やる気のないシュール漫画家!野中英次のおすすめ作品ランキング!

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講談社漫画賞も受賞している有名な漫画家。

なのにとにかくやる気がない漫画家!

といえばそう、野中英次(のなかえいじ)だ。

この人の書く漫画は本当に面白い。なのに、絵はまぁ~適当でやる気がないw

やる気が無くて漫画をカラーで一切書こうともしないし、キャラクターも他の漫画でも書いたキャラの使い回しだし、コミックスのあとがきで「まんが・・・あんまり好きじゃないんだけど」って言っちゃうし。どんだけやる気ないんだよ(笑)

でもそれでも許せる程、この人はシュールで面白い漫画を書く。

だから皆「野中英次だからしょうがないか」って許してしまう・・・ズルい。

そんな野中英次の作品ランキング!

4位 赤い空 白い海(あかいうみしろいうみ)

(作品解説)
普段の野中英次の作品と同じく、物事のどうでもよさそうな裏側を突っ込んでしゃべっているだけの作品。
クロマティ高校や課長バカ一代のようなキャラクターが強く出ている作品ではなく、基本一話完結で各話の登場キャラもバラバラなオムニバス形式の作品集となっている。

(感想)
隔月雑誌掲載からスタートしたのに、HUNTER×HUNTERなんてもんじゃないくらい休載期間が長く、現在作品が存続しているか怪しいほどの作品。

「ガンダム」について熱弁をふるう回が、他の野中英次の作品にはなく新鮮。

後に「ガンダム」は伏せ字になったか、大人気ロボット作品みたいなぼかした言い回しになった覚えがあります。

3位 未来町内会(みらいちょうないかい)

(作品解説)
時は2076年の東京、ここに未来町という街がある。だがそこは他の街とは違って発展に乏しく置いてきぼりの状態。
しかしこの街で電気店を営む田尻清は違った!彼はこの街を活性化させようと奮闘…するのは良かったが、どうも明後日の方向へと向いていってしまう。
この街の未来はどうなることやら…

(感想)
前作「魁!クロマティ高校」の連載終了から始まった本作。

過去の作品にもれずシュールなギャグが万遍なく披露され、街を活性化させようとしているのにどんどん話は脱線していき、最終的には違う方向へと行ってしまう事もしばしば。

と基本的に過去の野中英次作品を読んでる人なら問題なく入れるマンガ。

しかし残念ながら前作ほどヒットは飛ばせず一年とちょっと程度の連載となってしまった。

2位 魁!!クロマティ高校(さきがけ くろまてぃこうこう)

(作品解説)
週刊少年マガジンに2000年から2006年にかけて連載されていたギャグ漫画。
平成14年度の講談社漫画賞少年部門を受賞。
ワールドクラスの「ワル」が集まる東京都立クロマティ高校。
「悪のメジャーリーグ」と呼ばれる程の不良ぞろいの高校に、何故か真面目な学生「神山」が入学したところから物語が始まる。
この漫画の魅力はなんといってもキャラの濃さで他の漫画では見られないようなキャラクターに出会うことができる。
アニメ化と実写映画化、ゲーム化という快挙を成し遂げた漫画家、野中英次の代表作。

(感想)
この漫画の肝は何といってもキャラの濃さ!

この作品に出てくる不良は基本バカですw

絶対に高校生に見えない某ロック歌手をモチーフにした無口なフレディや、本物のゴリラ(しかも増えていく)、どっからどう見てもメカだが、主人公達以外は気づいていない男気あふれるメカ沢など、あげればキリがない程濃いキャラクターが魅力的。

ちなみに作者にキャラ愛というのは全くない。

その例が人気キャラであるメカ沢を「爆破したい」発言や、主人公である神山の出番が後半になるにつれ極端に減っていくことからも垣間見ることができる。

普通の作者ならやらないようなキャラをぞんざいに扱うことが、ギャグ漫画としての面白さを引き出している一因なのかもしれない。

マサルさんを筆頭にシュールギャグ漫画が乱立した時期の作品だけど、この作品はまた独自路線のシュール漫画。

シュール系でしっかりと笑いを取れてたいい作品。難しいことは考えずに面白いギャグ漫画が読みたいんだという人には文句なくオススメ。

さらに1話10ページ未満の話が多いので気軽に読むことができるのもポイント。無駄にセリフが長いこともあるけれどw

実写化もしているけど、成功の部類だと思う。

キャラクターの特徴も抑えているし、原作特有のシュールな笑いも健在。原作と合わせておすすめ。

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1位 課長バカ一代(かちょうばかいちだい)

(作品解説)
漫画家、野中英次初の長期連載作品。
家電メーカー「松芝電機」に勤務し「課長補佐代理心得(後に「心得」が取れて課長補佐代理に昇進しました)」の肩書を持つ八神和彦とその部下達が送るバカ話を真面目に語り合う劇画チックなギャグ漫画。
後に連載される「魁!!クロマティ高校」の雛形な一面も見える。

(感想)
タイトルに関してはもう「空手バカ一代」のパロディと察しは付くと思いますから置いておいて。

この作品の人物はれっきとした社会人で、主人公は肩書きがちょっと謎ですが、地位もそこそこ良いポジションについてます。

だが、そこは野中英次。

社会人や会社内のエピソードを交えながら、ボケとツッコミのバランスがちょうどよく進んでいく。

特に焼き肉での仕切り屋の人が出てくる回の対処法と接し方のアメとムチの話が面白かった。

クロマティで野中英次を知った人なら、高校をそのまま会社に舞台を移したと考えて読めばOK(笑)

クロ高もいいけど、こっちもオススメ。

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あとがき

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個人的な好みでランキングはクロマティ高校よりも課長バカ一代が上に。

まあ、どちらもかわぐちかいじが比にならないほど、同一人物だらけですがw

よく池上遼一と絵が似てると言われるけど、元々池上漫画が好きだったのかな?

最近は、まともな長期連載がなくなってしまって残念。このまま漫画家としての活動はフェードアウトしていくんだろうか。

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