はどの漫画ですか?

注:この記事内にアンケートがあります。アンケートへのご参加をお願いします。

まだランキングにまとめるほど作品数は多くありませんが、あらためて住吉九は読ませ方が本当にうまい!

毎話、というかなんなら毎ページごとに面白い漫画家なので、ジャンププラスのような配信系の媒体とよく合う気がします。

実は『ハイパーインフレーション』のときは正直一発屋で終わる漫画家だと思ってたんです。だって、この作品ですべて出し切ったと思えるくらい面白かったし、完成度が高かったんだもの。汗

でも『サンキューピッチ』を読んで、ジャンルが変わっても面白さの芯がブレていないのがよくわかりました。

制約だらけの状況を、知恵と会話とテンポでひっくり返す。その気持ちよさが、どの作品にもちゃんとあります。

この先も、どんなジャンルであっても住吉九らしい知略とギャグを見せてくれそうで楽しみです。

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マガジンの正統派恋愛漫画!瀬尾公治のおすすめ作品ランキング!https://mangakarankings.com/960https://mangakarankings.com/960#respondThu, 27 Oct 2016 03:06:22 +0000http://mangakarankings.com/?p=960

少年マガジンといえばヤンキー漫画。 そんな時代に、マガジンのラブコメ枠を守っていた漫画家が、玉越博幸、赤松健。 そして、瀬尾公治(せおこうじ)だ。 赤松健亡き今、少年マガジンのラブコメを引っ張っている漫画家はまさにこの人 ... ]]>

少年マガジンといえばヤンキー漫画。

そんな時代に、マガジンのラブコメ枠を守っていた漫画家が、玉越博幸、赤松健。

そして、瀬尾公治(せおこうじ)だ。

赤松健亡き今、少年マガジンのラブコメを引っ張っている漫画家はまさにこの人と言っても過言ではない!(元々赤松健の路線じゃないし、そっちは吉河美希が継いでるんだけど)

ラブコメ漫画を非常に得意としていて、主人公と陸上部のヒロインの恋愛模様を描いた『涼風』。アニメ化もされた『君のいる街』。ラブコメを交えたバンドものマンガ『風夏』などで知られてます。

また、ゲーム「ラブプラス」のヒロイン小早川凛子を主人公とした『ラブプラスrinko days』なども描いています。

なんといってもとにかくヒロインが綺麗で魅力的。読んでてヒロインの表情やしぐさにドキリとさせられた読者も多いことだろう。美少女を描くときの線や髪の毛の塗り具合が繊細なのも特徴的。

近づけそうでなかなか近づけない思春期特有の甘酸っぱさあふれる恋愛模様を描くことを持ち味としている。

今回は、そんな瀬尾公治のおすすめ作品をランキングにして紹介!

5位 風夏(ふうか)

(作品解説)
瀬尾公治の過去作にあたる『涼風』の登場人物の娘「秋月風夏」と「榛名優」が出会うところから物語は始まり、その後二人はバンドを組むことになる。
連載開始時に第一話が、前作の『君のいる町』の最終回と同じ号に掲載されるという珍しい始まり方をした。

(感想)
連載開始当初は主人公の優とヒロインの風夏、優の幼馴染の氷無小雪、その他今後出てくる女性キャラが入り混じっていくラブコメだと思って読んでた。

まさかのメインヒロイン風夏が死亡。(これはネタバレ?)瀬尾公治作品でこれは予想できなかった。

秋月風夏が事故にあっても、学園祭のライブを終えた優たちが駆けつけて、「もう~、心配したんだから~(笑)」で終わると思っていたから、なんだか「やられた感」があったなぁ。

改めて読むと、けっこう前に死亡フラグが密かに立っていたんだな。瀬尾公治、恐るべし。

The fallen moonを解散し、心機一転、 Blue Wells で再結成したいま。

今後、どんな風を吹かせてくれるか楽しみ。

物語の舞台は作者が以前住んでいた東京都板橋区成増。『涼風』や『君のいる町』の舞台と一緒。

4位 W’s〜ダブルス〜

(作品解説)
瀬尾公治の初連載作品。
偉大なテニスプレイヤーの父親を持つ息子が主人公。
母親と二人で生活をしながら、テニスと出会いそこで出会う様々なライバルたちとの試合を通して学び成長していく。
今の作品には通じる美しいヒロインも登場。

(感想)
この頃は今のラブコメを交えた瀬尾公治の作風と比べると、この作品は正当なスポーツ漫画。

巻数は短いけどストーリーはしっかりしています。

女性のキャラクターが美しさはこの頃から健在。

3位 涼風(すずか)

あらすじ・作品解説
漫画家・瀬尾公治による作品『涼風』は、週刊少年誌に掲載された青春恋愛漫画。恋と陸上競技の間で揺れる若者の感情を軸に描かれる物語である。
地方から東京へ上京した男子高校生、秋月大和が下町の下宿で新生活を始め、そこで再開した少女、朝比奈涼風との再会をきっかけに、陸上競技と学校生活、そして恋心に向き合っていく。
物語序盤は日常の延長線にある出来事を丁寧に積み重ねながら、淡く不器用な感情の動きを描写し、進行とともに挫折や選択の重さが浮かび上がる構成となっている。
全18巻で完結しており、テレビアニメ化も行われた。
恋愛描写の甘さに偏らず、未熟さを含んだ感情の衝突を正面から描いた作風は、漫画家、瀬尾公治の作品群における一つの基盤となる作品として語られている。

瀬尾公治のルーツ的なスポーツラブコメ作品!

おすすめポイント・感想・レビュー
少年マガジンのラブコメ漫画家として、地位を確立するきっかけとなった恋愛漫画。

爽やかなだけの青春ラブコメではなく、感情のぶつかり方が生々しくて、いい意味で裏切られます。

瀬尾公治作品でおなじみの優柔不断な主人公像が、長所も短所も隠さず前面に出ている作品。

ツンデレヒロイン・涼風の存在感
タイトルにもなっているヒロインの涼風が、とにかく素直じゃない。

態度も言葉もトゲだらけで、正直めんどくさい。でも、だからこそふとした瞬間に見せる弱さや迷いが強烈に印象に残ります。

完璧なヒロインではなく、感情が安定しないところまで含めてリアル。

陸上競技を通じた青春と成長描写
物語前半は陸上競技の描写もけっこう丁寧に描かれています。

主人公の大和が走る理由を探しながら、ライバルや仲間と向き合っていく流れや、努力しても結果が出ない焦りや、気持ちが空回りする感じがちゃんと描かれていて、恋愛一辺倒ではなく、普通にスポーツ漫画として楽しめます。

後半に入ると、陸上競技の比重は一気に下がり、恋愛が物語の中心になるので、そこはちょっと残念だったかな。

高校生の恋愛のリアルな温度感と攻めたラブコメ構成
この作品の恋愛は、とにかく理想化されていないのが印象的。

好きだけど言えない、勢いで行動して後悔する、相手の気持ちが分からずすれ違う。高校生ならではのありそうと思える場面が多い。その分、未熟さにイライラする人もいると思いますが、そこを含めてリアルに感じる。

また、瀬尾公治本人も、読者を飽きさせない展開をとにかく意識したと語っていますが、それがよく分かる構成が特徴です。

次作の『君のいる町』もそうですが、初のラブコメ作品でありながら、正ヒロイン以外と付き合う展開や、終盤から最終回へ向かってのテーマなど、当時の少年漫画としてはかなり挑戦的な内容だったと思います。

良くも悪くも、安全運転をしないラブコメ。

こんな人におすすめ
良くも悪くも、安全運転をしないラブコメなので、。

ツンデレヒロインが好きな人や、多少イライラしながらも感情の揺れを楽しめる人には向いています。

逆に、登場人物の未熟さに耐えられない人には少ししんどいかもしれません。

途中、萌果と付き合ったり、涼風と付き合ったと思ったら別れたりと、今でこそいろんな作品で行われている表現ですが、当時のハーレム系の恋愛漫画としてはだいぶ異質な展開だったと思います。

妊娠を軸にした展開は賛否が大きく分かれるところですが、終盤~最終回の妊娠エンドは強烈に印象に残っています。

勢いで突っ走る若さや無計画さも含めて、この作品らしい終盤だと思いました。

今にして思えば、少年漫画のハーレム系のラブコメとしては相当攻めてた作品ですよね。

類似作品 こちらもオススメ!

同じ時期にマガジンで連載していた漫画家だと、ハーレム要素の元祖ともいえる『ラブひな』と、学園ラブコメを広げた『魔法先生ネギま!』(赤松健)。少年ジャンプだと同時期だと『いちご100%』(河下水希)かな?これらと比べると『涼風』は異色の立ち位置だと思います。

2位 女神のカフェテラス(めがみのカフェテラス)

あらすじ・作品解説
『女神のカフェテラス』は、瀬尾公治が描くラブコメディ漫画。

祖母の訃報を受けて3年ぶりに帰郷した粕壁隼(かすかべはやと)は、実家のカフェ「ファミリア」で見知らぬ5人の女性たちと出会う。

当初、カフェを閉めるつもりでいた隼だが、亡き祖母の思いを知り、カフェ再建を決意することに。

物語は、隼とヒロインたちの共同生活を中心に展開され、日常的なカフェを舞台に多彩なエピソードが描かれていく。

2023年には『五等分の花嫁』を手がけた手塚プロダクションによってテレビアニメ化もされている。

運命の人は一体だれ?5人の女神とのハートフルラブコメ!

おすすめポイント・感想・レビュー
相変わらず作品出すペースがバカ早い。もはや職人の域です。今回も『ヒットマン』の最終話掲載と同時に新連載スタート!

「ヒロイン多すぎシーサイドラブコメ」のキャッチコピーに恥じないヒロイン数。連載当初から「5人全員が正ヒロイン」と言われていましたが、なんとその後もヒロイン候補が増えていきます。笑

掲載誌が同じ少年マガジンということもあり、『五等分の花嫁』と比較されることが多かった印象。

…だけど、そこはさすがの瀬尾公治!

長年マガジンのラブコメ枠を支えてきた漫画家は自分だと言わんばかりに、流行りの要素は取り入れながらも、きっちりと別の魅力を持った作品に仕上がっています。

各ヒロイン達にスポットをあてた心温まるエピソードと、コメディタッチな展開が絶妙に絡み合います。

コメディ要素強めの恋愛漫画
最初はラッキースケベを売りにしたよくあるハーレムものかのような展開でしたが、回を追うごとにどんどん面白くなっていきます。

ヒロイン全員が主人公の隼に惚れているにも関わらず、ハーレムっぽくないのも面白い。

ジャンル的にはハーレムもののラブコメ漫画になるんだけど、読んでいて胸が苦しくなるような恋愛作品特有のノリが少なく、全体的にコメディ色が強く、カラッとしているのが特徴です。

こんな人におすすめ
絵が上手くてヒロインがかわいいのは相変わらず。今回は王道ラブコメのようで新しい感じもする作品になっています。

前作の『ヒットマン』が合わなかったという人も、これまでの『涼風』『君のいる町』『風夏』などのラブコメ作品が好きだった人なら問題なくおすすめできる作品です。

今回も当然のようにアニメ化!さすがです。

1位 君のいる町

(作品解説)
広島県の田舎町で暮らしてきた「桐島青大」。
高校へ進学する頃、父の知り合いの娘である「枝葉柚希」が突然居候としてやってくる。
青大は中学時代から気になる存在である神咲七海に好意を寄せながらも、東京から来た柚希に徐々に惹かれていくことに。
物語の舞台は、広島と東京。
主人公の広島が話の基礎となるため、幼馴染である加賀月や由良尊など、登場人物の多くは地元の方言で会話している。
広島編、東京編、大学編、社会人編の4部作で構成されている。

(感想)
瀬尾公治のマンガの中でも普通の日常で起こるような体験が多くて、より自分目線で楽しむことができた。

実際に存在するお店や温泉などが使われているのも、よりリアリティを引き立てている。

少し内気な性格な桐島青大が天然キャラ枝葉柚希に引かれ恋をする展開がたまらない!

遠距離から同棲することになったときに、桐島青大が枝葉柚希に対して泣きながら「ここがお前の家じゃ。」というセリフに胸を撃ち抜かれましたw

あとがき

あなたがランキング1位に選ぶおすすめ作品はどの漫画ですか?

注:この記事内にアンケートがあります。アンケートへのご参加をお願いします。

涼風も、君のいる街もどっちも最初は良かったんだけど、後半がなぁ。

ランキングまとめてみたものの、このジャンルはどれがオススメっていうよりも、やっぱりリアルタイムで読んでた作品を順位高くしたくなりますね。

瀬尾公治のマンガは胸チラやシャワーシーンなど少年誌として描けるギリギリのラインのサービスシーンも忘れずにきっちり入れてくれるんだけど、個人的に桂正和とか河下水希や矢吹健太朗のようなエロさを感じない。絵が綺麗すぎるせいかな。

瀬尾公治は繊細な画風が評価されて広告の仕事を手がけることもあり、大学の学生募集広告とのコラボやもみじ饅頭のパッケージイラスト、さらに意外なところではセンター試験の参考書のイラストや女子高生キムチのパッケージイラストなどを手がけていたりもします。

顔出しNGな漫画家としても有名。西本英雄の「もう、しませんから」ではカッコイイ王子として描かれ「王子」と呼ばれている。

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【実学エンタメの最高峰】三田紀房のおすすめ漫画作品ランキング!https://mangakarankings.com/384https://mangakarankings.com/384#respondWed, 28 Sep 2016 15:50:32 +0000http://mangakarankings.com/?p=384企業家? 起業家? 投資家? いや、三田紀房(みたのりふさ)は漫画家だ。笑

三田紀房の作品は、受験や投資、仕事、歴史、野球など、ジャンルは多岐に渡りますが、そのどれもがとにかく現実寄り。

いわゆる気持ちいい成功物語とは違い、世の中の仕組みや考え方を、わりとストレートに見せてくる作品が多いです。

画力が高い漫画家ではありませんが、話の流れはとても分かりやすく、テンポもいい。そして、時折の現実を突き付けるような台詞は迫力があって魅入ってしまいます。

説明が多いのに読みやすく、気づけば次のページをめくっている。この構成のうまさと演出力、言葉の力が三田紀房の一番の武器だと思います。

「東大なんて簡単だ」と言い切った『ドラゴン桜』では受験の勝ち方を、『インベスターZ』ではお金と投資の考え方を、『アルキメデスの大戦』では歴史と戦略を描いてきました。『砂の栄冠』『クロカン』『甲子園へ行こう』など野球を題材にした作品も多いですが、もちろん爽やかさはゼロ。でも、そこが面白い。笑

そんな、説教くさいのに、なぜか納得してしまうそんな実学エンタメを極めた三田紀房のおすすめ作品を、今回はランキング形式で紹介します。

7位 エンゼルバンク-ドラゴン桜外伝-

(作品解説)
この漫画は「ドラゴン桜」の三田紀房によって、「ドラゴン桜」の続編のような形で書かれた漫画。
ただテーマは東大合格にむけた受験勉強ではなく、就職、転職活動をはじめとした人生論。
いわば、社会人バージョン!

(感想)
どんどんビジネス本とか自己啓発本に近くなってくなw

特に好きなシーンは、主人公たちが日本支配下計画という、コミュニティを作って、普通の人は挑戦しないようなビジネスアイデアを実践していくところ!

変人の集まりだけど、こういう生き方かっこいい!って思わせてくれる。

読む度に学ぶことが多くて、漫画として楽しむだけなく、人生の勉強にもなります。普通の転職本を読むより、よっぽど役に立つ…かもしれない。

いちおうドラゴン桜と時系列は繋がってるので、ドラゴン桜のキャラのその後も見れます。個人的には完全に別作品にして欲しかったけど。

6位 アルキメデスの大戦(アルキメデスのたいせん)

あらすじ・作品解説
時は昭和8年、日本中が第二次世界大戦を前にして、きな臭くなってきた頃、帝国海軍では新しい戦艦「大和」を建造する計画が持ち上がった。
しかしその計画は、利権が渦巻くひどくずさんなものだったのだ!
その計画を阻止するため一人の天才が立ち上がる。

おすすめポイント・感想・レビュー
東京帝国大の数学科を中退した主人公、櫂の天才ぶりが痛快。

天才ってひらめきとかではなく、ひとつづつ今やれることを驚くべきしつこさでコツコツやれるって事なんだろうね。

極秘機密である戦艦「大和」の設計図が手に入らない

今ある戦艦「長門」を歩き回って巻尺で計って設計図を作る

それを元に「大和」の設計図をつくる

そういった当たり前だけど人がやらないことをやってのける主人公が魅力的。

史実の第二次世界大戦とどう繋がっていくのかが楽しみな作品。

連載中なのでランキングはこのへんで。

5位 ドラゴン桜

(作品解説)
ひょんな事から、経営の傾いた龍山高校の再建に携わることになった弁護士・桜木。
彼は、再建の道として落ちこぼれの集まる生徒から東大合格者を出すというが、果たして?
阿部寛主演でドラマ化もされた作品。

(感想)
読むと東大に行きたくなる!少なくとも勉強したくなる。

漫画でありながら、こんな勉強法だったら自分ももっとやれたかもしれないと思わせてくれる説得力があるのがスゴイ。

この作品でなんといっても見て欲しいのは、パンチの効いた先生達!風貌もさることながら、実に個性的な勉強方法で生徒たちを教えていきます。ただ一見奇抜な勉強法の中に、身に覚えがあったり、実際自分でも効果があった方法があったりして、言ってることはあながち馬鹿にできないような指導法。

学生に向けてというよりも、間違った勉強をしてきた大人たちに向けて書いてる感じなので、すでに受験生の年齢じゃなくても、おすすめ出来る漫画。(まあ掲載誌モーニングだしね。)

ただ、受験漫画であり、受験勉強(勉強法)の部分がメインなので、その分、受験に合格するまでの漫画的なストーリーとか背景とかは弱い。

ごくせんとかROOKIESのような学園漫画のノリではないので、そういう受験の感動とか求めて読んでも全然面白い漫画じゃないです。

4位 インベスターZ(インベスターゼット)

(作品解説)最近の投資ブームの波にのっかったマンガだけど、主人公が中学生という設定に驚き。
代々選ばれた優秀な生徒たちで学校の運営資金を稼いでいくという設定。
中学1年生が株やFXでバンバン稼ぐストーリーには夢があるし、投資の勉強にもなるおすすめの漫画。

(感想)
中学生がとにかく莫大な金額バンバン使うところがいい。

現実離れしたストーリーであるけど、どこかにリアリティもあって、自分も投資で儲けることができるんじゃないかと思わせてくれるマンガ。

投資の勉強にもなる。それに投資は運も必要で、勝負の連続で毎回ワクワクさせてくれる。

実際に投資やってる人にとってはどうなのかな?素人目に読むとわかりやすくてかなり面白い。連載中なので、ランキングはこのへんで。

3位 砂の栄冠(すなのえいかん)

(作品解説)
三田紀房が描く高校野球マンガ!
「この一千万円で甲子園に行ってくれ」と頼まれた主人公が腹黒く、したたかに、でも熱血に甲子園を目指すストーリー。
こんな高校野球があっていいのか!

(感想)
味方を、監督を、ファンも、マスコミさえも利用し尽くして甲子園を目指すなんて前代未聞。

監督を見切る場面では、高校野球マンガの主人公があんなに腹黒い顔をしていいものか不安になるほどww

でもなぜかカッコいいんだ七嶋!!

金で雇った元コーチ、ノックマンとの試合は感動です!!!

2位 クロカン

あらすじ・作品解説
母校でもある桐野高校野球部の監督に就任した主人公の黒木竜次(くろきりゅうじ)、通称クロカン。
100年近い歴史がありながら、甲子園への出場経験のなかった野球部を甲子園に出場させることに成功する。
しかし、その粗暴な言動や態度からOB会や後援会から怒りを買い、解任。
甲子園出場の立役者でありながら、甲子園で監督として采配を振るうことはなかった。
野球部を去り、実家の豆腐屋を手伝っていた黒木の元へ、山奥の学校、鷲ノ森高校の球児たちが訪れ、監督になって欲しいお願いされる。
オファーを受けることにした黒木、弱小野球部を甲子園に出場させるため、再び監督として指揮を執る。
「ドラゴン桜」や「インベスター」などを送り出した漫画家、三田紀房が描く高校野球マンガ。

おすすめポイント・感想・レビュー
最初は本当に中途半端な所から始まるんだけど、それがちゃんとした物語のバックボーンになってて、読み始めると何故か止まらない不思議な野球漫画。

クロカンの指導法がとにかく個性的。マネしたらPTAに怒られそうな位のハチャメチャな練習法が繰り広げられます。

クロカンが、一斗缶を持ちだして、

「お前達は俺から技術を買うんだ、だから練習終わりここに金を入れろ。」

というセリフは高校野球という概念ではあり得ない衝撃的な内容で、すごく印象に残ってる。

サヨナラ勝ちの瞬間。お金で一杯になった一斗缶から、小銭が溢れでたシーン。好き。

中原裕の「ラストイニング」なんかと同様、主人公が監督っていう珍しい設定の野球漫画。野球マンガだけど、正統派では無い感じが好きな人には刺さると思います。

1位 マネーの拳(マネーのけん)

あらすじ・作品解説
『マネーの拳』は漫画家・三田紀房による経営ドラマ作品で、『ビッグコミックスペリオール』に掲載されたビジネス漫画。
物語は元ボクシング世界王者の花岡拳が、引退後に飲食事業へ挑むも失敗を重ね、テレビ番組で出会った実業家、塚原の助言と資金援助をきっかけに新たな事業へ踏み出すところから始まる。
縫製工場を拠点としたアパレルビジネスを舞台に、資金繰りや人材確保、取引先との駆け引きといった現実的な経営課題に向き合う姿が描かれる。
創業から企業成長までの過程を具体的に描いた構成は、経営を疑似体験できる作品として語られることが多い。
理論だけでなく人間関係の衝突や変化にも焦点を当てた描写により、単なる成功物語にとどまらない厚みを備え、三田紀房という漫画家の作品群の中でも、ビジネスと人間ドラマの融合を象徴する作品として位置づけられている。

元ボクサーの成り上がりビジネス漫画!

おすすめポイント・感想・レビュー
モーニングに『ドラゴン桜』が連載されていた時期に並行して始まった作品。

『ドラゴン桜』が受験指南だったのに対して、こちらは経営指南とでもいうべき、企業から事業の拡大までを描いた本格ビジネス漫画になっています。

ビジネス漫画ではあるけれど、三田紀房らしいテンポの良さで読みやすく、感情寄りで熱量が高くて、学びよりも純粋な面白さが勝る作品でした。

商売の話なのに、とにかく引き込まれる
会社上場やTOBなど、なかなかとっつきづらく分かりにくい題材も多いのですが、なぜかすらすら読める。

しっかりとビジネス漫画としてそれぞれの解説も入っているんですが、説明しすぎず流れで理解させてくれる構成力。

難しい経営理論を全面に出していないのも大きいかもしれません。細かい説明を読むというより、決断と結果を見せられて納得させられる感じ。

情報量は多いのに頭が疲れない。めちゃくちゃ読みやすい!

キャラ同士の衝突が物語を動かす
この作品、キャラがとにかく強いです。しかも全員が自分なりの正解を持っている。

経営者と従業員、古参社員と新参社員、理想と現実、善意と打算。そのズレによって、それぞれが会社の成長とともに、衝突するのが面白い。

誰か一人が正しいわけじゃないのがいい。人間関係の描き方がリアルで、感情移入しやすいです。

毎回、拳の言葉に感動して涙するのに、次の局面ではまた裏切りを考えてしまうヤエコとか。笑

説教臭くない
『ドラゴン桜』に負けず劣らず、今作も名言のオンパレードなんですが、こちらはあまり説教臭く感じません。

他作品と違い、主人公の拳がコンサル的な立ち位置ではなく、経営のトップで当事者だからかもしれません。

漫画っぽいビジネス本というより、ビジネス本っぽい漫画といった感じ。

指南書風味が薄いので、純粋に読み物として引き込まれる。だから最後まで失速しません。

こんな人におすすめ
現実の経営として考えると、さすがにうまく行きすぎでは?と思うところもありますが、漫画的な割り切りとして全然ありかなと。

リアルさと物語性がちょうどよいバランスの作品です。

株式投資とか経験したことある人ならよりとっつきやすいと思います。

主人公の花岡拳は『インベスターZ』にも登場しています。

起業から全国展開、株式上場、そしてTOB、アクティビストの介入など、振り返ってみるとめちゃくちゃ本格的なビジネスの流れを描いてましたね。

世界進出、そして事業継承まで一通り、会社の成長の過程を描いて12巻完結は改めてすごいテンポですね。

三田紀房のビジネス系作品の中で一番好き

類似作品 こちらもオススメ!

起業して成り上がりっていくビジネス漫画なら、『トリリオンゲーム』(原作:稲垣理一郎、作画:池上遼一)もおすすめです。少年漫画なのでリアル感は落ちますが『SHOGUN』(所十三)も爽快な成り上がり索引です。

あとがき

あなたがランキング1位に選ぶおすすめ作品はどの漫画ですか?

注:この記事内にアンケートがあります。アンケートへのご参加をお願いします。

ランキング1位に選んだ『マネーの拳』は代表作と呼ばれることは少ないかもしれませんが、漫画としての面白さと、ビジネス的な学びのバランスがちょうどいいおすすめ作品です。

改めて三田紀房作品はジャンルの幅が広い!

仕事、お金、受験、野球、歴史と、他の漫画家がまだやってないジャンルや切り口で次々と作品化しているのはすごいですね。

お手本がない状態で、漫画にしづらいジャンルをここまで読みやすく表現していることに驚きます。

専門に携わってる人からみたらどうなのかわからないけど、どの作品も謎に説得力がすごい。

ドラゴン桜読んだときにはもっと早く知っておけばと悔しかったし、インベスターZも読むだけで株がうまくいくような気がして挑戦したくなる。まさにビジネス書や自己啓発本を読んでる感覚。恐らく、自己啓発セミナーや投資セミナーを開けば、日本で一番人が集められる漫画家なのは間違いないでしょう。笑

画力よりもテンポ・演出や構成力で作品の面白さの軸になっているので、AI作画とかに一番向いている漫画家かもしれませんね。

数年後にはAIで三田紀房作品が量産されるかもしれない。笑

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静かな熱量が刺さる!鍋倉夫のおすすめ漫画作品ランキング!https://mangakarankings.com/441424https://mangakarankings.com/441424#respondWed, 28 Jan 2026 11:54:14 +0000https://mangakarankings.com/?p=441424派手じゃないのに、なぜか心に残る漫画家、鍋倉夫(なべくらお)。

大きな事件や強い言葉があるわけではないのに、読み終わると不思議と余韻が残る。読んでいる最中は静かなんですが、あとからじわっと効いてくるタイプの作品が多いんですよね。

表情や沈黙、間の使い方がとにかく上手い。盛り上げすぎないのに、気づくと心が動いている。ここ、地味にすごいところです。

鍋倉夫の漫画は、ヒューマンドラマを軸にした青年漫画が中心です。描かれるのは、特別な才能を持つヒーローではなく、うまく生きられないごく普通の人たち。日常の中で少しずつ気持ちが動く様子を通して、今の人生をそっと見つめ直させてくれます。

『リボーンの棋士』では、夢に破れた主人公が、もう一度前を向こうとする姿を丁寧に描き、『路傍のフジイ』では、評価されにくい人生の中にある豊かさを、静かに描いています。テーマは違っても、人の歩幅を大切にする視線は一貫していて、そこがこの漫画家の芯の部分なんだと思います。

読後に大きく泣かせるわけではありません。でも、読み終わったあとに「人間って悪くないかも」と思わせてくる。そんな静かな人間ドラマを描く鍋倉夫のおすすめ作品を、今回はランキング形式で紹介します。

注意

このページは作成中のため、まだランキング形式になっていません。作品が追加され次第追記していきます。

路傍のフジイ(ろぼうのふじい)

あらすじ・作品解説
『路傍のフジイ』は漫画家・鍋倉夫によるヒューマンドラマ作品。
現代日本のオフィス社会を舞台に、職場で目立たず評価もされない40代の会社員・藤井の日常が描かれ、彼を取り巻く周囲の人々の生活が、藤井によって少しづつ変化していく様子を描いていく。
無口で飾り気のない藤井の振る舞いは、次第に周囲の人生観へ影響を及ぼし、成功や幸福とは何かという問いを静かに浮かび上がらせる。
『週刊ビッグコミックスピリッツ』に掲載された漫画でマンガ大賞2025で第2位に選出されるなどSNSでの評価も高い。
派手な事件や劇的な展開に頼らず、日常の細部を丁寧に積み重ねる構成が特徴で、従来の主人公像とは異なる角度から人間の価値を描き出す作品として印象に残る。

共感する漫画ではなく、読むと気づかされる作品

おすすめポイント・感想・レビュー
今の時代だからこそ生まれた良作漫画。

この漫画、読んでて泣かせに来ないし、説教もなければ、感動の押し売りもしてこないんですよね。それなのに、読み終わる頃には自分の価値観が少し揺れている。

無口で淡々としたフジイを眺めているだけなのに、なぜか自分の生き方を考えてしまう。そんな不思議な作品です。

派手な名言も大逆転もないのに、続きを読まずにいられない。この手の1話完結型の作品で、ここまで続きが気になった漫画もないかもしれません。

派手さゼロなのに、ここまで面白い
本当に何も起こらない回も多いんです。事件もないし、成長イベントもない。それなのに毎話ちゃんと面白いのがすごい。

人間関係のわずかなズレや、気まずさ、視線の交差だけで物語を転がしてくる。しかも1話ごとに余韻を残してくるので、読後にちょっと考えちゃう。

読者へのアプローチとしては盛り上げなきゃいけないのに、作品としては盛り上げすぎてはいけない。その難しいことを毎回やってるのがすごい。正直めちゃくちゃ上手いです。

フジイという主人公が、とにかく不思議に心に残る
「思い出さないだけ。思い出せないだけ。あなたも一度はフジイとすれ違っている。」

という、キャッチコピーの通り、いわゆる路傍の石的な存在の主人公、藤井。

フジイは多くを語りません。自分語りもしない。クラスに、会社に、一人はいたような何の特徴もないキャラで、周りから見るとつまらなそうな人間に映るフジイ。でも彼個人の世界では人生を普通に楽しんでいるっていうのがいい。

基本は、フジイ自身のモノローグ(心の声)は描かれずに、周りのキャラの心情によって物語は進行していくのですが、かといって、フジイがただのNPCで終わらないところもいいんです。

要所ではちゃんと感情を出す。その出し方がまた絶妙。

出しすぎるとキャラが崩れるし、引きすぎると空っぽになる。そのギリギリをずっと保っているのがすごい。フジイ自身を描く回がちゃんと用意されているのも、個人的にはかなり好きです。

周囲の登場人物が映し出す自分の姿
この漫画、実はフジイに感情移入するより、田中や石川など、その他の人物に自分を重ねちゃう人が多いはず。

フジイの魅力に気づき、惹かれつつも、羨ましさや戸惑いを抱える彼らの姿がとにかくリアル。

出てくる登場人物の中に、きっと自分が見つかるはず。

可哀想に見える人は本当に可哀想なのか、つまらなそうな人は本当につまらないのか。そう感じるのは実は自分自身が幸せじゃないからなんじゃないか。そんな問いを、作中のキャラを通して、説教なしで突きつけられます。

今後の期待ポイント・考察
石川や田中との関係も、どこかで分岐点を迎えそうな気配が出てきましたが、周囲の人物が少しずつ変わっていく中で、フジイは本当に変わらないままでいられるのか。そこが一番気になるところ。

このまま読者を飽きさせることなく面白いまま、でも何も変わらず完結。というのが理想。めちゃくちゃ矛盾してるけど。

フジイは最後までフジイでいられるのか。注目ですね。

こんな人におすすめ
正直、合わない人には最後まで合わない作品だと思います。

でも、他人の評価やSNSの数字に疲れている人、30代以降で生き方に一度立ち止まってしまった人には、かなり刺さるはず。スカッとしたい人より、静かに考えたい人向けの漫画です。

大学時代の恋愛エピソードや、かつての友人の成田の訃報を受け止めるフジイの描写が、普段の言葉少なげなフジイだからこそ、その思い出や悲しみの感情がダイレクトに伝わってくるいい回でした。

個人的に好きなのは、西園寺さん回。

いい人のふりをし続ければそれは「善い人」と変わらないという言葉。

どちらもいい人に変わりないのに、天然でそれが出来るフジイと打算的にそうしている自分とを比べてしまう回が印象的でした。

派手さはないけど、確かな満足感のある良作。大人にこそ刺さる作品。

類似作品 こちらもオススメ!

『路傍のフジイ』とはテイストは異なりますが、主人公を中心に、日常を積み重ねながら周囲の人物を描く構成という点では、『それでも町は廻っている』(石黒正数)や、『ちひろさん』(安田弘之)なんかも似ている作品だと思います。

あとがき

あなたがランキング1位に選ぶおすすめ作品はどの漫画ですか?

注:この記事内にアンケートがあります。アンケートへのご参加をお願いします。

鍋倉夫の漫画は、派手な展開はありませんが、人の人生を本当にうまく表現してくれてる。

うまく言えませんが、読んだあとに人を見る目が少しだけ変わる。そんな漫画を描く作家だと思います。

路傍のフジイで新たな漫画の面白さを開拓した感じなので、この先の作品もめちゃくちゃ楽しみですね。

これからも、流行や派手さに振り回されず、鍋倉夫らしい人間ドラマを描いてくれたらうれしいです。

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【ダメ男なのに愛おしい】花沢健吾のおすすめ漫画作品ランキング!https://mangakarankings.com/359https://mangakarankings.com/359#respondFri, 28 Oct 2016 04:50:08 +0000http://mangakarankings.com/?p=359

現実がふっと歪む瞬間を描かせたら、この人の右に出る者はいません。漫画家「花沢健吾(はなざわけんご)」。 ゾンビ、忍者、VR恋愛…とバラエティ豊かなテーマを描く一方で、どの作品にも共通して登場するのが、ちょっと情けないダメ ... ]]>

現実がふっと歪む瞬間を描かせたら、この人の右に出る者はいません。漫画家「花沢健吾(はなざわけんご)」。

ゾンビ、忍者、VR恋愛…とバラエティ豊かなテーマを描く一方で、どの作品にも共通して登場するのが、ちょっと情けないダメ男たち

そんな、不器用で冴えないその主人公たちが、もがきながらも前に進もうとする姿が、なぜかカッコいいんですよね。うまくいかない現実と向き合いながら、それでも必死に何かを掴もうとするその必死さが、じわじわと胸にくるんです。

花沢作品の魅力は、派手さよりも空気で語るところにあります。セリフは少なめなのに、表情や沈黙の空気感だけで感情が伝わってくる。

映画みたいな構図と演出で、読みながら呼吸が浅くなってる自分に気づく時があります。こういう語らない演出がうますぎるんです。

ルサンチマン』では、VR恋愛という夢のような世界に逃げ込む童貞男がやたらリアルすぎて刺さる。『ボーイズ・オン・ザ・ラン』は、さえない営業マンが恋と仕事に全力空回りする、青春というより生き恥の物語。『アイアムアヒーロー』では、ゾンビの恐怖と、ヒーローになれない男のぐずぐずっぷりが見事に融合。そして『アンダーニンジャ』では、現代日本にひっそり存在する忍者たちのシュールな日常と、唐突に始まるド派手バトルがクセになる展開を見せてくれます。

そんななぜか応援したくなる愛おしいダメ男たちを描く漫画家、花沢健吾のおすすめ作品を、ランキング形式で紹介していきます!絶妙なリアルと妄想の境界線…に飛び込みましょう!

番外 アイアムアヒーロー in IBARAKI(アイアムアヒーロー イン イバラキ)

あらすじ・作品解説
『アイアムアヒーロー in IBARAKI』は、漫画家・富士沢一矢が描くサバイバルホラー作品であり、花沢健吾の原作『アイアムアヒーロー』を基にした公式スピンオフとして、小学館のWeb漫画サイト『やわらかスピリッツ』に掲載された。
茨城県を舞台に、家庭で疎まれ学校ではいじめを受ける高校生が、唯一の心の拠り所である愛犬イギーと共に、突如現れたZQN(ゾキュン)と呼ばれる感染者の脅威に巻き込まれていく姿を描いている。
全1巻で完結しており、2017年2月28日に単行本が刊行された。
地方都市ならではの閉塞感や、極限状態で露わになる人間関係がリアルに描写されており、主人公と愛犬の絆を軸に展開される物語には共感の声も多い一方、原作との比較においてストーリー展開への意見は分かれている。
(原案:花沢健吾)

犬と少年のサバイバルドラマ!苦くて切ない茨城編!

おすすめポイント・感想・レビュー
正直、「スピンオフだし…まぁ読んどくか」くらいの軽い気持ちで読み始めたんですが、意外と刺さる部分が多かったです

特に犬との関係性や、人間のイヤな部分がじわじわ滲み出る描写が妙にリアルで、読み終わった後にちょっと考え込んでしまう感じ。

いわゆる“大作感”はないんだけど、妙に記憶に残る一冊でした。

犬と少年、最強のバディ
もうね、イギーが賢すぎ。いじめられっ子の少年を影で引っ張る感じで、完全に序盤のヒーローはイギーです。

言葉を交わさないぶん、行動で信頼を示す関係って強いんですよね。

どんな状況でもそばにいる安心感、めちゃくちゃ沁みました。

ZQNの設定が本編と違って面白い
本編に登場するZQNと違って、このスピンオフでは“意識があるっぽい”描写があって、これが地味に怖い。

何を考えてるのかわからない存在より、「もしかして理解してる?」っていうゾンビのほうが、逆に不気味だったりするんですよね。例えるなら、ゲーム『SIREN』の屍人みたいな感覚。

普通のゾンビよりも“かつて人間だったもの”の気配が強いぶん、生理的な怖さがじわっとくる。スピンオフならではの実験的な設定、嫌いじゃないです。

茨城感、やや薄め
タイトルに「in IBARAKI」とあるけど、茨城っぽさをあまり感じなかったのは惜しいところ。

地名はちょこちょこ出てくるんだけど、「茨城ならでは」な感じはあまり伝わってこなかったのが惜しいところです。もっと地域色出してくれたら印象にも残ったと思います。

こんな人におすすめ
『アイアムアヒーロー』本編が好きな人はもちろん、犬との絆に弱い人、ゾンビより人間の怖さが気になる人にはしっかり刺さる内容だと思います。

大阪編や長崎編など、他のスピンオフと同様に本編との明確な繋がりは薄めなので、短編集的に読むスタンスでOK。

名もなきキャラが“ヒーローになれるか”を描いた、静かな1話完結型の読み物としておすすめです。

ZQNに意識があるという設定は、本編のZQN像と食い違う部分があるので、ファンの中では好みが分かれそうです。

でも、これはこれでスピンオフとしての個性として楽しめると思いました。

ラストのイギーの行動、ZQNに囲まれる中、少年のためにあえて囮になって飛び出していくあのシーンは、言葉を使わずにすべてを託す感じがして、素直にグッときました。

そして少年が初めて自らの足で逃げ道を選び、走り出すという展開も地味ながら確実な成長を感じさせます。

とはいえ、最後の“演出”、つまり視点が切り替わってZQN側の語りになるオチは、正直賛否が分かれるような気はしたなぁ。自分は「あ、ここで来るか…」と若干引っかかりつつも、外伝ならではのひと癖として受け止めました。

犬がヒーローという、アイアムアヒーローのスピンオフの中でも異色作

4位 アイアムアヒーロー

あらすじ・作品解説
『アイアムアヒーロー』は、花沢健吾によるサスペンスホラー漫画。
主人公の鈴木英雄は、妄想癖のある冴えない漫画家アシスタント。
連載漫画家としての再起を目指す英雄だったが、そんな日常は、謎の感染症の蔓延によって突如終わりを告げる。
人々が「ZQN」と呼ばれる異形の存在に変貌してしまう世界で、恋人や同僚を失った英雄は、途中で出会った女子高生の比呂美や看護師の小田と共に、生き延びるための逃避行を続けることになる。
リアルなパニック描写と人間ドラマが高く評価され、累計発行部数は830万部を超える大ヒット。花沢健吾の代表作品となった。
第58回小学館漫画賞受賞やマンガ大賞へのノミネートも話題に。2016年には大泉洋主演で実写映画化されている。

おすすめポイント・感想・レビュー
『アイアムアヒーロー』は、漫画家・花沢健吾が描くサバイバルホラー作品。

もともと花沢健吾の漫画は好きだったけど、こんなのも描けるのね。

一見よくあるゾンビ漫画…なんだけど「また同じような話でしょ?」と思ったら大間違い!

日常が音を立てて崩れ落ちる瞬間をこれほどまでにリアルに描いた漫画は他にないんじゃないかと思えるほど、平凡な日々から徐々に異常な世界へ引きずり込まれるその様子が面白い!

ゾンビものという定番ジャンルの枠を超えた一級のエンターテイメントです!

鈴木英雄のキャラが光る!平凡さがもたらす共感
主人公の鈴木英雄は、現実がヒーローではない人ほど身近に感じられるキャラクター。

冴えない日常や妄想癖、挫折感に共感する人も多いのでは?

この「普通の男」が、非日常の世界で少しずつ成長していく様子が、物語を支える大きな柱です。

人間としての弱さや葛藤がリアルに描かれ、読者は「もし自分だったら」と想像出来る作品です。

絶望と緻密な描写が生み出す圧倒的なリアリティ
『アイアムアヒーロー』の魅力は、なんといってもその緻密な描写。

感染症が広がる街の様子や、ZQNとの戦闘シーン、崩壊していく社会のディテールなど、すべてがリアルで恐ろしく、読んでいるうちにどんどん引き込まれていきます。

ZQNとの対峙シーンでは、背景の細部やキャラクターの表情がリアリティを増幅し、ページをめくるたびに心拍数が上がります!

こんな人におすすめ
ラストは残念ながら賛否両論となってしまった作品です。

最終回を読んだ後だとおすすめしづらい部分はありますが、それでも序盤から中盤にかけての展開は見事!

今やゾンビパニックものの代表作といってもいい漫画ですので、この手の作品が好きな人なら読んで損はないと思いますよ。

今から読むなら最終巻に80ページ以上の描き下ろしを収録している『完全版』をおすすめします。

花沢健吾の作風が大きく変わるきっかけとなった作品であり、これ以降の作品のベースになっている漫画でもありますね。

平穏が崩れる瞬間
パニックもので、1巻のラストまで何も起こらないっていうのが斬新!

デビュー作じゃ出来ないよなこんなの。

古谷実の漫画を多少ポップにしたような内容で、1巻はほぼ売れない漫画家の日常を描くだけという挑戦的な構成。

でも、その日常を丁寧に描いたからこそ、「普通の日常」が終わりを告げた後の世界の変化が際立つ、際立つ!

1巻のラストのてっことのシーンはホント怖かった。

消化不良なラスト
終盤に差し掛かるにつれ、ストーリーの方向性が曖昧になってしまった感じ。パンデミック後の人間模様をもっと掘り下げられたはずなのに、あっさりと終わってしまったのがもったいない。

…とはいえ、直前の21巻まではなんだかんだ言いながらも楽しめてたのに…。

主人公・鈴木英雄の行く末もはっきりと描かれず、結局、何が言いたかったのかよくわからない最終話の打ち切りのようなラストが残念でした。

俺はヒーローじゃなくていいんだ。せめて自分の人生ぐらい主役になりたいんだよ。

類似作品 こちらもオススメ!

コレ系の漫画ってオチつけづらいので、最終的にどうなるか連載時から気になってたけど、『ドラゴンヘッド』が一番近い作品になってしまった。どっちも大好きなのに勧めづらい。笑

3位 アンダーニンジャ

あらすじ・作品解説
『アンダーニンジャ』は花沢健吾による現代忍者アクション漫画。
戦後解散した忍者組織がひっそりと存在し続ける日本を舞台に現代に生きる忍者たちが描かれていきます。
名門忍者一族の末端に属する主人公、雲隠九郎(きりがくれくろう)の日常にスポットを当てながら、次第に「UN」と呼ばれる謎の組織との国家規模の戦いに巻き込まれていく。
現代社会に忍者が潜むユニークな世界観とバイオレンスアクションが魅力。
独特な設定とストーリーで高評価を受け、アニメ化や映画化もされている。

先が読めない予測不可能な現代忍者漫画!

おすすめポイント・感想・レビュー
この作品の最大の魅力は、現代社会に忍者が20万人も潜んでいるというユニークな設定。誰もその存在を知らないけれど、忍者が居ることは公然の秘密となっている世界観が面白い。

主人公の九郎がニート同然の生活を送る一方で、裏では重大な任務に挑んでいきます。普通の日常と非日常が交錯し、忍者たちが暗躍する様子がリアルに描かれています。

センスあふれる演出と構成力で飽きさせない!
10巻以上読み進めても、作品としての全体像が見えなてこない。

バトルメインというわけでもなく、メインキャラを何度も入れ替えながら、様々なキャラの視点で物語が進んでいきます。

情報を小出しにされながら、日常マンガのような展開が続く。…にも関わらず、面白さはキープ。ずっと先が気になるのがすごい。

「この後、何か起こりそう!」「この先、面白くなりそう!」という雰囲気をずっと感じられる作品。

読者を惹きつけるテクニックがすごいです。

暑苦しいキャラが少なく、基本的にどのキャラもやたらと淡白なんだけど、逆にその淡々と進む感じも今回の作風に合っている感じ。

こんな人におすすめ
予測不能なストーリー展開を楽しみたい人におすすめ!『アイアムヒーロー』楽しめたなら、間違いなく『アンダーニンジャ』も楽しめるはず。

独特のテンポや演出の見せ方など、センスで突き進んでいるような作品なので、ジャンル分けがムズい。バトルもあるけど、日常系のようでもある。ともすれば何を楽しめばいいのかわからないという人もいそう。

『アイアムヒーロー』以降どんどんセンス先行な作品になってて、こんなに魅せ方上手い漫画家だったかなぁと驚きます。

主人公は交代する前の方が好きだったな。まさか、主人公と思っていた九郎が途中退場するとは思っても見なかった。

少しづつ物語が動き出して、NINやUNの全貌が明らかになってきた感じだけどこの先どうなるのか。

最終回終わってみればただのシュールギャグ漫画だったというオチもありうるかも?

『アイアムヒーロー』のような結末にならないことを祈るのみ。

今だけ3巻まで無料(2/27まで)

ヘタレ主人公じゃないのも今作が初めて?

類似作品 こちらもオススメ!

新井英樹作品の影響をビンビン感じた頃とは作風がだいぶ変わってる感じ。むしろ今は浅野いにお作品に近い気がする。

2位 ボーイズ・オン・ザ・ラン

あらすじ・作品解説
花沢健吾による『ボーイズ・オン・ザ・ラン』は、『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて2005年から2008年にかけて連載された作品で、社会の片隅でくすぶる青年の葛藤と欲望を赤裸々に描いた青春漫画。
モテない、金無い、愛想無い、玩具メーカーに勤める29歳のサラリーマン、田西敏行が主人公。実家暮らしの冴えない日々を送りながら、同僚の女性に想いを寄せつつも一歩を踏み出せずにいた田西。そんな彼の前に現れたエリート営業マンとの出会いが、人生の歯車を大きく揺るがせていく。
2010年には銀杏BOYZの峯田和伸主演で映画化、2012年には関ジャニ∞(スーパーエイト)の丸山隆平主演でテレビドラマ化され、いずれも原作の持つ生々しさを活かした作品として注目を集めた。
自意識や性、承認欲求といった現代的テーマを通じて、読む者の胸を刺すリアリティが詰まっており、漫画家・花沢健吾の初期の作風を象徴する作品のひとつなっている。

ダメ男のリアルがここに!鬱屈した毎日を送る全さえない男子の代弁者!

おすすめポイント・感想・レビュー
花沢健吾の『ボーイズ・オン・ザ・ラン』、これ読まずに「花沢ってオシャレ系漫画家でしょ?」とか言ってたら損します。

恋も仕事もズタボロ、逃げ癖も見栄もめちゃくちゃリアル。そんな田西のダメっぷりが、気づけばクセになる。

『アイアムアヒーロー』や『アンダーニンジャ』で評価された花沢健吾の構図や演出設計が洗練されたスタイルより前に、こんなに汗臭くて泥まみれな作品があったんです!

特に『宮本から君へ』や、映画『タクシードライバー』が好きな人には、この熱量がきっと刺さります。読み終えたあと、「田西は俺だ、俺なんだよぉぉ!」と雄叫びをあげたくなるはず。

田西の不器用さが愛おしい
『ボーイズ・オン・ザ・ラン』の主人公、田西は、もうほんと見てられないくらい不器用。

告白も空回るし、妄想ばっかりだし、肝心なところでだいたい間違える。

そんな田西が、ボロボロドロドロでひたすら駈けずり回るのがこのマンガの醍醐味です!

田西の全部が人間くさくて愛おしいんですよ。うまく生きられないやつの、うまく生きたいっていうジタバタ。それがちゃんと物語になってるから、胸にくるんです。

イケメンでも才能あるわけでもない、でも「行動」だけは必死。この不器用さが、何よりもカッコよく見えてくるから不思議。

リアルな描写が共感を呼ぶ
この漫画、何がすごいって都合よくいかない感じがマジでリアルなんです。

男の情けなさ、女に対する幻想、職場での劣等感。全部がちゃんと「ダメな大人」として描かれてる。

共感できるっていうより、「うわ…あるある」ってゾクッとくる瞬間が多い。妄想と現実のギャップ、言い訳と自己嫌悪。こういうの、花沢健吾は描くのうますぎ。

笑えるのに笑えない、でも目が離せない。

こんな人におすすめ
感情移入型の物語が好きな人にはドンピシャ。

特に、自分のダメさにうっすら気づいてる30代男子、これ読んだら胃がキリキリするかも。

あと、『ルサンチマン』が好きだった人には間違いないです。『ボーイズ・オン・ザ・ラン』も花沢健吾の泥臭い男臭さが全開なので、スマートな話じゃ物足りない人にもぜひ。

最終回では田西がシューマイを庇って罪を被って刑務所行き。「いや、なんでお前が…」ってなるけど、そんなついてないところも含めて、それが田西なんです。

田西の逮捕に対してしれっとインタビューを受ける、ちはるちゃんも流石。どこまでもアンチヒロイン。笑

はなとシューマイを救ったわけだけど、田西は服役してるし、いわゆるハッピーエンドの「爽快感」とはちょっと違う。それでも不思議と読後感は悪くなくて、「こういう着地の仕方もアリだな…」と納得してしまう終わり方でした。。

最後、出所してまた日常に戻ってくる田西。エピローグでシューマイとはなに向けたあの表情、めっちゃくちゃカッコよかった。

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ebookjapanで全132話中39話まで今だけ基本無料!

※公開時の情報です。最新の配信状況は公式ページでご確認ください。

インストール不要ですぐ読めます。

社会人非リア必読の一冊!田西が最高にキモカッチョイイ!

類似作品 こちらもオススメ!

なんと言っても、花沢健吾自身が影響を受けていると語っている、新井英樹の『宮本から君へ』。『ボーイズ・オン・ザ・ラン』はまさに花沢健吾版『宮本から君へ』といった作品。情けなくて熱い男が何度も転びながら突っ走る姿、男の泥臭さを真正面から描いてる点が共通しています。

また、どこにでもいるようなダメ男が、女性に恋をし、ボクシングという手段で人生と向き合う物語。女性との関係をきっかけに暴走していく展開は『僕』(山本康人)もかなり近いです。

2位 ボーイズ・オン・ザ・ラン

(作品解説)
モテない、金無い、愛想無いサラリーマンが主役のマンガ。
やはり悪い男や女も登場するが、主役がボロボロドロドロで駈けずり回るのがこのマンガの醍醐味。
新社会人非リア必読の一冊!

(感想)
ケツメイシの闘え!サラリーマン!はこのマンガのためにある歌だ!

ボーイズ・オン・ザ・ランは、、というか、花沢健吾は色んなことやりすぎw

このマンガの最後は楽しみに読んだ方が良い!キモカッコイイから!ただし真似はしないように!捕まるよっw

このマンガ読むと毎回セットでタクシードライバーも見返したくなるな。花沢健吾が好きなんだろうなー。映画名出してたし。

だいぶ古い映画だけど、これもカッチョイイので気になった人はぜひ!

1位 ルサンチマン

(作品解説)
3次元に絶望した結果、2次元に行ってしまうという、まさにこの時代の?青春マンガ。
昼はツマラン仕事して、女にもモテず、家で全身コントローラー着こんで2次元に出かけるというダメ人間が主人公。
IT機器の発展で全男性待望のITエロ利用の概念を設定したのは、さすがの花沢健吾。

(感想)
狂四郎2030と同じような設定だけど、こちらの主人公は完全なダメ人間w

なのに、拓郎の生活を少し羨ましいと思ってしまう自分が残念すぎる!

主人公が普通にダメ人間だからこそ、変にSF臭くなく、リアルを感じる、共感できる!あこがれるゥ!

花沢健吾のセンス。やっぱ好きだ。

完全にアッチの世界でイケメン無双してる友人が、残念を通り越して爽やかすぎるw

自分の友人があそこまで二次元に懸けてたら、潔すぎて何も言えねー。ラインハルトカッコ良すぎる。(最後死んだんだっけ?)

最近の漫画もいいけど、この頃の花沢健吾作品はホントおすすめ。

しかもこの漫画、「第5回Sense of Gender賞 話題賞」という謎の受賞をしている。選考員さん、ジェンダー関係の賞が本当にこのマンガでいいのか!?

今だけ1巻まで無料(2/27まで)

これこそ非モテ童貞のバイブル!

あとがき

あなたがランキング1位に選ぶおすすめ作品はどの漫画ですか?

注:この記事内にアンケートがあります。アンケートへのご参加をお願いします。

やっぱり花沢健吾って、描くダメ男のどうしようもなさが最高!

冴えない、情けない、でもどっか人間味があって…で、気づいたら応援してるっていうね。ズルい。

『ルサンチマン』はちゃんと完結はしてるけど、ラスト駆け足具合を見る限り、打ち切りだったのかな?…それでもランキング1位にしちゃった。しょうがない、好きだから。

最近は、『アイアムヒーロー』『アンダーニンジャ』のヒットで一躍人気漫画家の仲間入り。

最近はオシャレ漫画家っぽい扱いされることも増えた花沢健吾だけど、ちょっと前までは本人のtwitter(X)で、女性に対する憎悪と愛情、モテ男子に対する殺意と嫉妬がごちゃまぜになったド下ネタツイートを連発するような漫画家だったのに。笑

今後はこっちの路線がメインになるのかなぁ。たまには『ルサンチマン』や『ボーイズ・オン・ザ・ラン』のような、ねじれた童貞エネルギー全開な花沢作品もまた読みたいんですけどね。

『アンダーニンジャ』しか知らないっていう人は、ぜひ以前の作品も読んで欲しいです。笑って引いて、最後ちょっと泣ける…そんな魅力的な作品が待ってます。

あ、あと最後にひとつだけ言わせて。やっぱ花沢健吾が描く女の子はまるっこくて可愛い。最高。

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【ロックすぎる漫画家】梅澤春人のオススメ作品ランキング!https://mangakarankings.com/449https://mangakarankings.com/449#respondTue, 27 Sep 2016 01:51:51 +0000http://mangakarankings.com/?p=449

ロックで不良で、なのにどこか少年っぽくて、そして1ミリもブレない。そんなまっすぐな主人公たちを描き続けてきた漫画家といえば、梅澤春人(うめざわはると)です。 梅澤春人作品の魅力は、とにかくジャンルの枠をぶっ壊してくるとこ ... ]]>

ロック不良で、なのにどこか少年っぽくて、そして1ミリもブレない。そんなまっすぐな主人公たちを描き続けてきた漫画家といえば、梅澤春人(うめざわはると)です。

梅澤春人作品の魅力は、とにかくジャンルの枠をぶっ壊してくるところ。
不良もあれば、バンドもあって、スーパーカーやらファンタジーまで、バイクも暴力も友情も恋も、全部まとめて一つの物語にしてくる。その雑多さが、むしろクセになる。

ジャンプ黄金期に連載された代表作の『HARELUYA II BØY』では、今までの不良像とは違うヤンキー漫画を描き、不良×ロック×ギャグが絶妙にブレンド。『無頼男 -ブレーメン-』は、不良たちが音楽で世界を変えようとする熱量がすごい。そして『カウンタック』は、スーパーカーへの愛が画面からあふれ出す一作。車に詳しくなくてもテンション上がります。

そんな「バカかっこよさ全開」で「クセになったら最後」な梅澤春人のおすすめ作品を、ランキング形式で紹介します!

ロックすぎるその作風、ページをめくるたびに熱量がビシバシ伝わってきます。

8位 無頼男 -ブレーメン-

(作品解説)
BOYで人気だった梅澤春人の次作。
今度は不良っぽさを残したまま、ロックバンド要素を重視した作品に。
正体不明の謎の男、春日露魅王をボーカルとしたブレーメンというバンドの物語。

(感想)
前作のBOYの後に始まったマンガ。

こんどはロックバンドのストーリーだ!って…ボーイじゃん。

なんかキャラは違うのに、BOYの続きを読まされてる感じが拭えない。しかも劣化BOYを。

キャラもBOYと違っていろいろやろうとしてた感はあるんだけど、中途半端に終わったなぁ。伏線の回収されなさから見てやっぱり打ち切りかな。

それでも9巻まで続けられたのは、BØYのヒットの後っていうのが大きいだろうな。コレ以降の少年ジャンプ作品はバッサリバッサリやられてるから。

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7位 LIVE(ライブ)

(作品解説)
勇太朗は道端に落ちていた黒魔術の呪文を記載したものを読んでしまい、悪魔のスレイヤを呼び出して、彼を人間にしてしまう。
LIVEは週刊少年ジャンプで連載されたが、10話で打ち切りになった漫画。

(感想)
このマンガで覚えてるのはハリガネムシだけだw

ハリガネムシを爪の中に入れられる場面だけは覚えてる。実際に、江戸時代の拷問にも使われていたという、嘘だかホントだかわからないエピソードが怖かった。

ほぼ同時期に連載開始したのが、デスノートと銀魂。片や大ヒット。こっちは最低話数の10週での打ち切り。

この差の付き方に世代交代を感じずにはいられないマンガ。この頃から単純なヤンキー漫画とか不良漫画が減っていった気がするなぁ。

今のところ梅澤春人の少年漫画での最後の連載作品。

6位 SWORD BREAKER(ソードブレイカー)

(作品解説)
週刊少年ジャンプ誌上で2002年に連載されたファンタジー漫画。
主人公の武器が剣ではなく伝説の盾という珍しい設定。
目新しさはあったものの残念ながらその連載は短期で幕を閉じる。

(感想)
単行本が全2巻。いわゆるわかりやすい打ち切り漫画です。

だが、打ち切り漫画にも二種類ある。

連載終了と同時に記憶の彼方から消え去ってしまうものと、短い連載期間ながら強烈なインパクトを爪痕として記憶に刻んでいくものだ。

「魔城ガッデム」を脳裏に強烈に残してくれたこの漫画はもちろん後者だ。

5位 異世界行っても少年マンガの主人公は1ミリもブレない!!!

あらすじ・作品解説
漫画家・梅澤春人による異世界ファンタジー漫画『異世界行っても少年マンガの主人公は1ミリもブレない!!!』は、異世界転生という定番ジャンルを土台に、少年マンガの主人公像そのものを主題として描いた作品。
物語はヤンキー少年・酒谷鉄丸が突如として異世界へ飛ばされるところから始まる。
剣と魔法が支配する世界で、常識も価値観も通じない状況に置かれても、鉄丸は一切迷わない。仲間がやられれば助けに行き、理不尽な敵が立ちはだかれば真正面から殴りに行く。その行動原理は、少年マンガの主人公としてどうあるべきか、ただそれだけ。
設定は王道ファンタジーだが、物語の中心にあるのはスキルや効率ではなく、異世界作品の文法を踏まえた上で、あえて少年マンガ的王道を崩さない点が特徴であり、梅澤春人の思想や作劇姿勢が色濃く反映された漫画作品として語られている。

なろう世界に放り込まれても、やっぱりいつもの梅澤漫画

おすすめポイント・感想・レビュー
今度の梅澤作品はまさかの異世界転生もの!?

と思いきや、流行ジャンルに寄せたように見せかけて、実際は一切寄せていない。笑

よくあるスキルだの、ステータスだのという定番要素は一切なく、まず殴る、助ける、立ち向かう。最初から最後まで一貫して少年マンガの魂を優先しています。

大人向けではない、少年漫画時代の梅澤作品を求めていた読者にはしっかり刺さる作品になっています。

タイトル通りのミリブレ主人公
主人公は異世界に行っても価値観も行動原理も一切変わりません。

状況がどうあれ、筋を通す、仲間を守る、強い相手にも正面から行く。

もしも少年漫画の主人公が異世界に転移したらというコンセプト(正確には梅澤漫画の主人公がかな?)なので、舞台が変わってももちろん一ミリもブレません。笑

過去作品で例えるならBOY+SWORDBREAKERといった感じ。

梅澤春人節全開のネーミングと世界観
ネーミングや世界観は、もう完全に梅澤春人です。

モンスター名や設定の濃さは相変わらずで、少年マンガの骨組みがそのまま異世界に持ち込まれています。

友情、覚悟、正面突破。どれも王道だけど、ちゃんと熱い。細かい理屈よりも勢いで楽しめます。

異世界ものとしての新鮮味は控えめ
正直に言うと、異世界転生作品としての目新しさは控えめです。

設定も展開も、今どきの異世界作品を期待すると肩透かしに感じるかもしれません。

レトロな作風や価値観が全面に出ているので、梅澤漫画としては魅力的ですが、合わない人は合わないと思います。

こんな人におすすめ
少年ジャンプ連載時代の梅澤作品を思い起こさせる主人公なので、『BOY』や『SWORD BREAKER』が好きだった90年代ジャンプ世代には、かなり相性がいいです。

流行よりも作者の作風を楽しみたい人、少年マンガの直球な熱量をまだ摂取したい人向けの作品です。

そもそも打ち切り作品なので、梅澤春人好き意外が手に取るかと言われたら…うーん…。

鉄丸の父が虎一だと明かされ、額のダイヤ型のアザが示された場面は正直テンション上がりました。

ラスボスの目的も見えてきて、ここから本格的に広がると思った矢先の最終回だったので正直残念。

正直あともう1巻あればもう少しうまく畳めただろうに…と思いますが、最終話のこれからもブレずに行くぜエンドは衝撃的。見事な「俺たちの戦いはこれからだ」エンドでした。笑

未完にはなりましたが、物語は途中でも、主人公の姿勢だけは最後まで一切ブレずに描き切ったのはさすがです。

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ソードブレイカーとの繋がりを、もっと早く明かしてたら…もしかすると…。

類似作品 こちらもオススメ!

最近の異世界転生モノで似てる作品は正直皆無です。笑

同じ異世界モノだと、『スピンナウト』(原作:西森博之/作画:春風邪三太)が感覚的にかなり近いです。「異世界に行くが適応しない」「現実側の価値観を持ち込んだまま暴れる」「不良気質×異世界という組み合わせ」「なろう以前の異世界観」とかなり共通点が。

4位 HARELUYA―ハレルヤ―

(作品解説)
梅沢春人の代表作BOYの前身となった短期連載漫画。
神様の息子ハレルヤは、天界を追放され「日々野晴矢」として、人間界で生活することに。
ろくでなしの神と言う設定で傲慢でたいして強くないけど、根は良い奴と言う設定。
登場キャラは一部名前が変わったり、するが基本は一緒。
梅澤春人のマンガは全体的に大味な作品が多く、名言やイカレたキャラクターが数多く出てくるが、ハレルヤは意外にまともな内容である。
梅澤春人作品に劇薬を望んでいた読者にとってはやや物足りなかったか。

(感想)
設定もどっかで見たようなものだったり、地上に落とされた悪ガキ神様が愛を知って天に帰る等とベタな展開。

前作の酒呑☆ドージのような一瞬だけど強烈な個性を感じるものがほとんど無く、綺麗にまとまった少年漫画と言うイメージが強い。

梅澤春人の強烈な台詞回しなどもなく、印象的なセリフもない。打ち切られただけあって、パワー不足は感じられる。

けど、普通に面白かったけどな。

延々と同じ事の繰り返しが無くすっぱり終わった事も大きい理由だろうけど、BOYが間延びしすぎたせいかハレルヤの方が面白く感じる部分も多い。

3位 酒呑☆ドージ(シュテンドウジ)

(作品解説)
酔っ払いの主人公ドージと妹のシズカ、天才医師のポンが宇宙船で旅をし、途中立ち寄った惑星の事件を解決していく王道的ストーリー。
主人公のドージは普段はだらしない酔っ払いだが、キレると本性の鬼となり悪を蹴散らすと言うこれまた王道的な設定。
連載前に読切りが掲載され、好評だったことで本作が連載されたという経緯があり、読み切り時と登場人物の設定は全く一緒。
BOYの作者の初連載作ということで、若さを感じるストーリーと絵だが、現在より劇画寄りの画風。
ペンネームもこの頃は梅澤春人ではなく梅沢勇人だった。
結果的には短期での打ち切りとなった。

(感想)
どこかで見たような展開や台詞…。
作品の所々に他作品の影響を感じる。

ただ、そもそも作者の梅澤春人はロックバンドの影響をもろに受け、他の作品でもその強い影響が色濃く出る事が多いので、あんまり気にならない。

と言うか、当時はそんな事考えもせずに読んでたけどw
連載してた時には普通に面白いと思って読んでた気がする。

打ち切りだけど、仮に長期連載になったとしても、内容的にもマンネリ化してただろうな。そう考えれば綺麗なまとめたなーと言う印象。

BOYが長期連載になり、ストーリーが案の定マンネリ化していたので、この作品はあの終わり方で良かったと個人的には思う。

第一話で悪党がシズカの尻を触るセクハラを働いた時に(実際にはドージの股間)放つ台詞。

「セニョリータ、ボニータ、ロリータ」

と言う響きがやたら語感が良くて記憶に残ってるw

初期作品・打ち切り作品の割にランキング高め。

2位 カウンタック

(作品解説)
梅澤春人がヤングジャンプで描いた旧車好きにはたまらない漫画。
車好きにはたまらない魅力がギュッと詰まっている。
ストーリーは、普通のサラリーマンが子どもの頃に憧れていたカウンタックと出会い、人生が変わっていくという話。
いろいろな人と車との出会いが魅力的な漫画。

(感想)
渋谷系ヤンキー漫画でたくさんの中高生ファンを獲得した梅澤春人。青年誌に移ってもそのファン層をバッサリ切り捨てるとは思わなかった。青年誌に移っても過去のファンにしか受けない漫画家が多い中、なかなか真似できるこっちゃない。

まさかのスーパーカーマンガ!

ボーイからライブまでの読者なら間違いなく、興味のない題材。当時の読者が大人になってるとはいえ、スーパーカーブーム世代の子供達でもないし。完全に新しい顧客を開拓しにいった感じ。

結果的には大成功。
だいぶ作品の色は変わったけど面白かった。

最近は車を持たない人が多いけど、一昔前まではマイカーを持つことは男のステータスであり、スポーツカーを乗り回すことは憧れでした。今サラリーマンとして働く男たちに贈る夢のあるマンガです。

夢を追いかけることの大切さ、人との出会い、キングオブスーパーカーのカウンタックを乗りこなす主人公に惚れてしまいます。

出てくる車はすべてが個性的でカッコイイ車ばかり。しかも車の知識も身に着くこの漫画は今の若い人達にこそ見てほしい名作。

今までの作風があまり好きじゃなかった人にもオススメの作品。

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1位 BØY(BOY・ボーイ)

(作品解説)
アニメ化もされた梅澤春人の代表作の一つ。
当時流行りの学園不良漫画ではあるが、主要メンバーそれぞれに夢があったりロックバンドを結成したりと、何かと熱い。
ライブの描写は恰好良く作者の音楽好きが伝わってくる。
どう見ても悪人な敵キャラが多く、それを主人公の日々野晴矢がぶっ飛ばしていく様は爽快感溢れる。

(感想)
ライジングインパクトほどではないにしろ、打ち切り漫画がリメイクされて、長期連載になるって言うのは珍しいんじゃないかな?

前作、ハレルヤを設定変えてより不良漫画らしくした感じ。(ヤンキー漫画というよりは、ヤンキー退治漫画だけど)まあ、この頃は少年漫画では不良漫画の支持が高かったからな。

前作では人間界に追放された神様という設定だったけど、BOYでは、主人公が説明無しで喧嘩最強の天上天下唯我独尊野郎に設定が変わると言う変身振り。

最初は野球とかしてたけど、敵キャラがどんどんヤバくなっていく。
普通に「これ人間なの?」って何回か思った。

当時まだツンデレって概念がなかったから、伊部麗子が一条くんに惚れたときはドキドキしたなぁ。

晴矢と保健室の先生との絡みも、子供ながらに何かいけないものを感じて読んでた記憶がある。神崎のドラッグとかナオミの発言とか女体盛りとか今読むといろいろヤバい(笑)

読みなおしてみて気づいたけど、しゃべってるときとか、正面向きの絵がかなり多いな。

合間のエピソードが少なくて、喧嘩ばかりなので、無駄に長期連載したという印象が強いけど、当時のるろ剣・封神が看板のジャンプだと中々終わらせるわけにもいかなかったんかなぁ。

なんだかんだで、ランキングはとりあえず1位。

「うるァァァァァァァーーーーーーーー!!!!!」

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あとがき

あなたがランキング1位に選ぶおすすめ作品はどの漫画ですか?

注:この記事内にアンケートがあります。アンケートへのご参加をお願いします。

梅澤春人は徳弘正也森田まさのりのように青年誌に移籍が成功している珍しいパターン。少年誌で活躍した漫画家が、過去の遺産に頼らずに活躍しているのはうれしいですね。

少年ジャンプ連載時から際どい描写やドラッグ等のギリギリな描写が多かったけど、青年誌に移ってからはよりストレートに描かれるようになっています。

当時は不良漫画として普通に楽しんで読んでたけど、ランキング作るにあたって読み直してみると、びっくり。BOYってこんな面白い漫画だったんだね。改めてみるとギャグ要素満載で、別ベクトルでぶっ刺さるやつでした。

サブマシンガン持ち出す不良に、脳みそ改造済みのマッドサイエンティスト。こんなヤンキー漫画ないよね。最高にファンキー。

今でも定期的にBOYのようなノリの作品描いてくれるのもうれしい。まあ、打ち切りも多いけど。笑

でも、そんな打ち切り作品ですら語りたくなるって……梅澤春人くらいじゃない?

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https://mangakarankings.com/449/feed0
【学ランヤンキーの終焉】高橋ヒロシのおすすめ漫画作品ランキング!https://mangakarankings.com/70https://mangakarankings.com/70#respondMon, 12 Sep 2016 10:26:33 +0000http://mangakarankings.com/?p=70

平成の不良漫画・ヤンキー漫画において、漫画史に残るで漫画家といえばこの人をおいて他にいない。 そう、高橋ヒロシ(たかはしひろし)だ! それまでの、ビーバップや湘南爆走族などの、ツッパリ、短ラン・長ラン・特攻服というイメー ... ]]>

平成の不良漫画・ヤンキー漫画において、
漫画史に残るで漫画家といえばこの人をおいて他にいない。

そう、高橋ヒロシ(たかはしひろし)だ!

それまでの、ビーバップや湘南爆走族などの、ツッパリ、短ラン・長ラン・特攻服というイメージを書き換えた功績はでかい。

全ての作品において、不良や元不良達の抗争、男の友情、男の生き様を熱く描いている。

「一人で部屋にとじこもってりゃなんにも起きねーけどよ・・・それが苦手なオレたちにはいろいろ起こるってことなんじゃねーの!」

「強くなりたいと願うことは構わない。だがそれは他人と比べるようなもんじゃないんだ!他人は他人、自分は自分!人生全ての答えは己の中にあるんだ!」

等々、名言として語り継がれるセリフも山のようにある。

そんな高橋ヒロシの男だらけのヤンキー漫画ランキング!

7位 続クローズ外伝

(作品解説)
続クローズ外伝は、「クローズ」の外伝的な短編集のうちの一つ。
題名には「続」と付いてはいるが、「クローズ外伝」の続きというわけでもなく、これはこれでまた違ったキャラたちの独立した外伝として楽しめるようになっている。
内容としては、四代目武装戦線編の前編後編に加えて、木津京介編の前編後編が収録されている。

(感想)
この外伝では四代目の武装戦線の話に「万馬券」と書かれた馬のマスクを被った
「ドスケン」さんというなんとも強烈なキャラが出てくる。

しかもそのマスクを脱いだ外見がまたかなり強烈で、
どっかのヤクザのオッサンにしか見えないといった感じw

それなのに中身はちゃんとした熱い男で、
多くの仲間たちからも慕われているというのがまた良い。

そしてもう一つの短編「木津京介編」の主人公の京介にも
安定した熱い魅力があるので、クローズファンなら読んで損はない作品。

6位 クローズ外伝

(作品解説)
クローズ外伝は、その名の通りに「クローズ」に登場する主要なキャラたちの中学生時代を描いた外伝的な短編集。
海老塚三人衆ことポン・マコ・ヒロミ編、武装戦線の阪東ヒデト編、そしてクローズの主人公である坊屋春道編が一冊に収められている。

(感想)
この外伝はクローズ本編読んだ人用の内容。
(ワーストとは直接関わりはない)

この作品のいいところは、
クローズのメインなキャラたちの過去の話がいろいろ見れるところ。

個人的には武装の阪東の性格がより深くわかったりしたのが良かった。

あとはやっぱりクローズの主役である
坊屋春道の中学時代の伝説が描かれてるのがポイント高いっす。

春道ファンなら迷わずおすすめ!。見るべし!

5位 その後のクローズ

(作品解説)
高橋ヒロシが描く大人気の不良漫画「クローズ」のその後を描いた外伝。
のちに「クローズ」の続編として発表された「ワースト」の中で主要なキャラとなる河内鉄生を主人公として描いたセニドクロという短編と、クローズやワーストの主な舞台である鈴蘭男子高校で化け物じみた強さを見せる花木九里虎に焦点をあてた鈴蘭という短編が収録されている。

(感想)
この漫画はクローズやワーストのファンなら必見といった内容。
というよりもクローズとワーストの間の話なので、
ワースト読む前に読んどくことをおすすめする。

なぜならワーストの中でも一、二を争う人気キャラである河内鉄生と、
花木九里虎のエピソードがたっぷりと見られるから。

まさにファンにとっては最高に豪華なセット!

そのうえクローズでおなじみの個性的なキャラたちも
ちゃんと物語に絡んでくるんで、読んで損は無い作品。

4位 ジャンク・ランク・ファミリー

あらすじ・作品解説
『ジャンク・ランク・ファミリー』は、文明が崩壊し荒廃した世界を舞台に、ギャング同士の抗争を描くサバイバルアクション漫画。
謎の伝染病に侵された、黒目と呼ばれる集団が、ゾンビのように人々を襲う世界で、人々は水や油を巡って争いあっていた。
そんな世界で、ジャンク・ランク・ファミリーと呼ばれるアウトサイド・ギャングたちが家族のような絆を育みながら過酷な環境の中で生き抜いていく姿を描いている。

おすすめポイント・感想・レビュー
不良漫画の巨匠・高橋ヒロシによる次の作品は、まさかのゾンビサバイバルもの!

ヒャッハー!と北斗の拳リスペクトから始まる文明崩壊後のディストピア世界に驚きを隠せません。笑

文明が崩壊した世界を舞台に、生き残りを懸けた男たちの抗争やサバイバルが繰り広げられていきます。

不良漫画の新境地!高橋ヒロシの挑戦
まさかの世界観に驚かされる『ジャンク・ランク・ファミリー』。

これまでの不良たちの喧嘩や青春とは異なり、今作では命がけのサバイバルが展開されます。

しかし、高橋ヒロシらしい「義理や人情」「仲間への信頼や絆と」いった普遍的なテーマはブレていません。荒廃した世界でも、熱いドラマがしっかり描かれていて、読者を熱くさせる魅力は健在です。

サバイバルをがっつり描くというよりは、高橋ヒロシならではの不良漫画の世界観の中に、マッドマックスや北斗の拳を彷彿とさせる荒廃した都市とサバイバルの要素が、スパイスとして加わっているという感じ。

「カッコいい男たち」は健在!
黒目VS人間というサバイバルの構図だけでなく、各地のギャング同士の戦いも大きな見どころのひとつ。

都市同士の争いや勢力図の変化、新たなキャラクターの登場など、読めば読むほど世界が広がるワクワク感があります!

主人公サイドのシャチ、シド、ケチャップ、ターボ、ピピ、ポポで構成される「ジャンク・ランク・ファミリー」を始め、そこに加わることになる少年ルカ。そして敵対する勢力「ベベルズ」など、数々のコミュニティが存在し、それぞれに個性的でカッコいい男たちが存在します。

女性がほとんど出てこないのも相変わらず。笑

こんな人におすすめ
奇抜な設定に驚かされますが、読んでみればいい意味でも悪い意味でもちゃんと高橋ヒロシ作品。

過去作を好きな人ならすんなり入れる作品ですが、高橋ヒロシ作品に、不良たちの熱い闘いや青春を求めている人にとっては、サバイバル要素が邪魔に感じてしまう部分はあるかもしれません。

そういう意味で、高橋ヒロシ作品としては好き嫌いが分かれる作品かな?

逆にサバイバル漫画が好きな人には、今までにない作品になっていますので楽しめると思いますよ。

最終的に、ギャングの抗争が主軸となるのか、それとも黒目との戦いがメインとなるのかによって、評価が大きく分かれそうです。

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龍が如く OF THE ENDを思い出した。

類似作品 こちらもオススメ!

世界観的には『北斗の拳』(原哲夫)ですが、内容的に似てる作品はと聞かれたら同作者の『クローズ』や『WORST』になっちゃいますね。汗

3位 WORST(ワースト)

(作品解説)
前作『クローズ』の27期生・ゼットン世代が3年生になった鈴蘭男子高校が舞台。
新入生・月島花が鈴蘭初の番長を目指し奮闘していく3年間が描かれている。
今作は、鳳仙学園、黒焚連合、武装戦線達との絆や、ライバル・天地寿との戦いが見どころである。
もちろん、春道のバックルは、ゼットン、九里虎、花へと受け継がれている。

(感想)
クローズを見てたほうが楽しめるけど、
見てるといろいろ言いたくなる漫画。

クローズと比べて名台詞や盛り上げる演出が多くなってる気がする。
(を狙った言い回しや演出)

逆に喧嘩のシーンはより淡白になってる印象。

春道と比べちゃうせいもあるけど花はやっぱり残念。
武装戦線が一番面白いってのはどうなの。

キャラが死ぬっていうのもあんまり。
メジャーみたいな必然性とか、
特攻の拓みたいなドラマ性があれば全然いいんだけど。

クローズの時は別に嫌じゃなかったんだけどなぁ。

マンガとしては普通に面白いんだけど、
クローズとどうしても比べちゃうな。

またそのうち続編やるんかね?

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2位 QP(キューピー)

(作品解説)
前髪に特徴があるのでキューピーとあだ名をつけられた主人公・石田 小鳥。
高橋ヒロシの他の漫画と同じく不良の喧嘩が芯にあるストーリーだが、その悲哀にも目線が向けられていて、読んだ後心に残る。

(感想)
クローズは、喧嘩の強さを比べ合う
不良漫画特有の躍動感(はないか?)とか楽しさが溢れてたけど、
このQPの戦いのシーンでは銃とかバンバン出てきて
喧嘩というより暴力といったイメージ。
(といっても怖い!というほどのレベルではないけどね)

中学生編と高校生編もあるけど、本編は大人になってからの話なので、
不良というよりはヤクザよりの漫画だね。

なんかね、クローズの頃にはなかった空気感みたいなのがある。
これから抗争に巻き込まれていくんだろうな〜といういやな感じとか。

もちろんところどころに高橋ヒロシらしい爽快感もあります。
全8巻の割に読み応えがあっておすすめ。

1位 クローズ

(作品解説)
不良高『鈴蘭男子高校』を舞台に、転校生、坊屋春道が大暴れ!
永遠のライバル・リンダマン、鳳仙学園、黒焚連合、武装戦線達との熱いバトルが見逃せない。
物語は春道、ヒロミ、マコ、ポンの25期生を中心に進んでいく。

(感想)
不良マンガの醍醐味満載。

正統派不良漫画はやっぱりチャンピオン。

鈴蘭最強のリンダマンとの名勝負!
クローズの中での最強決定戦はやっぱりこの二人。

他にも外せないのは27期生のゼットン世代。
県南戦で1年生ながら自分たちの手柄を立てようとする
その姿がすでに鈴蘭を背負っている。

鈴蘭のてっぺんを目指すものとして、
春道のベルトのバックルがその後ゼットンへと受け継がれている。
これはその後のワーストでも描かれてます。

ボンタン・短ランの不良漫画を終わらせてしまったマンガ。

春道風にスカジャンを着たくなる。

スラムダンクや小林まことからの影響も大きいみたいなので、
読み比べてみるのもおすすめ。

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あとがき

あなたがランキング1位に選ぶおすすめ作品はどの漫画ですか?

注:この記事内にアンケートがあります。アンケートへのご参加をお願いします。

ランキングだとやっぱりクローズがトップかな。

クローズ以降の高橋ヒロシ風マンガの乱立は凄かった(笑)

加瀬あつしも所十三にも、西森も森田もヒットした不良漫画家はみんな違う作風に意向してて、デビューからずっとヤンキー漫画を描き続けてる漫画家は以外と少ない。パッと浮かぶのは田中宏ぐらいか。

一貫してヤンキー漫画描き続けてて、ヒット続けてるのはスゴイ。

でも高橋ヒロシの漫画は作品全体としては好きなんだけど、改めて読み直してみると嫌いなとこもけっこうあるなぁ。

戦闘シーンに動きがなくて、ナレーションで全部説明するとことか。
(高橋ヒロシの思いをキャラに喋らせまくってるからそりゃ名言も増える)

高橋ヒロシのその時ハマってるもの無理やり差し込んでくるとことか。(ダーツとか麻雀とかいらん。)
何よりも好きなアーティストのゴリ押しが好きじゃない。歌詞多すぎ。

後は外伝出し過ぎ(別人スピンオフ含めて)…。もう、ちばあきお方式で延々とクローズ続けてくれた方がうれしい。

不良漫画全体のランキングだと、同系統なら個人的にはろくでなしBLUESの方が好き。(向こうもブルーハーツ押しだけどクローズほど嫌じゃない)

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ジャンルに縛られない異才!外薗昌也のおすすめ漫画作品ランキング【ホラーもSFも恋愛も】https://mangakarankings.com/441399https://mangakarankings.com/441399#respondTue, 30 Dec 2025 16:47:02 +0000https://mangakarankings.com/?p=441399ホラーもSFも、時には恋愛まで描いてしまう漫画家といえば、外薗昌也(ほかぞのまさや)です。

正直に言うと、読む前に少し構えてしまうタイプの作家かもしれません。でも読み終えるころには、「あ、これ忘れられないやつだ」と思わされる。そんな作品が多いんですよね。

外薗昌也の漫画は、ホラーやサスペンスを軸にしながら、SFやファンタジー、人間ドラマまで自然に広がっていきます。グロテスクな描写が話題になりがちですが、物語の芯はかなり丁寧。ただ怖いだけじゃなく、人がどう壊れていくのかを静かに見せてくる作風が印象的です。

展開のテンポがよく、何か起きそうな空気づくりがとにかく上手いんですよね。派手な演出で押すというより、会話や間で不安を積み上げていくタイプ。

たとえば犬神では、異形の存在と少年の関係を通して、重くてあたたかい物語が描かれます。鬼畜島では一転して、無人島で人の理性が壊れていくサバイバルが容赦なく展開。エマージングでは、ウイルスという題材で現実と地続きの怖さを突きつけてきます。

強烈で、気持ち悪くて、それでもなぜか忘れられない。そんな後味まで含めて心に残る漫画を描く異才・外薗昌也のおすすめ作品を、ランキング形式で紹介します。

注意

このページは作成中のため、まだランキング形式になっていません。作品が追加され次第追記していきます。

鬼畜島(きちくじま)

あらすじ・作品解説
漫画家・外薗昌也によるホラーサバイバル漫画『鬼畜島』は、海に囲まれた孤島を舞台に、若者たちが常識や倫理の通じない環境へ踏み込んでいく過程を描いた作品である。楽観的な空気の裏で島は外界から隔絶された不穏さを帯び、逃げ場のない状況が疑心暗鬼や人間関係の分断を加速させていく。閉鎖空間を生かした構成は心理的圧迫を強め、流血表現以上に人の理性が揺らぐ瞬間を際立たせる点が特徴である。単行本は完結済みで続編も展開され、過激さの中に物語性を重ねる作風から、外薗昌也の作品群を理解する上で重要な位置を占める一作として語られている。

彼岸島フォロワーかと思いきや、思った以上に狂ってた島ホラー

おすすめポイント・感想・レビュー
正直に言うと、島サバイバルものが一気に増えた時期に、流れで手に取った作品でした。

最初はよくある無人島ホラーかなと思っていたんですが、読み進めるほどに方向性がズレていくのが逆にクセになるんですよね。

完成度で言えば粗は多いんだけどそれでも最後まで読まされる引力があって、刺さる人には妙に深く刺さるタイプの漫画です。

閉鎖空間ホラー
無人島という逃げ場のない舞台設定が、とにかく強いです。

仲間内で疑心暗鬼が広がり、判断ミスが連鎖していく流れは、序盤に限って言えばかなり正統派のサバイバルホラー。

グロさもありますが、それ以上に人間関係が崩れていく過程が怖い。

先が読めない展開
最初はエグくてグロい正統派スプラッターだと思って読んでいました。

ところが中盤以降、雰囲気が一気に変わって別ジャンルみたいな顔をし始めます。

サバイバルホラーを期待し続けると、後半は確実に置いていかれること間違いなし。笑

サバイバル、宗教、超常現象まで方向転換が激しい!

こんな人におすすめ
グロ耐性があって、混沌やB級ホラーノリを楽しめる人にはおすすめ。

カオスな展開を笑って受け止められる人なら楽しめるはず。

逆に、感情移入重視の人にはあまり向かないかも。

元々、感情移入できるキャラがほとんどいない作品ですが、異常者だらけの中で、唯一の常識人であるはずの主人公が、から化け物側につく展開には驚きしかありませんでした。

そこから先は完全にカオスです。笑

手に汗握るスプラッタホラーだったはずが、途中からみんな全然死なないし。

なによりもマリが正ヒロイン枠に収まるとは読み始めたときの自分には予想もできませんでしたよ。

そして最終回、打ち切りエンドの一部完かと思ったら、そのまま二部へ続くというw

今だけ8巻まで無料(1/8まで)

え、そっち行く?の連続w

類似作品 こちらもオススメ!

閉鎖された島でのサバイバルを描いた『彼岸島』(松本光司)。感染拡大と集団崩壊を描く『インフェクション』(及川徹)。狂気とバイオレンスを突き詰めた『サタノファニ』(山田恵庸)。ホラーやサスペンスだったはずが、途中からギャグなのかと思えるほど大きくテイストが変わった作品としてこの3作品は近いかもしれません。

あとがき

あなたがランキング1位に選ぶおすすめ作品はどの漫画ですか?

注:この記事内にアンケートがあります。アンケートへのご参加をお願いします。

今回あらためて振り返ってみて、外薗昌也という作家はやっぱり一筋縄ではいかないなと感じました。

犬神が代表作扱いされがちなのはわかるんですけど、正直それだけで終わらせるのは惜しい。

エマージングの現実に刺さる怖さもあるし、鬼畜島みたいに振り切った狂気もある。

どれも方向性は違うのに、読後に残る感じはちゃんと外薗作品なんですよね。怖いのに、あとから妙に思い返してしまう。この後味こそが一番の魅力かもしれません。

外薗昌也をまだ読んだことがないなら、まずはエマージングを手に取ってみてください。3巻完結と短いので、合う合わないが判断しやすいと思います。

これからもホラーに限らず、また意外なジャンルを見せてくれるかもしれません。

あの独特の外薗節はそのままで、長く作品を描き続けてくれたら嬉しいですね。

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【リアルSF漫画家】かわぐちかいじのオススメ作品ランキング!https://mangakarankings.com/223https://mangakarankings.com/223#respondMon, 29 Aug 2016 12:10:54 +0000http://mangakarankings.com/?p=223

タイムトラベルもの・軍事モノ・政治モノ漫画。 といえば漫画家「かわぐちかいじ」をおいて他にいない。 とはいえ、最初の頃はなかなか売れずに苦労した漫画家でもある。実はかわぐちかいじの最初のヒット作は麻雀漫画なのだ。(片山ま ... ]]>

タイムトラベルもの・軍事モノ・政治モノ漫画。

といえば漫画家「かわぐちかいじ」をおいて他にいない。

とはいえ、最初の頃はなかなか売れずに苦労した漫画家でもある。
実はかわぐちかいじの最初のヒット作は麻雀漫画なのだ。
(片山まさゆきとほぼ同時期にヒット)

その後徐々に好きな作品が描けるようになっていって、
今のスタイルが出来上がった。

人間味あふれるキャラも特徴的で、
講談社漫画賞は3度も受賞。
(アクター、沈黙の艦隊、ジパング)

太陽の黙示録で小学館漫画賞も受賞している。

代表作の「沈黙の艦隊」「ジパング」はもちろん、
他の作品も海軍の戦いものだけでなく、政治や野球や災害パニック系など
どれを読んでもSFなんだけど、どこかにリアルさが潜んでいて、
ワクワクせずにはいられない!

なんでも、お父さんは本当に船に乗っていたとかで、
リアルさはその辺からくるものなのかも。

そんなかわぐちかいじのおすすめ作品ランキング!

8位 兵馬の旗(ひょうまのはた)

(作品解説)
主人公は徳川幕府の旗本で、なんとヨーロッパ留学経験者!
幕末の激動の中で、留学経験から日本の将来の道を探る、幕末マンガ!
新鮮組、勝海舟など、実在の人物のも登場し、銃士隊の戦闘シーンもカッコイイ!
歴史好き、ミリタリー好きな人にもばっちり!

(感想)
幕府からの西欧留学生自体は存在したが、この主人公はフィクション。

留学時代のエピソードもあるので、
侍がヨーロッパに留学し、そして帰ってきて何を為したのか!?
このなストーリーにロマンを感じる人にはオススメ!

日本で内戦が起き、武士が刀と鉄砲、
大砲で戦っていた不思議な時代の雰囲気を体感!

日本が占領されなかったのは、
兵馬たちみたいなご先祖が頑張ったからなのかもしれない。

7位 僕はビートルズ

(作品解説)
ビートルズの曲をコピーして演奏するバンド「ファブ・フォー」。
その力量はかなりのものだったが、メンバーの一人がバンドを抜けると言い出した。
駅でもみ合いをしているメンバーは、勢い余って線路へ転落。
気が付くと、ビートルズ誕生前の日本にタイムスリップしていた。

(感想)
来ました!かわぐちかいじのタイムスリップもの!!
しかも「ビートルズ」ネタです。

かわくじかいじっていうと、戦争ものとか難しい題材が多いイメージだったので、
ジパングと同じタイムスリップ作品でも新鮮。

タイムスリップ作品といっても、
僕はビートルズは最近のかわぐちかいじには珍しい原作付きマンガ。

モーニングの新人漫画賞を原作で始めて受賞したという、
藤井哲夫の作品の作画を担当したマンガ。

苦悩しながらも、それぞれの道を選んでいくメンバーに
「えーっ!このまま本当にビートルズにとって変わっちゃうの?マジっすか!!」
と思いつつも、そんな展開も見てみたくて、どんどんページが進んでしまった。

ちょっと最後は物足りなさを感じたけど、タイムスリップもので
ifが現実になってしまうと面白さが後半にいくにつれて
減っていくのはある程度しょうがないのかな。

6位 Eagle(イーグル)

(作品解説)
まさかのアメリカ大統領選がテーマという異色の政治マンガ!
大統領選に出馬するキャラがなぜか日系人という、かわぐちワールド!
共和党代表選、資金、広報活動、銃規制問題などなど、後の世にトランプという候補が出てくるのを作者は知って狙ったんじゃないかとすら思える。

(感想)
日本で政治を描きながら
ちゃんと面白い漫画を書ける数少ない漫画家かわぐちかいじ。
さすが制度なんかはしっかりしてる。

ちょうど大統領選の時に読みなおしたので、よけい面白かった。
アメリカの大統領選よくわからなけりゃ、これ読んどけって感じ。

ただかわぐちかいじの漫画だけ読んでたら間違いなく思想偏るぞw

女性キャラの描き方はいつものかわぐち先生なので、
萌え要素はゼロ!そこは諦めて読むべし!

5位 空母いぶき(くうぼいぶき)

(作品解説)
自衛隊で初めての空母を作ったら尖閣諸島に中国軍がやってきた!
という、作者がついに描いちゃったよ!という雰囲気にあふれる現代軍事マンガ。
まだまだ巻数は少ないけど、これから間違いなく、色んな意味で話題になると思われる。

(感想)
まず、1巻を読んだら、
「あー、かわぐちかいじは前からこれ書きたかったのかも?」
という気合のいれっぷり。

とある中国人将校の目が笑わなさすぎるのが怖いw

空自と海自の派閥?みたいなのも描かれたり、
外交シーン、閣議シーンなど、戦闘以外もオススメ!

というかそれもメインか?

そして、やたらぶっ飛んでる艦長に巻き込まれてる隊員達が心配だw

4位 太陽の黙示録(たいようのもくしろく)

(作品解説)
かわぐちかいじが、日本沈没したらどうなる?という地震大国永遠のテーマに取り組んだマンガ。
といっても大地震や火山の噴火での悲惨な状況を描いたマンガでは無い!
メインは日本沈没後、世界中に難民として散り、海外で生活する日本人たち、そして大国アメリカ、中国の思惑!

(感想)
作者がアメリカと中国をどう見てるかは少なくとも伝わってくるw

日本人の難民キャンプでの生活、
移住先の現地人との摩擦なんかは良く書かれてるなー。

ニュースで見ても「難民問題?大変だねー」くらいだったのが、
少し問題理解が進んだ気がする…が気のせいかも(笑

序盤で台湾に牛肉麺食べに行きたくなること間違いなし!

3位 生存~Life~(ライフ)

(作品解説)
余命短いオジサンが、時効目前になった娘の事件の真相を追っていくという、一見よくある?ミステリーマンガ。
しかし、この本は何と言っても、原作:福本伸行 作画:かわぐちかいじ という巨匠コンビがタッグを組んでいるのが最大の特徴。

(感想)
福本伸行ランキングに載せても良かったんだけど、
作画はかわぐちかいじなのでこちらに。

このコラボって、どっちのファンが多いんだろ?
やっぱ福本伸行が好きでって人が多いんだろうな。

告白よりもかわぐちかいじの作画がマッチしてたなぁ。
面白かった。

これかわぐちかいじはどれくらい関わってたんだろう。

絵だけなのかな?
それくらい細部のセリフまで福本節に溢れてるw

カイジのようなザワ…ザワ…感はもちろんないけど、
読み進むと時折にじみ出る、圧倒的……福本伸行感っっ……。
たまに絵がカイジ風に見えてしまう程、原作の強さがでる箇所がある。

かわぐちかいじも福本伸行もどちらもコアなファンがついてる漫画家。

少なくともこの二人のコラボで
まだまだ他の漫画を見てみたいと思える出来。

2位 ジパング

(作品解説)
海上自衛隊のイージス艦「みらい」は、ミッドウェー沖で任務中に謎の嵐に巻き込まれる。
嵐を抜けると、そこは第二次世界大戦中のミッドウェー沖であった。
タイムスリップしてしまった「みらい」と隊員たちの運命やいかに・・・。

(感想)
戦国自衛隊をもっとリアルにしたような作品。

イージス艦ごとタイムスリップしちゃうとはね。
これは考えなかった!さすが、かわぐちかいじ先生。

確かにね!今の文明を過去に持っていったら、どうなったんだろうって思うもの。

現代の技術を第二次世界大戦の頃に持ってったらさ、もうね。
何やっても圧勝ですよ!!その圧倒的な強さで勝っちゃう痛快さ!

けど、ちゃんと燃料や食料の問題とか、圧倒的な強さ故に、
命の重さと歴史を変えたんじゃないかと苦悩する隊員たちの人間ドラマなどなど。
ただタイムスリップしてつえーっていうだけじゃないところもいい。

最初の頃は、テンポもよくて、沈黙の艦隊のタイムスリップ版のような感じで、
めちゃくちゃ面白いと思ったけど、中盤からのテンポの悪さが残念。

途中までならランキング1位でもいい作品なんだけどな。

ちょっと長く続けすぎたなって感じ。
それでも仮想戦記ものとしては充分おすすめできるレベル。

でもタイムスリップという定番ものを、真剣かつ大胆にやっちゃう、
かわぐちかいじが好きだ!

第二次世界大戦の細かい戦歴のこともわかっちゃう漫画w

1位 沈黙の艦隊(ちんもくのかんたい)

(作品解説)
かわぐちかいじの長編政治マンガの代表作。
日本の原子力潜水艦が脱走!暴れ回る(政治的にも軍事的にも)!
今読むと当時の世界の雰囲気が伝わって面白い。
大国間の思惑とかを見れるのもこの作品ならではか。

(感想)
海江田艦長のアゴにさえ慣れれば読者の勝ち!
あとは潜水艦やら政治家の慌てる様子を楽しむだけw

潜水艦が無双するナンチャッテ軍記ものデショ?ツマンネ。
と思うことなかれ。

衆院選やら、日米同盟やら、政治メインの潜水艦マンガ。
と書いても意味分かんないけど、この政治とのからみがヒジョーに面白いのだ。

実際には色々と考えられないことだらけなんだけど、
胸が晴れるシーンも多いのでは?

かわぐちかいじ作品で迷ったらまずはこの作品をオススメ。

ト○ンプ大統領になった日にはこのマンガを現実化した方が良いかもww

あとがき

あなたがランキング1位に選ぶおすすめ作品はどの漫画ですか?

注:この記事内にアンケートがあります。アンケートへのご参加をお願いします。

基本、海江田と深町の2パターン覚えておけばOKだな。
どの作品も読んだ瞬間にそのキャラが冷静タイプか激情型かがわかるw

沈黙の艦隊読んだのはもうだいぶ前だけど、ランキング並べてたら
「これよりは面白かった。」「これよりは上かなぁ」
ってやってるうちに結局1位に置いてしまった(汗)

難解さとエンターテイメントのバランスがすごく良かったんだよな。
思い出補正だいぶ入ってるから今度読みなおそう。

終わり方が雑っていう評価も多いかわぐちかいじ。
(ある意味浦沢直樹とも似てるな)

それでも仮想戦記系の漫画は投げっぱなしが多い中で、
ちゃんと終わらせてるだけでも立派だと思う。

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ギャグセンスが天才的!加瀬あつしのオススメ漫画作品ランキング!https://mangakarankings.com/1044https://mangakarankings.com/1044#respondWed, 26 Oct 2016 12:18:43 +0000http://mangakarankings.com/?p=1044

ヤンキー漫画を中心としたギャグ作品を世に送り出し続ける漫画家、加瀬あつし(かせあつし)。 代表作は、連載デビュー作でもある「カメレオン」。ヤンキー漫画ランキングでも常連の有名作品。 といっても加瀬あつしの作品のほとんどは ... ]]>

ヤンキー漫画を中心としたギャグ作品を世に送り出し続ける漫画家、加瀬あつし(かせあつし)。

代表作は、連載デビュー作でもある「カメレオン」。ヤンキー漫画ランキングでも常連の有名作品。

といっても加瀬あつしの作品のほとんどは、高橋ヒロシや田中宏のようなリアル路線ではなく、ヤンキーマンガ風のギャグ漫画。

ほとんどの作品に共通する特徴として、

  • 出てくるヤンキーは、昭和臭をどこと無く感じさせる憎めないワル
  • 主人公はクズでゲスで雑魚で、人として最低な人格
  • 主人公が神がかり的な幸運とハッタリで人望を得ていく

と言うトンでも展開が繰り広げられる。

中でも全作品共通の最大の特徴はもはや天才的とも言えるそのセリフ回し!

常人じゃ考え付かないようなネタを次々と生み出し、爆笑の渦を巻き起こすその姿はまさに神か悪魔w

今回は下ネタギャグ満載の加瀬あつし作品をおすすめ順にランキング!

4位 ばくだん!〜幕末男子〜(ばくだん!ばくまつだんし)

(作品解説)
加瀬あつしが送るマンガ史上前代未聞の幕末ヤンキー漫画。
ヘタレヤンキーである安達真琴(転校デビューの元いじめられっ子)と同級生の高階蓮(実は幕末好きの歴女)は京都の修学旅行中に三条大橋から転落。
なんとそのままタイムスリップし辿り着いた先はなんと幕末の京都!
危うく攘夷浪士に天誅されかけるもある男が彼らを助けた。その男の名は近藤勇。
新選組局長と名を知られる事になる男である。
そんな幕末の時代を生き延び彼らは無事に元の時代へ帰れるのか!?

(感想)
舞台が幕末なだけに史実に登場するキャラがわんさか。

土方歳三や沖田総司、新選組各人達の最期を知っている真琴が未来を変えようと行動する様子はこっちもつい応援したくなります。

いじめられっ子だった過去を持っててもかっこいいやつはかっこいい!

また加瀬あつしのお約束の下ネタも未だ健在。上手く下ネタに落とした造語やフレーズは意味が分かってる人程クスッとし、笑いをこらえ切れなくなるでしょう。

歴史を知れば知る程面白くなる。

そして下ネタを知れば知るほど自分が少し汚れていくのが分かるw

面白かったのに、なぜ打ち切りなのかが謎。人気なかったのかな?

打ち切りのせいでラストがメチャクチャ。ちゃんと終わってれば、間違いなくおすすめ作品なんだけど…。

3位 ジゴロ次五郎(ジゴロじごろう)

(作品解説)
漫画家「加瀬あつし」が描く走り屋マンガ。
主人公「石川次五郎」が、解体屋で見つけた伝説のS13シルビアを手に入れ、様々な奇跡を起こす。
最強の兄「石川九州男」がいるにも関わらずなぜか周りから馬鹿にされている次五郎が奇跡を起こすにつれて一目置かれるようになっていく。

(感想)
舞台が走り屋マンガなだけに多種多様の車が登場。レースシーンもちょくちょく挟まれるのでレース目当てで読んでも面白い。

加瀬あつし作品ではお馴染みの下ネタギャグも健在。なのでレースは分からないって人でも充分に楽しめます。

また車以外にも濃ゆい走り屋達が多く登場し、非レースな日常もついゲラゲラ笑ってしまう程掛け合いが面白い。

上手い掛け言葉も多く加瀬あつしのボキャブラリーのすごさを感じる。脱帽。

2位 ゼロセン

(作品解説)
加瀬あつしの学園漫画で、週刊少年マガジンで連載。
太平洋戦争時に冷凍状態となった「旭歳三」が現代社会で息を吹き返し、中学教師となる。
そこで問題児ばかりを集めた「Z組」の担任となり、軍人らしい大和魂で問題児たちの歪んだ心を矯正していく。

(感想)
「ゼロセン」のタイトル一発ネタのような漫画。…かと思いきや、意外と熱血教師漫画として成立している。

この作品も「ヤンキー」「下ネタギャグ」満載の加瀬あつし独特のストーリー。

軍人らしい厳しく男らしい旭歳三と、ドエロな旭歳三の二面性が読んでいて飽きがこない。

ピーポとかチャッキーとか現実にはいそうもない中学生も、やっぱりどこか抜けていてかわいげのあるキャラクターばかりで楽しい。

ちなみに、ゼロセン自体は旧日本軍関連の言葉だけど、何故かキャラクターには「歳三」「錦」「永倉」等、新選組関連の名前が多い。

キャラクターのモデルとなった人物から肖像権侵害の訴訟をされた影響で連載が終了してしまったという噂もあるけど、可能であれば続編を読んでみたい漫画。

1位 カメレオン

(作品解説)
ヤンキー全盛期の1990年代の千葉が舞台。
某ロックンローラーに名前が激似の高校デビュー男子が主人公「矢沢栄作」
もちろん高校デビューなので腕っ節は…。
一話から中学時代カリスマと騒がれたイケメンヤンキーと同じ学校に入学した事が判明。
中学時代(イジメられッ子)に戻りたくないエーサクは、生まれ持った「強運のみ」でさまざまな逆境を乗り越えて行く。

(感想)
やっぱりランキングにしたら、これが1位。

当時はヤンキー風のギャグ漫画としては、同時期にマガジンで連載してた「特攻の拓」の方が好きで、カメレオンはそんなにちゃんと読んでなかった。

改めて見返してみて、やっぱり今読んでも面白い。

加瀬あつしの描く漫画はどれも「キャラ」が素晴らしい!

特に鮮明に覚えているキャラは、矢沢栄作とは喧嘩の強さ・財力・カリスマ・顔・全てにおいて真逆の、「松戸のエーちゃん」こと松岡エイジ。

他にも魅力的なキャラが多数登場。

後半のすすむにつれ「そんな人間いないだろ」みたいなヤンキーも登場するけど、独特のギャグ感で世界が構成されているので特に違和感なく読めるのが加瀬あつしのすごいトコロ。

後の作品「ポリ公マン」とも世界が被っていて、作中で登場した主要キャラの一部は「ポリ公マン」にも登場する。

あとがき

あなたのおすすめ作品1位は?

注:この記事内にアンケートがあります。アンケートへのご参加をお願いします。

未だに、デビュー当時のような面白さを見せてくれる加瀬あつし。

とはいえ、やっぱりおすすめ順にランキングにするとカメレオンが1位になっちゃんだよな。

客観的に見ればカメレオンは下品極まりない漫画なんだけど、実は講談社漫画賞を受賞してたり、少年の心を掴んでいた事は間違いない。改めて読んでみても、台詞回しに、天才だと思わずにはいられない。

現在はカメレオンから7年後を舞台にしたくろアゲハを連載中。

ちなみ、加瀬あつし自身はバーチャファイターの愛好家で、仕事場に1台ン百万もするゲーム筐体を購入設置するほどの剛の者。週刊ファミ通でも1ページコラムにその事が写真つきで紹介されたり、作中に何度もバーチャファイターが登場する事もある。

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