駄作ゼロのヒットメーカー!浦沢直樹のおすすめ漫画作品ランキング!

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

読み始めたら続きが読みたくてしょうがない漫画。続きが気になって読み終わるまで眠れなくなる漫画。

そんなマンガを量産してる天才漫画家。漫画家の中で手塚治虫文化大賞を唯一、2度受賞してる作家。

はい、浦沢直樹(うらさわなおき)です。

今回は浦沢作品ランキングを作成!
おすすめ作品てんこもりです。

7位 PLUTO(プルートウ)

あらすじ・作品解説
ロボットと共存する近未来の話。スイスのロボット、モンブランが何者かに破壊された。
ドイツの敏腕刑事ゲジヒトが捜査に乗り出す。
モンブランを皮切りに次々と破壊されていく世界最高性能のロボット。
果たして犯人は?動機は?謎が深まっていく…。
ロボットは人を殺さないという法律がストーリーの軸になり、ロボットはどうあるべきか、人間はどう受け入れるべきかが問われていく。
手塚治虫の「鉄腕アトム」の中のワンエピソードである「地上最大のロボット」を下敷きにした作品。
「MONSTER」「20世紀少年」と、漫画家としてヒット作を連発していた浦沢直樹が、あの「鉄腕アトム」をリメイクするという事で連載直後から大きな反響が寄せられた作品。
手塚治虫文化賞マンガ大賞。文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞など数々の賞を受賞。

浦沢直樹版の鉄腕アトム!

おすすめポイント・感想・レビュー
元ネタが「鉄腕アトム」ということで、見どころは手塚治虫の世界観を浦沢直樹がどのように表現していくかにつきます。

ウランちゃん、お茶の水博士、伴さんなどおなじみのキャラクターが浦沢流に描かれています。オリジナルの原作と比べるとアトムもゲジヒトもより人間らしい。

かつての記憶を失った主人公ロボットのゲジヒトが、たびたび悪夢に悩まされ、心理カウンセラーに自身の悩みを打ち明ける場面などオリジナルよりもシリアスな内容に改変されてる。

個人的にはもう戦争にはいかない、ピアノを彈き続けるといって練習を続けるノース2号の話がとても好きでした。

よくある過去の作品の現代風リメイクではなく、ちゃんと浦沢作品でした。

6位 パイナップルARMY(パイナップルアーミー)

(作品解説)
ジェド・豪士という元傭兵が戦闘インストラクターとして民間人を一人前の兵隊に育てるストーリー!
ハードボイルドのにおいが漂う、男なら必ず引き込まれること間違いなし。
エピソードごとの読みきりで読みやすい。

(感想)
浦沢直樹の初の長期連載作品。

原作付き(工藤かずや)漫画なので、銃器などコミックの中で扱われている武器の情報が豊富で正確。サバイバルに少しでも興味がある人は、これだけでも読む価値あり!

ただのサバイバル漫画ではなく東西冷戦や、ベルリンの壁崩壊など、歴史に沿ったエピソードも満載なので世界史のプチ情報が身に付く特典も。

傭兵という日本人にはなじみがない職業なのに、なぜか読んでいるうちに強くなった気になるのが不思議。

とあるエピソードの中で、戦車の大軍に襲撃されながらも、主人公たちが生身のまま、対戦車用地雷を一台ずつ取り付けていく肉弾作戦が成功した時は、震えがくるほど気持ちいい!

子供の頃、エアガンで遊んだ人に是非おススメ。

5位 BILLY BAT(ビリーバット)

(作品解説)
漫画家のケヴィン・ヤマガタはアメリカで「BILLY BAT」という、コウモリのキャラクターを主人公に漫画を描いていたが、「このキャラクターを日本で見たことがある。パクリではないか。」と言われたことから、以前従軍して訪れた日本に足を運ぶが・・・。
2008年から現在も掲載中の浦沢直樹作品。

(感想)
浦沢直樹、得意の群集劇の真骨頂!

浦沢直樹って絵と物語の難解そう(読みにくそう)な印象から、新作読み始める前はいつもとっつきにくいっていう印象があるんだけど、

最初はコウモリにかかわった人たち、それぞれの生きざまをが明らかになっていくと、結局、いつものように物語にのどんどんめりこんじゃう。

もうここまでくると、浦沢流w

実際に起こった事件の描写は、臨場感があって、さすが!!と思ってしまう。

そこに「コウモリ」のどこか憎めないキャラクターが加わることで、リアル×ファンタジーの不思議な感覚を味わえる。

過去から未来へと受け継がれてきた「コウモリ」の謎。迫りくる謎の組織・・・。謎が謎を読んで物語はどこに終着するのか、全然予想がつかない!!ページをめくる手が止まらないっ!

あくまでも現代社会に当てはめて考えられるっていう、「モンスター」や「20世紀少年」と比べて、最近は、SF色が強くなってきてしまったのがちょっと残念。最初のサスペンス路線の時の方がよりわくわくしてた。

今回は最後までちゃんと完結させてほしいな。

4位 YAWARA!(やわら)

(作品解説)
柔道家一家に育つ主人公、猪熊柔が子どもの時は柔道に対して、年頃になるにつれ友人や恋愛感情、そして頂点への夢へと女性柔道家の心の変化を描いていく青春漫画。
第35回漫画賞小学館受賞を受賞。

(感想)
柔道ブームと言えば自分の中ではこの漫画!
柔道マンガランキングでも間違いなく上位。

モンスター以降の物語をどんどん膨らませていくスタイルも好きだけど、初期の浦沢作品もこれはこれでいい。

やわらちゃんは最初から最後まで無敵設定。の割に曽田正人のように感情移入しにくいっていうこともなかった。

周りのキャラの感情の豊かさで、負けた時の悔しさや勝った時のうれしさなどを表現していたからかな。

全体的に面白いけど、もう少しだけ短くまとめても良かったような気はする。

3位 MASTERキートン&MASTERキートン Reマスター(マスターキートン/マスターキートンリマスター)

(作品解説)
考古学者でありながら、生活のためにロイズ保険組合の調査員をしている主人公の「平賀=キートン・太一」。
ロイズ保険組合の調査中、彼は様々な人に出会い、様々な人の人生に触れていく物語。

(感想)
ある時は考古学者、そしてある時は、超凄腕の調査員。そんな二面性に惹かれる。

また、調査の対象者の過去や調査で赴いた土地の歴史にも触れ、とても深い物語に時間を忘れて読みふけってしまう。

「MASTERキートン Reマスター」は、「MASTERキートン」の物語終了から、時間がだいぶたった後の物語。

登場キャラクター達の振る舞いや表情に時間の流れを感じ、平賀百合子ちゃんの成長には思わず「おおっ!」と思った。

原作付はラストまでちゃんとしてていいなぁ。

2位 MONSTER(モンスター)

(作品解説)
日本人の医師を主人公にドイツ、チェコなど世界を舞台にし医師と少年ヨハン(モンスター)を中心としたストーリーのミステリー漫画です。
単行本は2000万部以上を売り上げ、第3回手塚治虫文化賞マンガ大賞、第46回小学館漫画賞青年一般部門を受賞。

(感想)
大量の伏線と次々と起こる展開に一気に最後まで読めてしまう。続きが気になる感じで各話を終わらせるのがホントにうまい漫画家。ずるい。

最初原作付きの漫画かと思ってた。
オリジナルでこんな作品書くのがすごい。

それに他の浦沢作品と同様に場面によって次々と主軸となる登場人物が変わる。週間連載でたまたまその週買った人にはわけわからん漫画。モンスター以降の作品はまとめ読みがオススメ。

冤罪や医療倫理、権力争い、人間愛、東西冷戦など社会問題も絡めてるので、全ての浦沢作品の中で特にストーリーを見失うことが多かった気がする。

ミステリー要素がこれ以降の作品の中では、一番現実に近いので単純にミステリー作品として楽しめた。

この話ここに繋がってたのか!このキャラここに関わってくるのか!

みたいなワクワクは20世紀少年の方が上だったけど、全体的なストーリーだとモンスターの方が最後まで楽しめた気がする。

浦沢直樹はラストがイマイチ。っていう評価の作品が多いけど、モンスターに関しては、個人的にはそこまで嫌じゃない。

1位 20世紀少年 21世紀少年

(作品解説)
学生時代ロックバンド歌手を目指していた 「遠藤 健児(えんどう けんじ)」は、時間がたつにつれて、いつの間にか夢をあきらめていた。
行方不明になった姉の「遠藤 貴理子(えんどう きりこ)」の子ども「遠藤 カンナ(えんどう カンナ)」を育てながら、コンビニを経営するも、なかなかうまくいかない日々を送る。
そんな中、彼の周りで不可解な事件がおこるようになって・・・・。
浦沢直樹著の本格科学冒険漫画。

(感想)
一度読み始めたら最後まで決して止まれない!大人になってから読んだ漫画でこんなに夢中になった作品は久しぶりだった。

謎がどんどん深まっていく中盤辺りはホントに面白い!モンスターと比べると、群集劇のような主軸キャラが次々と変わっていく感じもすんなり読める。

キャラごとの「変えようのない過去」と「過ぎ去った時間」、「自分の思っていること」と「相手の思っていることの違い」がうまく詰まってる。

ともだち歴以降の町の雰囲気とか、そこの人々とか、その時代に生きてる人達っていうのを描く雰囲気づくりがすごいなって思う。
クレヨンしんちゃんの大人帝国を初めて見た時の、別にその時代に生まれてないのになんか懐かしい気がしてしまう雰囲気に似てる。

終盤がなければ間違いなく最高!

不満も多いけど、でも途中まで先が面白くて仕方なかったのも事実なんだよなぁ。

あとがき

あなたのおすすめ作品は?

あなたの一番好きな浦沢直樹作品は?

結果を表示する

読み込み中 ... 読み込み中 …

モンスターから作風が全く変わった感じ。YAWARAとか全然作風違うからランキング付けづらかった。

その人の好みで順位は全く逆になりそう。

最近は「どんでん返し」とか「伏線」とか好きな感じだね。読んでる最中の先が気になる感じはトップクラス。

「後はみんなで考えてねー」みたいな終わり方が続いてるので、もう少しちゃんと風呂敷たたんでくれるともっと好きな漫画家になるんだけど。

NHKでやってる浦沢直樹とゲスト漫画家が対談する「漫勉」っていうテレビが面白い。不定期でやってるので、好きな人はぜひ。おすすめです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です