【雰囲気抜群】浅野いにおのオススメ漫画作品ランキング!

浅野いにお

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サブカル好きがハマりそうなマンガ。
ヴィレッジヴァンガードに並んでそうなマンガ。

といえば、最近の漫画家でメジャーどころだと浅野いにおがダントツだろう。あとは押見修造。(実際に並んでるかどうは知らん)

もう「浅野にいお」じゃなくて「いにお」っていうところに、普通には読ませないぞっていうオシャレな雰囲気が漂っているw(何回間違えたことか…)

宮崎あおい主演映画「ソラニン」、「おやすみプンプン」などで知られる漫画家。
師匠は「最終兵器彼女」の高橋しん!

処女作品を持ち込んで1週間でデビューした経歴の持ち主。

「ソラニン」ではバンドを組む若者たちを描いているが、浅野いにお自身もバンド活動をしており、作中に登場する曲の作詞をしている。

でんぱ組.incの曲でも作詞しており、ギターも演奏しているようだ。(多才かよ…。笑)

作品から放たれる独特な雰囲気。感傷的なストーリーと、若者の閉塞感を描いていて、キャラクターは、どこかに居そうな人間臭さがある。

作風でも、背景などの作画の描き方しても、今後影響を受けた漫画家が出てくることは間違いない。

10年後の漫画界に影響を及ぼしそうな人ナンバーワン。
浅野いにおのオススメ作品ランキング!

5位 おざなり君

(作品解説)
主人公であるしがない(?)企業戦士、おざなり君の奇天烈な日常を描いた作品。
一見適当な絵柄の中に、ロックンロールとギャグ、そしてシリアスを絶妙に織り交ぜた一作。
漫画家浅野いにおの世界観全開で描かれている。

(感想)
これまでの浅野いにお作品と全く違う絵柄に抵抗があったけど、その適当な絵柄に違わぬ突き抜けたギャグは読んでて爽快。

躊躇なく上司をブン殴るシーンや、世の中への不満をロックにぶち撒ける描写などは見ていてスカッとした。

しかし、そこはやはり浅野いにお。

読み進めていくにつれ、少しずつ読み手を情緒的世界観に引き込ませていく。

読み終える頃には、自分が抱えていた鬱憤や、社会への疑問などを代弁したおざなり君に敬愛の念を覚えるほどだった。

どこかアツく、考えさせられる作品。

4位 おやすみプンプン

あらすじ・作品解説
漫画家、浅野いにおの代表作のひとつ。
「おやすみプンプン」は、小野寺プンプンという少年の、小学生から20歳頃までを描いた物語。
普通の男の子だったはずのプンプンの人生が、転校してきた愛子ちゃんへの一目ぼれを皮切りに、なんだかおかしな方向へと進んでいって…。
浅野いにおが背景に力を入れるためにプンプンの見た目を簡略化したと語るとおり、写真をもとにした緻密な背景画と、デフォルメ化された主人公プンプンたちとが合わさって、不思議な世界観を醸し出している。

おすすめポイント・感想・レビュー
やばい。

何がやばいかというと、読んだ後のズーンと沈んだ気持ちの重たさがやばい。

浅野いにおの思惑通りですね。笑

周りはみんな普通の人間として描かれてるんだけど、プンプンの家族だけが一筆書きの鳥のような見た目で描かれています。

明るく希望があるシーンもあるけど、奈落の底に突き落とされるくらい暗いシーンも多く、読んでて苦しいくらい過酷な作品なので、鳥のようなプンプンの見た目が物語をマイルドにしてくれてます。

プンプンは、気は小さいけど性格は優しくて、うじうじするけど基本良い子。そんな彼が、過酷な現実の中、うじうじしながらもなんとか生きていく姿に、自分ももうちょっと頑張ってみようと勇気をもらえます。

好きだったのは雄一と翠ちゃんのカップル。

雄一おじさんは見るからに病んでて不健全なんだけど、結構たくましくてかっこいいんだよなぁ。

この2人がくっつくエピソードは、暗いこの物語の中の救いではないだろうかw

鬼頭莫宏作品などの、どこか救いの無さを描いた作品が好きな人におすすめ。

クライマックスの亡くなった愛子ちゃんのカバンから七夕の短冊が出てくるシーン。

プンプンと愛子ちゃんを小学生時代から見てきた読者からすると、涙なしには読めないくらい胸を打たれるシーンでした。

あなたが私をずっと忘れませんように

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3位 デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション

(作品解説)
突如空に現れた侵略者によって攻撃された東京、危機に瀕した人類。
この物語は、そんな「8・31」の事件から3年後の世界が起点となる。
侵略者が上空に鎮座しつづける東京、そこで生活する少女たちの日常とは…

(感想)
鬼才・浅野いにおによる最新作!
少女と日常とデストピア!なんてぶっ飛んだ発想!

そしてまた今回も、女の子がかわいい…!!!

個性豊かな少女たちと侵略者のいる巨大な母艦は、何ともミスマッチ。と言いたいところなんだが、これがまたいい味出してる…。

少女たちの日常はいたって普通だし、正直言うとどこにでもあるような、そんな感じ。友達とふざけあったり、恋に悩んだり、将来について考えてみたり。

けれどもそこにはやっぱり侵略者がいて、それによって蝕まれる日常もあって…。そんな、今までありそうでなかった世界が、この漫画にはつまってる!

日常のような非日常を求める人に、ぜひおすすめしたい。

ランキングはとりあえず3位に、今後の展開に期待!!!

2位 虹ヶ原ホログラフ

(作品解説)
共通の事故のトラウマを抱えたまま大人になった同級生達が導かれたように巡り会い、忘れてはいけない事実と虚像と真実を闇の中に吐き出した時、世界は狂いだす。
主人公達の幼少期と青年期が交互に進んでいき、過去に犯した過ちと主人公の記憶がリンクした時、全貌が明らかになる。

(感想)
兎に角ダーク。

どこまでが誰の時系列で、誰が主人公か、誰が何をしたか、誰が悪で誰が正か。見失い、混乱しつつも引き込まれる、浅野節全開な作品。

希薄な友人関係とか、小学生の無邪気な悪。

それは大人になっても全く変わらない。っていう現実をリアルに包み隠さずに描いてて、後味あまり悪くない。終始ダークなのに。

色んな事から逃げたい、怠けたい大人の心情を見透かして、でも最後には逃げれない。と言われてるような気持ちになる。

楽しい気分になる箇所は全くないけど、読み終わった後は、何故か頑張ろう。と思わせてくれる。

これを世に出そうと決めた作者、浅野いにおと出版社に拍手。

1位 ソラニン

(作品解説)
浅野いにおの代表作のひとつ。
宮崎あおい主演で映画化もされた。
2巻で終わるショートストーリーで、主人公芽衣子の人生のひとかけらと成長を描いている。
思わず引き込まれてしまう、生活感あふれる雰囲気に注目。

(感想)
未来に希望を見いだせずにいる主人公カップル芽衣子と種田。その描写が、いい意味で生々しくて共感させられる。

そんな登場人物があっさり居なくなってしまうのも、また生々しくて、胸がズーンと暗くなる。

主人公、芽衣子のかわいさもすごい。一重、そばかす、喫煙者っていう、世に言うヒロイン像とは結構かけ離れてるんだけどそれをかわいく見せられるのはさすが。

浅野いにおは本当に女の子を魅せるのがうまいなぁ。

あとがき

ランキングまとめてみて、どれも思春期に読んでたら感化されそうな漫画だなぁ。

ネットだと、叩かれたり称賛されたり忙しい浅野いにお作品。

浦沢直樹の漫勉に出てるの見たけど、読ませる為にいろいろ工夫してるのはすごいと思った。

なんかね、コレ系の漫画って、読んでる方もちゃんとそれっぽい感想言えないと語っちゃいけないようなイメージがある。
だからまとめるの嫌なんだよ(笑)

個人的には、感情のリアリティ、描写の細やかさが欲しい時におすすめ。

作画方法が似てるのもあって、花沢健吾もよく一緒に名前出るけど、あっちはもっと泥臭いからなぁ。作品全体だと花沢健吾の方が好き。だけど、数十年後に漫画史に残るのは浅野いにおだろうな。

オシャレサブカル路線でつげ義春→松本大洋→???

もしくは、作画表現で大友克洋→松本大洋→???

あたりで。

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